ブレイクスルーの科学者たち の商品レビュー
竹内氏の本は文系にもわかる言葉で書かれている本が多く、敷居が低いので自分のようなものにはぴったり。本作品は広く浅くという感じだがあまり詳しく説明されてもわからない身にとっては十分面白い。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou25902....
竹内氏の本は文系にもわかる言葉で書かれている本が多く、敷居が低いので自分のようなものにはぴったり。本作品は広く浅くという感じだがあまり詳しく説明されてもわからない身にとっては十分面白い。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file7/naiyou25902.html
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11人の各界でブレークスルーを成し遂げた人たちの秘訣とは何か? インタビューをもとに記事を書いたものです。インタビューを受けた方は、 結論として多いのは、自分の専門分野だけでなく、他の領域の学問にも明るいということ。2つの専門分野を持つこと。視野を広く、しかも浅くなく持つ。な...
11人の各界でブレークスルーを成し遂げた人たちの秘訣とは何か? インタビューをもとに記事を書いたものです。インタビューを受けた方は、 結論として多いのは、自分の専門分野だけでなく、他の領域の学問にも明るいということ。2つの専門分野を持つこと。視野を広く、しかも浅くなく持つ。なるほどーという感じです。
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期待してなかったけど、意外に面白かった。ブレイクスルーの肝は異分野を結びつけることとか、いろいろご託はあったが、やはりそれぞれの研究者自身が個性的で面白い。 中でもイグ・ノーベル賞を二度も取った中垣俊之さんの「粘菌にも知性はある」は面白かった。粘菌は餌を獲るために最短経路問題を...
期待してなかったけど、意外に面白かった。ブレイクスルーの肝は異分野を結びつけることとか、いろいろご託はあったが、やはりそれぞれの研究者自身が個性的で面白い。 中でもイグ・ノーベル賞を二度も取った中垣俊之さんの「粘菌にも知性はある」は面白かった。粘菌は餌を獲るために最短経路問題を解くところまでは想定内と思ったのだけど、動物に踏まれても網目が切れ内のように冗長経路を持っているとか、ネットワーク的にも非常に興味深い性質を持っているらしい。 あとは新発見がうれしくて思わず特許出願の前に論文発表してしまい「死んだ発見」になったしまった新津さんの話は研究者としては耳が痛い。特許を取れない薬は製薬会社には儲からない話なので、どんなに効果があっても作られないという。たまにこの手の話は聞くが、医薬関係は特に厳しいなと思った。テクニックとしては論文投稿して、査読中に特許出願すればOKなんだそうな。一番危険なのは口頭発表で思わず口走ってしまうこと(この前聞いた話)。 あとは、田中さんの話に出てきたルイ・アルバレってノーベル物理学賞受賞者も面白いことを考えるな。ミューオンを使ったピラミッド内部の透視というネタが出てくるが、小惑星の衝突による恐竜絶滅説を唱えたのも彼。
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本書の著者は「理学博士」であるとともに「サイエンスライター」であるだけに、最先端の科学的内容を一般にもわかりやすく紹介する技術がうまい。 「iPS細胞の山中教授」をはじめとした11分野の最先端科学の到達点を素人にも興味を引く視点と角度からわかりやすく解説しており、科学の魅力を...
本書の著者は「理学博士」であるとともに「サイエンスライター」であるだけに、最先端の科学的内容を一般にもわかりやすく紹介する技術がうまい。 「iPS細胞の山中教授」をはじめとした11分野の最先端科学の到達点を素人にも興味を引く視点と角度からわかりやすく解説しており、科学の魅力を充分に引き出していると思えた。 しかし、山中教授は「人を引き付ける力+チームをまとめる力がすぐれていて人間的魅力がすごい!」とのまとめかたはどうなのだろうか。 山中教授が人間的魅力に溢れていることは理解できるが、最先端の科学を極めている科学者のなかには、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクのように、相当変な科学者も多いのではないか。 現に青色発光ダイオードの中村修司教授のように、相当とんがった研究者もいる。科学者は別に人間性と協調性で評価されるべきではないと思う。 本書の解説と視点の全てに同感するわけではないし、新書で11分野もの最先端科学の紹介を行うのであるから、浅くならざるを得ない点はありつつも、それぞれの科学分野の魅力を紹介するという役目を本書は、充分に果たしていると思う。 歴史とマクロ経済などの本は、それなりに面白いし、知的刺激に満ちてはいるが、「硬い本」ばかりでは疲れてしまう。本書は「箸置き」と言っては失礼かもしれないが、軽く読めて興味も引く、読んでホッとできる良書であると思う。
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広く浅くいろいろな研究者の話が読めて面白い。すでに技術的には水素で車が走るが、経済的な観点から燃料電池が国によって進められているというのは興味深い話だった。
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iPS細胞の山中先生など色々な分野でブレイクスルーを達成した研究者11人を取材し、彼らの歩んできた道や思考法を解き明かす本です。 研究内容についても非常に分かりやすく書かれているので、理系の人はもちろん文系の人でも十分楽しめる内容になっています。 にしてもブレイクスルーって響きは...
iPS細胞の山中先生など色々な分野でブレイクスルーを達成した研究者11人を取材し、彼らの歩んできた道や思考法を解き明かす本です。 研究内容についても非常に分かりやすく書かれているので、理系の人はもちろん文系の人でも十分楽しめる内容になっています。 にしてもブレイクスルーって響きは本当に良いものだ。
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最近、徐々に路線を変更しつつある竹内薫の、「軽い」方の一冊。軽いとは言っても、さすがにリテラシーのある作者だけあって、そう的外れなことは書かないし、洞察も鋭い。今の若い世代がこういう本を読んで、もっと科学にあこがれを抱けばいいと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 本書では、現代日本のトップレベルの科学者11人を取材し、「ブレイクスルーの法則」を解き明かす。 iPS細胞で世界を驚かせた山中伸弥教授をはじめ、「皮膚は脳である」(傳田光洋)、「白血病の克服」(新津洋司郎)、「水素エンジンの開発」(山根公高)、「火山マグマを透視」(田中宏幸)など、最先端かつ異色の研究者たちの思考法を紹介。 「異文化をつなぐ力」「シンプルさの追究」など、ビジネスにも役立つ「問題解決のヒント」が見えてくる。 [ 目次 ] ブレイクスルー突然やってくる 「iPS細胞」研究最前線―山中伸弥(京都大学iPS細胞研究センター長) 皮膚は脳である―傳田光洋(資生堂リサーチセンター主幹研究員) 粘菌にも知性がある―中垣俊之(北海道大学電子科学研究所准教授) 肝硬変、白血病は克服できる―新津洋司郎(札幌医科大学特任教授) 視力回復で若返る―坪田一男(慶應義塾大学医学部眼科教授・南青山アイクリニック手術顧問) 究極のクリーン・エンジン開発秘話―山根公高(東京都市大学工学部准教授) 深層水が豊饒の海を育む―大内一之(東京大学大学院工学系研究科特任教授) 素粒子と宇宙のあいだ―羽澄昌史(高エネルギー加速器研究機構教授) 量子コンピュータ時代の幕開け―古澤明(東京大学教授(工学部物理工学科)) はじめに「歌」ありき―岡ノ谷一夫(独)理化学研究所脳科学総合研究センター・チームリーダー(独)科学技術振興機構ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト・総括 火山のマグマを透視する―田中宏幸(東京大学地震研究所火山噴火予知研究推進センター特任助教) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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1%の偶然と99%の努力、そして偶然は必然性であり、努力した人にしか訪れない(というか気がつかない)というのが成功を手に入れるための鉄則かと思います。 本書に登場されるiPS細胞の山中教授はじめ12名の科学者の方、みなさんが努力と発想の転換と必然たる偶然からブレークスルーできたも...
1%の偶然と99%の努力、そして偶然は必然性であり、努力した人にしか訪れない(というか気がつかない)というのが成功を手に入れるための鉄則かと思います。 本書に登場されるiPS細胞の山中教授はじめ12名の科学者の方、みなさんが努力と発想の転換と必然たる偶然からブレークスルーできたものかと。登場する方々の考えや発想方法などを知ることができるお得な一冊かと思います。
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2011/03/23 すごいけどむずい(-。-; でも理系って面白い!! 多分元々は生物とか科学とか好きやったんやけど、それが理系というくくりで嫌いな数学と結びついたうえで受験勉強になってしまったからやらなくなったんかな。 出来れば数学以外の理系の勉強をぼちぼちやって行こうと...
2011/03/23 すごいけどむずい(-。-; でも理系って面白い!! 多分元々は生物とか科学とか好きやったんやけど、それが理系というくくりで嫌いな数学と結びついたうえで受験勉強になってしまったからやらなくなったんかな。 出来れば数学以外の理系の勉強をぼちぼちやって行こうと思う。
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