緩和ケア ゴールデンハンドブック の商品レビュー

堀夏樹(著者)

2012/11/26

「普段使うハンドブックは一度通読するべし」と言うある先生の考えに素直に従って読破。
冒頭で編者自身が述べる通り「帯に短し、たすきに長し」と言った面がある事は否めないが、膨大な量を突破せねばならない成書を読み切る時間が無い自分にとっては極めて有用な一冊であった。
編者は「ハウツー本にしては即決的でない」と言うコメントも合わせて残しているが、コレに至っては触れている内容が広範且つ必ずしも一般化できない点からして仕方が無いように思われる。
自分自身で麻薬を取り扱ったり鎮痛剤をオーダーした経験が無い身としてはハンドブックとしての有用性を判断する事が難しいが、現時点では「2冊目に読んだ導入書」と言う位置付け的にも非常に良かったと思っている。