生徒会の火種 の商品レビュー
シリーズの幅と奥行きを示す短編集第3弾
「日 → 月」の次はてっきり「年」絡みだと思ったら『曜日』だったのね、というタイトル。表紙を飾る真冬ちゃんのスク水姿はナイスなれど、巻頭カラー口絵の、とりわけ知弦さんの破壊力にやや持っていかれた感もある短編集第3弾(全8編、内、書き下ろし4編)。 本巻の見所その1は修学旅行...
「日 → 月」の次はてっきり「年」絡みだと思ったら『曜日』だったのね、というタイトル。表紙を飾る真冬ちゃんのスク水姿はナイスなれど、巻頭カラー口絵の、とりわけ知弦さんの破壊力にやや持っていかれた感もある短編集第3弾(全8編、内、書き下ろし4編)。 本巻の見所その1は修学旅行であろう。何故か寝台列車で、そして風変わりな配置での就寝前の駄弁りから、旅行先の名所を、鍵の被害的ドタバタで巡り、そして自称(?)トップアイドル星野巡こと宇宙巡が鍵と変わった自由時間を過ごすまでが全3話で描かれており、これが実に面白い。中目黒クンの存在感侮りがたし!に加えて、今回は弟の守が訳あって実質的には途中退場したものの宇宙姉弟も活躍している。そして、中目黒クンを愛でつつも鍵にからかわれ、時に逆襲する関係で脇をしっかり固めるクラスメイトの面々。ボケとツッコミが重層的にしっかり機能した役割分担の面白さを充分に発揮しながら、「よい子はマネしちゃダメだよ」な、しかしライトノベル的には愉快な旅行が進んでいく。そして、最後に巡のいじらしくて可愛らしい念願の行方に繋がる流れが微笑ましかった。今回は思いの外積極的だった巡の想いを鍵はどうしてこうも曲解するのか、というもどかしさもまた楽しさの1つであろう。 そして、本シリーズの根幹を別の意味で彩る過去回想話が見所その2。奇しくも知弦さんが呟いた「叙述ロジック」の盲点を突いた構成で、冷めた登場人物に反してアツいどんでん返しとなるカタルシスが心地良い。シンプルなトリックだけに、してやられた感を味わうニクい作品で、オチも秀逸である。 思えば生徒会のメンバー、特に会長の出番がかなり少なかったが、番外編たる短編集としては、むしろシリーズの幅と奥行きを示すことになり、内容も含めてなかなか良かったと思う。
DSK
巡の可愛らしさが全面に出た巻だった。 本編では空気気味だったキャラクターがこうやって描かれると、こんなことがあったんだなーって本編読み終わってから読むと感じる。 外伝も途中途中で読めば良かった、、、
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盛り上げる最初から、サービスショット? と 疑わずにはいられない最後まで。 受験生が本気にしたらどうする!? な ことわざの意味がw 最初の方は突っ込みが入れられましたが 最後の方になってくると、そうですね、と 頷いてしまいそうな自分がいます。 しかしすごかったのは修学旅行。...
盛り上げる最初から、サービスショット? と 疑わずにはいられない最後まで。 受験生が本気にしたらどうする!? な ことわざの意味がw 最初の方は突っ込みが入れられましたが 最後の方になってくると、そうですね、と 頷いてしまいそうな自分がいます。 しかしすごかったのは修学旅行。 この鈍感具合のデート状態も面白いですが 一番の押し(?)は寝台列車かと! 全員の声が聞こえるほどの列車って どれくらいのものなのでしょう? そして即席にしても出来過ぎている話! 落ちとしては、根本を忘れている事、でしょうか? 一番の驚きは、今現在の生徒会ができるまで。 そんな落ちとは…。 一応その可能性も考えはしましたが、実は! とか そういう落ちを考えてしまっていたというのに…。 とりあえず、策士策に溺れる、というのは こういう状態でしょうか?
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表紙は真冬×スク水。 『ドラゴンマガジン』進出にまつわる生徒会室での会議が2話、会長のお言葉が1話、2年B組の修学旅行での話が3話、そのほか、10年前の生徒会の日記にまつわる話と、スク水姿の真冬ちゃんをゲーム部の部室まで導く話が収録されています。 修学旅行の話は、いつも以上に...
表紙は真冬×スク水。 『ドラゴンマガジン』進出にまつわる生徒会室での会議が2話、会長のお言葉が1話、2年B組の修学旅行での話が3話、そのほか、10年前の生徒会の日記にまつわる話と、スク水姿の真冬ちゃんをゲーム部の部室まで導く話が収録されています。 修学旅行の話は、いつも以上にギャグが冴え渡っている気がします。とくに最後、これまで不憫なポジションに置かれていた巡のターンがあったのがよかったです。一番不憫な守はあいかわらずの扱いですが。
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漫才の台本みたいで笑えます。そんな中にも心温まる話などもあっておもしろいです。絵は萌えですがほのぼのとしたおススメシリーズ。メインストーリーでは名前しか出てきていない人物やクラスにも焦点があたる番外編集です。
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タイトル*生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 作者*葵せきな 出版社*ファンタジア文庫 「反吐が出る。生徒会がキライだ。碧陽学園が大キライだ」 私立碧陽学園生徒会__そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、その楽園が形成されるまでの道のりは、苦難に満ちていた。かつて、碧...
タイトル*生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 作者*葵せきな 出版社*ファンタジア文庫 「反吐が出る。生徒会がキライだ。碧陽学園が大キライだ」 私立碧陽学園生徒会__そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、その楽園が形成されるまでの道のりは、苦難に満ちていた。かつて、碧陽学園に存在した闇……金、権力、暴力を手に、すべてを覆いつくさんとする深い闇。それを打破した人物とは__!? たまにはシリアスもいいじゃない、ファンタジア文庫だもの と、思いきや。デレないツンデレ・凶暴アイドル・微妙超能力者・BL美少年と行く、奇想天外ぶらり湯けむらない京都の旅(つまり修学旅行)も収録。そして、なぜ真冬は表紙でスク水なのか。夢か幻か読者サービスか、その謎に迫る!……ってことはいつも通りか!
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やっぱ宇宙姉弟いいな。特に守が扱い酷過ぎでw 個人的には「始まる生徒会」が気に入った。というより、10年前の生徒会長に萌えた(´∀`*) あとは「忍ぶ生徒会」。スネカジリと大佐の連携が完璧。
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完全に番外編の日記が一番面白かったです。あのハチャメチャっぷりがツボでした。他には修学旅行の夢の話と観光が楽しかったです。
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二年B組な杉崎の愛されてる感が好きだ。…生暖かい意味で。あと過去の人の日記はベタと言えど楽しい。オチは結構ありきたりだけど、このシリーズに意外性は求めてないのでこれで良いのです。美少女さいきょー、おー。
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