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からくりインターネット の商品レビュー

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2015/07/29

おすすめ資料 第119回 「ことば」を通してインターネットのカラクリを見る(2011.1.7)   本書は丸善ライブラリーという新書版シリーズの一冊です。 内容的には、情報学(視聴覚コーナーのすぐ横)や通信工学(図書館カウンターを越えて新着図書コーナーの横)の棚にあるほうが皆さん...

おすすめ資料 第119回 「ことば」を通してインターネットのカラクリを見る(2011.1.7)   本書は丸善ライブラリーという新書版シリーズの一冊です。 内容的には、情報学(視聴覚コーナーのすぐ横)や通信工学(図書館カウンターを越えて新着図書コーナーの横)の棚にあるほうが皆さんの目に留まりやすいのですが、本学では図書館入り口側の、岩波新書や中公新書の並びにあります。 インターネットは大学生活では欠かせない道具(ツール)になってきています。 ブラウザもサイトもユーザーフレンドリーに進化し、使いやすくなってきています。 これは素晴らしいことなのですが、一方で、「仕組みについては知らなくてもまったく困らない、知らなくてもいい」という状況も作ります。 本書を読むと、インターネットが私たちや社会に与える影響は、まだよく分かっていなくて、研究途上だということが分かります。 インターネットの正体がよくわからないと、足をすくわれるかも知れません。 インターネットの仕組みは知っておくほうがよいことのように思います。 インターネットの解説本となると難しいという印象を持たれるかもしれませんが、そうではありません。 図説と称して著者の頭の中を図示されただけの安直で総花的な解説本よりも、ずっとわかりやすくインターネットの本質が語られています。 本書を特に皆さんにおすすめする理由は、インターネットを「ことば」(テキスト)という切り口で説明している点です。 筆頭著者の相澤さんは、「ウェブ上のことばを対象としたテキスト処理」が専門で、前書きの中で「私の研究対象であるこの『ウェブの中の言葉』を通じてならば、数式やプログラムよりもずっとわかりやすく、広く一般の方々にインターネットのしくみを説明できるのではないか――そんな思いをきっかけに、この本の執筆はスタートしました」と述べています。 「ことば」に対しての感受性が高く、言葉の科学の知識もある本学学生さんには、ふさわしいと思います。 国立情報学研究所のサイトに、本書の紹介を兼ねた著者インタービューが掲載されています(情報研シリーズ13 著者からのメッセージ みんながインターネットを使う時代だからこそ)。 http://www.nii.ac.jp/about/publication/jouhouken-series/13/

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2011/06/29

インターネットに関する技術書ではない。主にWWW上で配信可能な状態にある情報に関する解説で、図書館学に軸足を置き、分類学や自然言語処理など、テキストコンテンツ処理に関する概観説明が主となっている。 電子化された現代におけるトピックなども取り上げられ、人工知能研究に解釈にも踏み込ん...

インターネットに関する技術書ではない。主にWWW上で配信可能な状態にある情報に関する解説で、図書館学に軸足を置き、分類学や自然言語処理など、テキストコンテンツ処理に関する概観説明が主となっている。 電子化された現代におけるトピックなども取り上げられ、人工知能研究に解釈にも踏み込んではいるが、著者の誤解が見られる点も散見されるため、読み物として軽く読める点、分野の概観ができる点のみを評価する。

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2010/06/03

何度読んでも結局何が言いたい本なのかよく分からない。特に第1章(アレキサンドリア図書館に関する部分)の寄せ集め書きっぷりはヒドイ。残念。

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2010/06/01

グーグルの技術力の凄さと言えば、第一に挙げられるのはハードウェア。 検索エンジンはウェブページのコピーを大量に集めることなしに成り立たない。 2009年の国会で審議されるまで、日本では検索エンジンビジネスが合法化されていなかった。

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2010/05/11

「ことば」をキーワードにインターネットの世界を俯瞰する事で、「ことば」の本質、知のあり方を考察する良書。

Posted byブクログ

2010/05/11

2010 5/11読了。筑波大学春日キャンパス書籍部(丸善)で購入。 国立情報学研究所による「情報研シリーズ」の13冊目。 冒頭、古代アレキサンドリア図書館に関する部分についてはなんだか自信なさげなところもあるが(苦笑)、専門領域に入っていってからはさすが、と言った感じ。 文章の...

2010 5/11読了。筑波大学春日キャンパス書籍部(丸善)で購入。 国立情報学研究所による「情報研シリーズ」の13冊目。 冒頭、古代アレキサンドリア図書館に関する部分についてはなんだか自信なさげなところもあるが(苦笑)、専門領域に入っていってからはさすが、と言った感じ。 文章のやわらかさやイラストの使い方に対し、話の内容は易しいわけでは決してないので当初どういう層がターゲットなのかよくわからなかったが、別段子ども向けとかいうわけではなく一般向けの解説書、というスタンスのようである。 自分の理解が中途半端だったところも再確認できて良かった。

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