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荻生徂徠の経営学 の商品レビュー

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2010/04/04

江戸時代の儒学者、荻生徂徠から学ぶ、今あるべき経営の姿が書かれた本。 この本を、自分自身の経営という視点で読んでみた。 以下の文章を見てほしい。 「学問の道とは、昔から『飛耳長目』といって、人の聡明さを増幅させるものなのだ。天が人に才能を授ける時は、草木のようにその種類ごとに...

江戸時代の儒学者、荻生徂徠から学ぶ、今あるべき経営の姿が書かれた本。 この本を、自分自身の経営という視点で読んでみた。 以下の文章を見てほしい。 「学問の道とは、昔から『飛耳長目』といって、人の聡明さを増幅させるものなのだ。天が人に才能を授ける時は、草木のようにその種類ごとに、才能を発達させようとするが、風雨に叩かれて折れたりする心配がないわけではない。それを枝や幹を縛り上げ、根や茎を曲げてしまったのでは、どうして柱となるべき良材を得ることができるだろうか。」 この文章から、学べることは 最高峰=誰よりも耐え続けた結果 ということ。 誰だって、成功したい、ナンバーワンになりたいと思うもの。 しかし、そのためには通常以上に強い風雨に打たれなければいけない。 だからこそ、風雨に打たれているときは、つらいと考えるのではなく、「この道が自分のビジョンに近づけてくれる」と考えて、前に進むことが重要だ。 屋久杉は、はじめから最高峰と言われる木だったわけではない。 1000年という長い月日の中で、強い風雨に耐え続けたからこそ、最高峰にのぼりつめることができたのだ。

Posted byブクログ