「監督を決める」仕事 の商品レビュー

祖母井秀隆【著】

2012/06/04

現在、京都サンガのGMをしている祖母井氏がグルノーブルのGM時代に書いた著書。
単純なサッカー関連書物ではなく、日本と海外を対比して現状を描いたビジネス書といえる。
国内外両方での経験が豊富な祖母井氏だからこそ書ける内容といえる。

もちろんサッカー書物としても面白く、出てくる事例などは興味深く、また考え方も深い。
サッカー（特にサッカービジネス）好きの人にはオススメしたい1冊。

2012/04/21

自ら自身を把握すれば、チーム力は強くなる。
ゆっくり考えるという時間を意識的にとらなければ、取れない現在。

早急に結果を求め、効率的に！と日々言うには
ゆっくり自分自身を振り返る時間が必要だとわかりました。

社長を務める京都サンガの練習場でお会いしたときに
優しく握手してくれたことを今でも覚えています。

こういうチームになる雰囲気をつくりたい。
そう思った。

2011/02/12

サッカー本では無く立派なビジネス書。祖母井さんと言うと日本にイビチャ・オシムを連れて来た敏腕GM程度の知識しかなかったが、彼の経歴や功績を理解すると同時に、ビジネスの考え方、仕事への姿勢、マネジメント、人との繋がりなど自分の仕事に取り入れるべき要素は随所に散らばっていた。後半、オシムについての記載が多くなっているのは残念だった。オシムは好きなんだけど彼の事は彼の書籍か、彼についての書籍で読めば良いので。祖母井さんは今期からフランスから京都へGMとしての活躍の舞台を移したので、巻末に書いてあるような欧州から持ち帰ったノウハウと日本らしさを融合して理想のクラブ創りを目指してほしい。

2010/07/01

オシムのほれ込んだ祖母井さんの著書。

ジェフのGMの後の現在はフランスリーグ１（来季から２）のグルノーブルフット３８のＧＭを
務めている。

彼の今までの経験からの外から見た日本のサッカー現場を浮き彫りにさせる内容。
とても参考になるな。

ＧＭとして、何を重要視し、チームを運営していくか、またサッカーの育成に関しても相当な見解をお持ちの祖母井さんはとてもサッカーを愛しているのだと思う。

ジェフサポとしては、彼が１２年間ジェフにいてくれて本当にありがとうといいたい。
ぜひ、日本に帰ってくるときは、ジェフのフロントに何かしら関与してもらいたいものだ。

おススメ。

2010/05/16

日本人初の欧州サッカークラブ代表兼GMとして、日々戦いの現場に身を置く祖母井秀隆。なぜ彼は、日本で、海外で結果を出し続けられるのか? その陰には、元日本代表監督オシムにも信頼された本物のコミュニケーション力があった。

2010/05/16

日本人GMとしてJリーグのジェフを経て、フランスのグルノーブルへ活躍の場を移した祖母井さん自身がどのようなチェレンジをして来たか、そして自らの経験をどう今後活かしていけるかなどについて語っています。色んな実績を掴むまでの道のり、そしてフランス人社会の中で日本人がいかに通用するかという試練の連続を綴っています。

2010/03/21

祖母井さんが人や物を見る目は独特です。
地位やお金、名誉にも固執しない。
人情味があるのに、時には冷徹な決断もできる。
いつも先を見て、そして大局の中で判断を下さる人です。

そしてやっぱりオシムさんが大好きだということが文章からいっぱい伝わってきます。

オシムさんがもう１度監督して現場に戻ってきてくれたら
そしてまた一緒に仕事ができる日を思い描いているのが伝わってきます。

やっぱりサッカーに携わる人はこんな人であってほしいと思います。
金勘定だけできても、情熱がなくてはチームを束ねられない。
ジュビロで、僕がＧＭに最もふさわしいと思うのは
やっぱり名波でしょう。彼しかいない。

ワールドカップイヤーの２０１０年
世界の人事が一新される夏がきます。

名波ＧＭ、ドゥンガ監督をマジで信じるイチサポーターです。