夢の浮橋 改版 の商品レビュー
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桂子さんシリーズの初回。1971年。腐敗? 桂子さんと耕一くんは同じ大学の先輩後輩でつきあっていた。当然結婚も視野にいれてる。ただ、お互いの両親がいまいちよい顔をしない。それにはわけが・・・。スワッピングが主題。スワッピングって死語か?この作者が書くと下世話でなくなるんだよね。文学の不思議。上流の話だし選民思想まんまん、それが鼻につく場合はすすめないけれど・・・ ジェーン・オースティンね。「高慢と偏見」の。そして大学紛争を笑い飛ばす。 結局、桂子さんは山田教授(名前わからず)と。耕一くんはまり子さんと結婚。そして、僕たちはもっとうまくバレないようにスワッピングしようね、と合意。 私は好きです。小説は現実ではないし。でもあまりに説得力なく荒唐無稽でも萎えるし。おりにふれ、読み返している。家系図を作ろうかなぁ、と再読試みるし。
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桂子さんシリーズの1です。 「ハイソ」って死語よねえ、と思いつつ。 「夢の浮橋」は今時ではさほど衝撃的ではない xxx(←いちおうネタばれ自制)がモチーフですが、 30年前に、しかも女流で、ってのは・・・いやあ・・・
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やけに古臭い時代背景・・と思ったら 1970年の作品でした。 夫婦交換遊戯(ってすごい日本語訳だな)が 芸術の域に仕立てあがっているのは、 文章の美しさのせいだけではなく その夫婦たちの後ろめたくなさ(これも不思議な日本語だ) なんだろうな。 もしかしてこの時代はそれが普通だった...
やけに古臭い時代背景・・と思ったら 1970年の作品でした。 夫婦交換遊戯(ってすごい日本語訳だな)が 芸術の域に仕立てあがっているのは、 文章の美しさのせいだけではなく その夫婦たちの後ろめたくなさ(これも不思議な日本語だ) なんだろうな。 もしかしてこの時代はそれが普通だったの?って 思ってしまいました。
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倉橋由美子の1971年発表の小説。桂子さんシリーズの1作目。swappingを題材にしているため、下品なお話になるかとおもいきや、やはり倉橋由美子の、この独特な文章になると、上品さが感じられるから不思議なものです。しかし、今読むと時代背景も含め、やはり作品の古さが目についてしまう...
倉橋由美子の1971年発表の小説。桂子さんシリーズの1作目。swappingを題材にしているため、下品なお話になるかとおもいきや、やはり倉橋由美子の、この独特な文章になると、上品さが感じられるから不思議なものです。しかし、今読むと時代背景も含め、やはり作品の古さが目についてしまう。雰囲気は荘厳で好きなんですがね…。
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