成井豊のワークショップ の商品レビュー
劇団で行われるワークショップの紹介だが、どれも興味深いし、実際にやってみたいものも結構ありました。 ただ企業の圧迫面接のようにギリギリまで追い込んで感情開放をさせるという方法も多く、やる側にとってはかなりのストレスになりそう。 でも、それを乗り越えた人たちが一人前の役者になる...
劇団で行われるワークショップの紹介だが、どれも興味深いし、実際にやってみたいものも結構ありました。 ただ企業の圧迫面接のようにギリギリまで追い込んで感情開放をさせるという方法も多く、やる側にとってはかなりのストレスになりそう。 でも、それを乗り越えた人たちが一人前の役者になるわけだからただただスゴイと思いました。
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帯文:”プロの役者になりたい人へ” ”身体訓練・表現・発声など“基礎トレーニング”の在り方を、豊富なエピソードを交えて語る演技論!” 目次:はじめに、1 レポート①役者としての私の魅力、2 身体訓練①マラソン、3 身体訓練②ストレッチ、4 身体訓練③筋力トレーニング、5 身体訓...
帯文:”プロの役者になりたい人へ” ”身体訓練・表現・発声など“基礎トレーニング”の在り方を、豊富なエピソードを交えて語る演技論!” 目次:はじめに、1 レポート①役者としての私の魅力、2 身体訓練①マラソン、3 身体訓練②ストレッチ、4 身体訓練③筋力トレーニング、5 身体訓練④二人組バランス、6 身体表現①エアロビクス、7 身体表現②ストップモーション…他
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
こうした類の本では珍しいのではないかと思うが こうするにはこうすれば良い、という話だけではなく 自分はこういう失敗をした、こうしていたがこう変えてみた といったことまで赤裸々に丁寧に書かれている。 役になりきる、違う自分になるというのではなくて 自分にある要素を膨らませてもしかしたらこうなっていたかもしれない自分を演じる。 似ているようで全く違うことだ。 自分の好きなものなどについてスピーチをしていくやり方や 体と頭を使うゲームというのが興味深かった。 わからない人にはわからない、くだらないと感じることかもしれないが 微妙に体を使うゲームというのは非常にコミュニケーションに役立つ。 チームワークはチームで行う競技なり演技なりには非常に必要なことだ。 個人的に気になったのが、感情の調節というくだり。 本当の自分という言葉はよく聞くが、 確かに自分以外の人間にとっては、 外に出した"自分"が本当の自分になる。 自分では演じている、気持ちを調節しているつもりでも、 相手にとっては、それこそが"自分"となる。 当たり前と言えば辺り前だが確かにそうだ。 役者や役者を目指す人に、非常に参考になる内容だと思う。
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私が演劇を始め、今も演劇にかかわっているのは、この本の作者である成井氏の劇団、キャラメルボックスの存在があったから。 キャラメルボックスさんは本も好きです。 だけど、読むより観に行きたいです。 そのキャラメルボックスさんのよさ、を作り上げる、練習っていうものがこの本には、とって...
私が演劇を始め、今も演劇にかかわっているのは、この本の作者である成井氏の劇団、キャラメルボックスの存在があったから。 キャラメルボックスさんは本も好きです。 だけど、読むより観に行きたいです。 そのキャラメルボックスさんのよさ、を作り上げる、練習っていうものがこの本には、とっても丁寧に書かれている。 WSというか、ice breakにも使えると思います。 ぜひぜひお読みください。
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演劇のレッスンを取り扱った本はたくさんある。とかいてみたけど実は半分嘘で、本当に演劇に関わり合っている人間が、本当に読みたいと思うようなホンはあんまりない。エーと、すごく露骨に言うんだけど、これから誰かと芝居づくりについて話をするときには、相手がこの本を読んでいることを前提にお...
演劇のレッスンを取り扱った本はたくさんある。とかいてみたけど実は半分嘘で、本当に演劇に関わり合っている人間が、本当に読みたいと思うようなホンはあんまりない。エーと、すごく露骨に言うんだけど、これから誰かと芝居づくりについて話をするときには、相手がこの本を読んでいることを前提にお話をできればどんなに幸せかと思う。 それほど、ちゃんと書いてある。サブタイトルに「感情解放のためのレッスン」とあるように、役者のトレーニングについてをメインとしている。非常に実践的で、今酒井が顧問をしている演劇部のメンバーは、朝練の形でこの本に書かれているレッスンを自主的にやっているらしい。さすがである。ただ、本当の感情解放のレッスンは、ホンによる知識だけでやらない方がいいと思うけど。ともあれ、即戦力として非常に役に立つ部分をたくさん持っている本だと思う。 しかし、酒井が読んでいて一番いいなと思ったのは、演技に関して書いているところの、特に台本への向かい合い方を書いているところだった。作者であり劇団主宰者であり演出家である筆者でしか書けないことが、とても平明な誰が読んでもわかる文章で書いてある。すごい。 絶対手元に置いて毎日読みなさい、と言いたくなる本がまたひとつ増えた。
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