分数ができない大学生 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
生きていく上で数学を勉強する必要性とはなにか、学生の頃に誰もがその答えを知りたかったに違いない。2次方程式が何の役に立つのか等、実生活の中で2次方程式が活かされる場面というのは思い当たらない。 本書は、数学会で活躍する先生方が現代日本の数学にまつわる危機を述べている。 AIやプログラミング最前線の時代において、数学の基礎学力は必須にもかかわらず、日本においては数学を敬遠したままになっている。 これは、数学はなぜ必要なのかという理由付けを小学生、中学生の時から教員が生徒に教えていないことが大きな原因ではないだろうか。 本書にも書かれているが、数学を勉強することによって、論理的思考が培われ、また問題から解決策を客観的に見い出す力が身につくのだと思う。 数学に対して苦手意識があったが、社会人になった今、小学生レベルの算数から勉強し直したい。
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アメリカではレーガン、ブッシュ、クリントンの時代に数学などの教育に注力した。 学問において独創性や個性を伸ばすためには基礎学力は不可欠。 世の中に出て、英語を使う機会の少ない人もいる。それでも英語のを学校で教えなくてもいいという人はいないが、数学の場合、文系には世の中で使わないか...
アメリカではレーガン、ブッシュ、クリントンの時代に数学などの教育に注力した。 学問において独創性や個性を伸ばすためには基礎学力は不可欠。 世の中に出て、英語を使う機会の少ない人もいる。それでも英語のを学校で教えなくてもいいという人はいないが、数学の場合、文系には世の中で使わないから教えなくてもよい、という人がいる。 数学科を持つ大学はアメリカ2000校のうち1500校(4分の3)、日本は600校のうち60校(10分の1) 数学的なものの見方は日常生活や文系が公文などを含みは倍広い生活で適用される。 しかし、私自身、数学ができないからと言って社会に出てから困ったことってそんなにたくさんないよ。数学できる人や数学科出身の人の方が案外何を言っているかわからないことが多かったりするんだな。
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