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身をつくし の商品レビュー

4.1

11件のお客様レビュー

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2018/12/21

元南町奉行所内与力筆頭・杜清四郎は、今は 「よろず相談所」を開いていた。次々と舞い込む 事件を解くうちに明らかになる過去が、彼の 秘密と苦悩を浮き彫りにしていく…。

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2018/04/21

よろず屋を営む清四郎のもとには様々な依頼が舞い込む。番屋に連れていかれた錺り職の男を助けたり、間違えられた荷物を巡る謎を解いたり。そんな清四郎には、元奉行所の武士だったという辛い過去があった…。 清四郎の過去が明らかになる最終話はちょっと苦い話。ややご都合主義な展開もあるものの、...

よろず屋を営む清四郎のもとには様々な依頼が舞い込む。番屋に連れていかれた錺り職の男を助けたり、間違えられた荷物を巡る謎を解いたり。そんな清四郎には、元奉行所の武士だったという辛い過去があった…。 清四郎の過去が明らかになる最終話はちょっと苦い話。ややご都合主義な展開もあるものの、読後感はいい。

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2018/01/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても面白かった イケメンなだけかと思ったけど闇を抱えてた とても賢い ほろりとする話 そこはかとなくBL臭でにやにや 最後もキレイにまとまっていて良かった

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2017/04/17

清四郎は、元勘定奉行詰めの武士だった。 刀を捨て、今は市井でよろづ屋を営んでいる。 千野隆司さんの「蕎麦売り平次郎」と似ているシチュエーション。嘗ての同輩が気にかけちょこちょこと顔を見せるあたりも似ていて、時々どっちの話だったか混乱しそうになる。年齢は平次郎のほうが上で親子ほど...

清四郎は、元勘定奉行詰めの武士だった。 刀を捨て、今は市井でよろづ屋を営んでいる。 千野隆司さんの「蕎麦売り平次郎」と似ているシチュエーション。嘗ての同輩が気にかけちょこちょこと顔を見せるあたりも似ていて、時々どっちの話だったか混乱しそうになる。年齢は平次郎のほうが上で親子ほども離れているものの、ほら、髷を結ったひとの年齢って良くわからないし…… ただし、わたしの好みはずばりこちら、清四郎さんです。 べつに、イケメンだからってワケじゃないからね!? 時代小説だけれど、チャンバラの出番はほぼないことと、最後に人死にが出てしまうわけだけども、それを切欠にして、清四郎は過去を清算することができた。 前を向く明るい結末。 やはり、最後にはきらきらと光射す、希望があるお話が好きです。

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2012/08/13

L 清四郎よろづ屋始末 よろづ屋の清四郎が北町の定廻同心松田に頼まれて事件とはいえない事件を解決する。 はじめからやたら清四郎の過去を匂わすも、答えは先延ばし。手法? よろづ屋の町人となる前は先の南町奉行の内与力。清四郎の過去は内与力の立場からしてかなり重いものだけれど、説明...

L 清四郎よろづ屋始末 よろづ屋の清四郎が北町の定廻同心松田に頼まれて事件とはいえない事件を解決する。 はじめからやたら清四郎の過去を匂わすも、答えは先延ばし。手法? よろづ屋の町人となる前は先の南町奉行の内与力。清四郎の過去は内与力の立場からしてかなり重いものだけれど、説明はあっさり。あとは清四郎の重責の苦しみが主だけれど、その苦しみからは開放されて本編終了。 南町奉行所年番方与力木暮涼吾と松田のキャラがいいので是非長いシリーズにしてほしい。

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2012/07/22

この作家の人情話も悪くない。只少し甘過ぎるのではないか。本当の人情話はもっと厳しい中に細やかな情味が入ってくるのではないか。だが、まあ面白い。

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2010/05/23

田牧さんが描く男はなんとなく色っぽいですね。 いつもながらキャラがたっています。揉め事を解決していきながら清四郎の過去が明らかになってくる。 テンポがよくて艶っぽい文章は読んでいて気持ちがいい。

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2010/05/14

「よろづ屋」清四郎(杜清四郎) 木暮涼吾 南町与力 松田玄之助 北町定廻り同心 「花房」お染 榊安房守 前南町奉行 1 おふみの簪(かんざし) 2 正直与兵衛 3 お染観音

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2011/07/19

わけありらしいよろず屋・清四郎、同心の松田、南町奉行所トップの与力・小暮を中心とした江戸市井の事件やもめごとの解決話なのだけど…。これって、あらゆる方向に一方通行の悲しいBLじゃん、と途中から。出てくる人たちのキャラづけがどれも好ましく、特に主人公・清四郎の過去が段々に明らかにな...

わけありらしいよろず屋・清四郎、同心の松田、南町奉行所トップの与力・小暮を中心とした江戸市井の事件やもめごとの解決話なのだけど…。これって、あらゆる方向に一方通行の悲しいBLじゃん、と途中から。出てくる人たちのキャラづけがどれも好ましく、特に主人公・清四郎の過去が段々に明らかになる面白さ。心の奥に融けない氷を抱えながら、その日、その日を生きている清四郎の描写には田牧さん、上手い!!!と唸りながらも、一番奥底にあった彼の気持ちが今一つストンと来ないのが残念だった・・・。それぞれの事件に関しても、とにかくキャラが前面に出てそれを楽しんでいるうちにいつの間にか解決・・??みたいな。とても面白かったから、あえて、欲張りになってしまうんだろうし(続編もぜひ書いてほしいし!)、BL路線もむしろそのままで構わないけど、もう一つ、ゴリゴリと苦しんで書いていただきたいなぁ、とも。もしかして、私は田牧さんのステップアップする時期に立ち会ってしまっているんだろうか、なんてね。

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2010/05/09

元奉行所の与力 清四郎。 訳合って武士の身分を捨て、 町人となりよろず屋を営む。 よろず屋を訪れる 客と共に持ち込まれる事件を、 与力の頃からの勘の良さと、 人の気持を思う優しさで 解決していく人情物語。 事件の解決と共に、 清四郎が与力をやめることになった 悲しい過去も明ら...

元奉行所の与力 清四郎。 訳合って武士の身分を捨て、 町人となりよろず屋を営む。 よろず屋を訪れる 客と共に持ち込まれる事件を、 与力の頃からの勘の良さと、 人の気持を思う優しさで 解決していく人情物語。 事件の解決と共に、 清四郎が与力をやめることになった 悲しい過去も明らかになる。 清四郎の過去を知り、 いまも側にいて見守る与力の小暮、 事件の解決に清四郎を 頼りにしている同心の松田、 煮売屋「花房」のお染 個性豊かで抜群の存在感。 人を思うからこその嘘や苦悩が 心に染みる。 そして心の傷が少しずつ 癒されることにほっとする。 優しさを感じる物語 田牧さんの作品は 登場人物がとても印象に残る 今回も、清四郎に惚れた! 是非、続編を。

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