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少年少女漂流記 の商品レビュー

3.5

33件のお客様レビュー

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2012/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

乙一の妄想と古屋兎丸の絵柄がマッチした、いいコラボ。後味の悪いままのエピソードもあるけど、それにちゃんとオチをつけるのではなく、ラストで「わかんないけど、まあきっと大丈夫だよ」という程度の救いにとどめておいているのが良い。青春時代の悩みってそういうものだもんな。すごい悩んでたはずなのに、大人になれば忘れてしまえる。 古屋×乙一の対談のボリュームが豪華でお買い得。

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2012/04/09

古屋兎丸さんの漫画も大好き。 内容も、誰でもこんな時がある。 学生の時ならではの葛藤が生々しく描かれてある。

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2012/02/25

買ってから本を開くまで、漫画であることに気がつかなかった・・・ 乙一さんの作品は文字で読みたい。 漫画はちょっと受け付けなかった・・・

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2013/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんとなく手にとって、微妙だなって思ってるうちに全部読んでしまった。 マジカル少女らへんから、作品に入り込んでいた模様。 今何だかもやもやした状態だったから、 少しだけ救われた気がする。 中二病っていうか、 自分が将来何をしたいか、とか ほんとはどんな性格の人間なんだろう、とか 悩んできちゃってなー。 (今更中学生のようだな) 風太くんの話からラスト、少しウルっときた。 誰もが誰かから愛されていると感じられる社会を、 作っていかなければな。

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2011/09/30

まさかの漫画! 厨二だなぁ…思春期だなぁ…。 なんか年を感じてしまった作品。 あの頃の悩みってなんであんなに小さいのに大きいんだろ。

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2011/08/23

この作品の少年少女たちに共通するのは、彼らは決してクラスの中心にはいないこと。みんな妄想癖が激しく、時にはクラスメートに嫌悪感すら与えています。学校という限られた世界の中では周りに同調するのが難しく感じてしまうもの。そんな時にどうやったら皆と分かち合えるかを悩むのではなく、新たに...

この作品の少年少女たちに共通するのは、彼らは決してクラスの中心にはいないこと。みんな妄想癖が激しく、時にはクラスメートに嫌悪感すら与えています。学校という限られた世界の中では周りに同調するのが難しく感じてしまうもの。そんな時にどうやったら皆と分かち合えるかを悩むのではなく、新たに自分だけの世界をつくり塞ぎこむ方を選択をした、イタくて微笑ましい10代たちの群像劇です。

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2011/04/03

「すべての厨二病患者に捧ぐ」 V.V.のPOPの煽りに惹かれて購入。 8人の学生が学校と言う世界でもがき、苦しみ、それぞれの結末へとまっすぐに進む。 まさしく学生ならではといった妄想と自意識に溢れた一冊。 痛々しくて見ていられない、見たくないと思いつつも見てしまう。 厨二病を経験...

「すべての厨二病患者に捧ぐ」 V.V.のPOPの煽りに惹かれて購入。 8人の学生が学校と言う世界でもがき、苦しみ、それぞれの結末へとまっすぐに進む。 まさしく学生ならではといった妄想と自意識に溢れた一冊。 痛々しくて見ていられない、見たくないと思いつつも見てしまう。 厨二病を経験した人ならおそらく誰でも感情移入してしまうであろう。 個人的には「魔女っこサキちゃん」がお気に入り。 巻末に収録された乙一×古屋の対談もにやにやしてしまう。

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2011/02/24

乙一だから小説だと思ってページをめくったら、 なんとマンガでびっくりした(笑) 小説家:乙一と漫画家:古屋兎丸のコラボ作品。 古屋さんについては、 乙一のZOOの映画化の際に「陽だまりの詩」で、 絵コンテやらキャラクターデザインやらをしてたことしか知らないので、 独特なタッチ...

乙一だから小説だと思ってページをめくったら、 なんとマンガでびっくりした(笑) 小説家:乙一と漫画家:古屋兎丸のコラボ作品。 古屋さんについては、 乙一のZOOの映画化の際に「陽だまりの詩」で、 絵コンテやらキャラクターデザインやらをしてたことしか知らないので、 独特なタッチの絵に、ちょっと読みにくいかなーとも思ったけど、 そんなこともなかった。 すごく世界観のある人だと感じた。 この作品の少年少女たちは、 社会に上手く溶け込めない。 弱い立場の人々。 自意識過剰。 そして、イタイ。 かなり。 乙一にしても、古屋兎丸にしても、 子どもの頃は、周りに打ち解けられず、 内に籠もるタイプの人間だったらしい。 そんな2人の手で作られたこの作品には、 「それでいいんだよ」 っていう思いが、とても沢山詰まってる。 本編も面白いけど、巻末の対談がいいなって思った。 飾らないままの自分を、曝け出せるのも強さだって思う。 「大丈夫だよ。嵐は通り過ぎるから」 それは、トラウマを抱えた2人が、 過去の自分たちへと伝えたかったメッセージ。 「僕たち忘れないよ 10代の吹き荒れる大風にのみこまれたことを」 相変わらず、最後のひとつに向かってゆく終結力、収束感はすごいなぁ

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2011/02/12

薄暗い思春期の感じが出ている。 クラスの中心にいる子たちからは出ないもやもや感。 本編も、だけど、巻末の作者二人の対談が面白かった。

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2019/01/16

いうなれば・・・ 「青年版 世にも奇妙な物語」 といった感じでしょうか。 主人公たちの妄想か、現実かわからない物語が、漫画、アンソロジー形式で描かれています。 そのどれもがとても現代の青年たちの心象を的確にとらえているように思えます。 話によっては、ハッピーエンドのものと、バッ...

いうなれば・・・ 「青年版 世にも奇妙な物語」 といった感じでしょうか。 主人公たちの妄想か、現実かわからない物語が、漫画、アンソロジー形式で描かれています。 そのどれもがとても現代の青年たちの心象を的確にとらえているように思えます。 話によっては、ハッピーエンドのものと、バッドエンドのものがあるのですが、最終的には全員がハッピーエンドな終わり方です。 同感できる場面もあれば、感動したり、また主人公と同年代である僕にとってとても励まされる場面もありました。 ぜひ、特に僕と同年代の人たちにお勧めしたい本です。

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