ミステリ愛。免許皆伝!メフィスト道場 の商品レビュー
【Round1 一族】 ◆人類なんて関係ない――平山夢明 ・・・予知能力を持つ親子。しかしその親子はその能力ゆえの悩みに耐え切れずにいた。 ◆祝葬――久坂部羊 ・・・医学部の同期生だった土岐。一族は早死にする運命だと聞かされてはいたが、本当に彼は早くに亡くなってしまった。 【Ro...
【Round1 一族】 ◆人類なんて関係ない――平山夢明 ・・・予知能力を持つ親子。しかしその親子はその能力ゆえの悩みに耐え切れずにいた。 ◆祝葬――久坂部羊 ・・・医学部の同期生だった土岐。一族は早死にする運命だと聞かされてはいたが、本当に彼は早くに亡くなってしまった。 【Round2 ヌレギヌ】 ◆マーキングマウス――不知火京介 ・・・靴型のタイムマシンを履き、厨子学は1週間後に行くことになった。仲間には内緒のある思いを秘めて。 ◆神様の思惑――黒田研二 ・・・子供と行った遊園地で、自分が中学1年生の時に会っていた「カミさん」と思いがけず再会した私は、ずっと疑問に思っていたことを質問する。 【Round3 鍵】 ◆Aカップの男たち――倉知淳 ・・・ブラジャーをつけることを密に楽しみにしていた男たちのオフ会。その中に、今回の目玉として鍵付きの鋼鉄のブラジャーをしてきた者がいた。 ◆鎧塚邸はなぜ軋む――村崎友 ・・・文緒に連れられ、映画監督の鎧塚鉱一郎邸に行った理子。しかし鎧塚は密室の中で死んでいた。 以上6編の短編集。「一族」というテーマで2編、「ヌレギヌ」というテーマで2編、「鍵」というテーマで2編。 ◆神様の思惑 大人たちからはホームレス=危ない存在として、接触してはいけないと言われていた「カミさん」。抱いていた疑問を大人になって本人にぶつけ、初めて知った真相。自分が受けた思いを他人に味合わせたくないという理由でそんな生き方ができる人が本当にいたら。心温まる話だった。
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後半の作品が面白かった。 Aカップは、ミステリ要素を度外視してシチュエーションと会話だけでも楽しめた。 ミステリ?と思う作品も多かったので(主に前半作品)タイトルにつられて謎といてやるぜ!と意気込んでいると拍子抜けを食らいそう。
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平山夢明「人類なんて関係ない」読み始めてうげーとなり、中盤青春となって死に様がまたスプラッタグロ。 倉知淳「Aカップの男たち」ゴルゴっブラジャー付け隊のオフ会でのミステリ。意外な動機もの。絵面イメージが爆笑。 村崎友「鎧塚邸はなぜ軋む」そんなあからさまな叙述トリック……と脱力。騙...
平山夢明「人類なんて関係ない」読み始めてうげーとなり、中盤青春となって死に様がまたスプラッタグロ。 倉知淳「Aカップの男たち」ゴルゴっブラジャー付け隊のオフ会でのミステリ。意外な動機もの。絵面イメージが爆笑。 村崎友「鎧塚邸はなぜ軋む」そんなあからさまな叙述トリック……と脱力。騙されたけど。
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倉知先生目当てで購入。相変わらずほのぼのミステリを書かせたら、この人の右に出るものは居ないと思ったwAカップってそういうことかよ! 平山夢明のも割と良かったかな。
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謎解きの道場破り、歓迎します だそうです。 〈ラウンド1〉一族 「人類なんて関係ない」平山夢明 「祝葬」久坂部羊 〈ラウンド2〉ヌレギヌ 「マーキング・マウス」不知火京介 「神様の思惑」黒田研二 〈ラウンド3〉鍵 「Aカップの男たち」倉田淳 「鎧塚邸は...
謎解きの道場破り、歓迎します だそうです。 〈ラウンド1〉一族 「人類なんて関係ない」平山夢明 「祝葬」久坂部羊 〈ラウンド2〉ヌレギヌ 「マーキング・マウス」不知火京介 「神様の思惑」黒田研二 〈ラウンド3〉鍵 「Aカップの男たち」倉田淳 「鎧塚邸はなぜ軋む」村崎友 それぞれお題を元に描かれた短編6編。 平山さんの作品は、この間初めて「ダイナー」を読んだばかりなのだけれど、結構好みかも。今回描かれた未来が見えてしまう男の子の話もテンポよく読めました。 久坂部さんのお話は、ちょっと都合がよすぎる部分があるかなぁ。ラストも感傷的すぎ? 不知火作品はタイムスリップもの。可もなく不可もなく。 黒田作品は優しきホームレス・カミさんの物語。〈ぽっぽこぷー〉というセリフにちょっと涙。 倉田作品はみょーなおかしみがww。彼らにはマニア道を突っ走ってほしい。 村崎作品は割と正統派ミステリ。鎧塚邸に仕える細井さんの名前に惑わされました。
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(収録作品)1.一族(人類なんて関係ない(平山夢明)/祝葬(久坂部羊))/2 ヌレギヌ(マーキングマウス(不知火京介)/神様の思惑(黒田研二))/3 鍵(Aカップの男たち(倉知淳)/鎧塚邸はなぜ軋む(村崎友))
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講談社のメフィストシリーズ。一気に2作発売。こちらは 平山夢明、久坂部羊、不知火京介、黒田研二、倉知淳、村崎友の 6人参加。ほぼ全員が好きな作家がという事もありテンション上がります! 平山さんは全く今までとは毛色の違う作品で戸惑いますが、これはこれで いいっす! 思わずグッときち...
講談社のメフィストシリーズ。一気に2作発売。こちらは 平山夢明、久坂部羊、不知火京介、黒田研二、倉知淳、村崎友の 6人参加。ほぼ全員が好きな作家がという事もありテンション上がります! 平山さんは全く今までとは毛色の違う作品で戸惑いますが、これはこれで いいっす! 思わずグッときちゃいました。新境地...なの??? 特筆すべきは...倉知淳!! 「バカミス」を軽~く飛び越して、「バカ」です。 電車ん中で声出して笑ってもうた。これは反則でしょうよー。 ここで何か書いてしまったら面白さが激減しそうなのであまり触れませんが まれに見る「バカ」作品!素敵! 各作品のカラーがバラバラで一冊としてトータルで見るとよく分からない印象ですが 各作品の内容はどれも面白く、個人的にはお気に!の一冊の仲間入りです。
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