ニッポンの大発明 の商品レビュー
日本の発明品を集めた本。 しかし、知っていて当然という品物ばかりで、裏話も既に知られている内容ばかりで、あまりおもしろくない。 もっと、色物の発明品を集めた方が面白いと思うのだが・・・。
Posted by
この本は日本企業が初めて製品を世の中に送り出した多くの例を取り上げています。水性サインペンや折る刃式カッター等の古いのもから、留守番電話やユニットバス、カーナビ、ラップトップパソコンが日本の発明品と知って驚きました。 新幹線や自動改札機、電動アシスト自転車等、今後も日本企業の...
この本は日本企業が初めて製品を世の中に送り出した多くの例を取り上げています。水性サインペンや折る刃式カッター等の古いのもから、留守番電話やユニットバス、カーナビ、ラップトップパソコンが日本の発明品と知って驚きました。 新幹線や自動改札機、電動アシスト自転車等、今後も日本企業の輸出を支えることができそうなシステムの紹介もあり、日本の発明能力の凄さを感じました。 以下は気になったポイントです。 ・ラジコンバスの製品化にあたって、日露戦争で用いられた「コヒラー検波器」という通信装置を応用した(p15) ・1957年に電波法が改正され、微弱な電波使用が許可されたので、国家資格無しでもラジコンで遊ぶことができるようになった(p18) ・ローランドは、楽器がギタリストに特殊な弾き方を要求しないことをコンセプトにして新製品開発に取り組んだ(p23) ・使用中は折れずに、折りたいときにはすぐ折れるような刃の角度や形状を研究するために、動物の牙や爪の様子を観察した(p27) ・シャープは1923年の関東大震災によってシャープペンシル工場が消失、債務返済のために特許売却し、大坂へ写って金属工学研究所を設立した(p36) ・チキンラーメンの発売から13年後には、世界初の「カップヌードル」の開発に成功した(p48) ・ボンカレーの技術的ブレークスルーは、半透明パウチに代わる、アルミパウチがもたらすことによる賞味期限の延長(夏場:2ヶ月から2年間へ)にあった(p52) ・缶コーヒー開発において、珈琲が含むタンニンが鉄イオンと化学反応を起こして、珈琲が黒く染まってしまうのを解決するために、管の内側に特殊コーティングをする技術を確立した(p57) ・VHSビデオデッキの開発において、市販テレビとの直結、録音時間は2時間、操作が簡単、というコンセプトで行った(p63) ・世界初のポータブルCDプレーヤーは1984年にソニーから5万円で売り出された(p85) ・歴史的に見て、電機業界と事務機業界の両方が参入した製品は電卓以外には無い(p89) ・世界中でクオーツ・ウオッチが生産されるようになった背景には、セイコーが特許を独占せずに、技術を原則公開にしたこと(p106)
Posted by
- 1