ベルサイユのばら 全5巻セット の商品レビュー
フランスを舞台にした単なるロマンチックな恋愛少女漫画家と思っていたが、フランス革命の話だったとは…。少女漫画調であるものの、重厚で読み応えのあり、革命の熱狂と王家の悲壮、マリーアントワネットの成長と覚悟が臨場感を持って伝えられる大作であった。
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アントワネットの最期、フェルゼンへの深い深い愛、陛下への感謝、子供達への母性が伝わり、王妃として凛とした姿で処刑される姿に涙、涙、号泣してしまいました。
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オスカルに感化され、読後しばらくは凛とした感じで過ごしてしまいました。 男女問わず楽しめる名作です。
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自ずとしれた大名作。オスカルとアンドレとの関係に身を焦がして、色んな妄想しちゃった女子もきっといたはず。沼にハマるとフランスまで行っちゃうことになります。
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タイトルは知っていても、まったく内容知らなくて、マリー・アントワネットの話だというのも読むまで知らなかった。気まぐれで読み始めたら、思いのほかおもしろく、オスカルに胸キュンで、こんな気持ちになるのはかなり久しぶりである。マリー・アントワネットの、どうしょうもない悪気のない無邪気さと、民衆の怒り。美しさ故に人を引き付ける魅力。登場人物はどこまで史実に基づいているのだろう。オスカルは実在のモデルがいるのだろうか。この作品は宝塚でも上演しているということで、いつか宝塚も見てみたいと思った。
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中年になりはじめて読みました。フランス革命のすべてがわかるとはまさに。面白いし勉強なるし、のめり込みました。こんな漫画なら子供にもぜひ読んでもらいたい数少ない漫画です。
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ベルサイユのばらの原作は生まれる前、アニメは幼少時のため、内容はほとんど知らなかった。 幼少の頃にアニメをちらっと観たことがあったと思うが、大人の内容に見えて興味はもたなかった。 この歳になって読んでみて、確かに評判通り面白かった。 実際の歴史ではなく、この漫画で描かれたフィクションとしての印象のみで感想を。 マリー・アントワネットは恋愛もせずに14歳で結婚させられ、退屈な毎日を送ることが嫌で、金を使い、賭博をしてる毎日。 オスカルはそんなアントワネットを心配し、もっと民衆のことを考えてほしいと望む。 民衆の生活を目の当たりにし、これではだめだと悩む。 民衆の立場になれば、何兆円もの借金をしながら贅沢に暮らし、その金は平民から搾取するというのは、ひどい話であり、怒りが勃発するのは当たり前。 私だって同じ立場であれば、「マリー・アントワネットの浪費家!クソが!」となるだろう。 現代でもそういうことがあるし、コロナ禍でも飲食店にばらまかれた補助金では、もらうべきでないものにまで一律にばら撒かれ潤い、対象外カテゴリの経営者や補助金では普段の利益が賄えなかったところが打撃を与えられ、このばら撒かれた借金は、また市民が税金として納めなければならなくなるのだろう。 確定申告により与えすぎたものは徴収して、平等性を保てばいいのだが。 いつの時代でも大なり小なり、こういった問題はある。 得をするもの、損をするもの。 オスカルの女性ではあるが、男性的な格好で活躍するところは素敵だった。 何かを変えたい情熱的な気持ちがほとばしってるところがこの漫画の中でなによりも1番印象的だった。 死ぬ前にちゃんとアンドレと気持ちが分かり合えて結ばれたことも良かった。 先に逝ったアンドレを追えて良かった。 悲劇的なストーリーだけど、オスカルの突き進む姿は素晴らしかった。
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日本で日本人が描いたフランス革命。多少何かクレームあっても問題無し。 これは、コミックではなく挿絵が豊富な文学です。 令和の現在でも、オスカル様は時折出現しますから、パロディを楽しむためにも必読書。
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年齢がバレるけど、子どもの頃TVのアニメで放送されてて毎週欠かさず観てた。宝塚も観に行った。 ベルサイユ宮殿に行った時もこの物語を知っていたからこそ楽しめた部分もあった。 マリーアントワネットの人生、フランス革命
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わあーい!「ベルばら」読んじゃった!やっと念願、果たした気分。 とっくに皆さんは読んでいるよね。 もちろん怒涛の感激、不朽の名作まんがで文句なし、それでわかったこと。 わたしの世代は手塚治虫の「リボンの騎士」(少女クラブ版の)派、「ベルばら」とちょうど同じように夢中になった...
わあーい!「ベルばら」読んじゃった!やっと念願、果たした気分。 とっくに皆さんは読んでいるよね。 もちろん怒涛の感激、不朽の名作まんがで文句なし、それでわかったこと。 わたしの世代は手塚治虫の「リボンの騎士」(少女クラブ版の)派、「ベルばら」とちょうど同じように夢中になったのだが、何であんなに魅了されたのか、はっきりとは意識してなかった。「ベルばら」を読んでみてああそうだったのかと。 一口に言えば、少女(12歳くらい)にとって、自分が人間である前に女の子であることを自覚せざるを得ない理不尽な気持ちを味わっている時に、男の子の格好でさっそうと動ける素晴らしさがたまらなかったのだ。 こういう長期的なベストセラーまんがは、読む世代によって思いがさまざまだろう。少女の頃夢中だった人も、また大人になって読むと一味もふた味も違うという。 フランス革命時代前後の歴史だけでなく、文庫版(1)の解説で林真理子も書いているように、1970年代の女性が目覚しく活動しよううとしていた時代背景とも重なる深い内容なのだ。 池田理代子の「ベルサイユのばら」はある年代の人はリアルタイムで、それも年代幅広く人気と興奮を巻き起こしたことである。そして長く読まれて続けている。もう、女性の活躍も十分出来る時代になってしまった現代のようなのだが…。 さて「リボンの騎士」はどうなんだろうか。 私は「リボンの騎士」を12歳の時(1953年)、リアルタイムの興奮で味わっている。つまり連載されている少女クラブという雑誌の発売が待ちきれなかった経験をしている。その興奮を懐かしく重ね合わせて読んだ。
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