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パパ、ママ、あいしてる の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2018/10/29

普段はこの手の本はあまり読まないのだけど、 ハヤカワの新刊案内でちょっと気になったので、 購入してみた。

Posted byブクログ

2017/08/21

6歳になる直前の少女に下された診断は悪性の脳腫瘍。余命は135日。 少女の名前はエレナ・デザリック。ピンクが好き、幼稚園とお友達が好き、 本を読むのが好き、美しいブラウンの髪を引き立てるキラキラしたヘア・ バンドが好き。 しかし、病は容赦がなかった。例えそれが幼い子供だ...

6歳になる直前の少女に下された診断は悪性の脳腫瘍。余命は135日。 少女の名前はエレナ・デザリック。ピンクが好き、幼稚園とお友達が好き、 本を読むのが好き、美しいブラウンの髪を引き立てるキラキラしたヘア・ バンドが好き。 しかし、病は容赦がなかった。例えそれが幼い子供だとしても。放射線 治療の効果で一時は腫瘍が小さくなった。だが、徐々にエレナの小さな 体にはマヒが表れる。 右腕と右脚から始まり、喉頭反応が鈍くなり、言葉を発することもままなら なくなる。いつかエレナは言葉を失うかもしれない。その日の為に両親は エレナに手話を教える。 テレビのバラエティ番組でも何度か取り上げられたことのある少女の 話なので知っている人もいるかもしれない。ただ、テレビ番組で紹介 されたのは本書の一部に過ぎない。 娘の発病から両親がインターネット上に書き始めた日記をまとめたのが 本書だ。それはまだ幼くて、姉・エレナのことを記憶しておくことが出来ない 妹・グレースの為に姉の思い出を残す目的で始められた。 主に日記を書いているのは父であるキース。時々、母のブルックの筆に なる日もある。難病を宣告された子を持つ親の苦悩、いつか娘を失う かもしれないとの恐怖、結果が見えない治療に対する苛立ち。 それらが感情を抑制して綴られている。抑制されているだけに、戸惑い や悲しみがじわじわと胸に迫る。「何故、うちの娘が?」という答えの ない問いかけ。治療方法を模索するのはエレナの為ではなく、自分たち の為なのではとの迷い。 そんな辛い日々の中でもエレナと一緒に過ごした楽しい時間の思い出 もたくさん詰まっている。 家族を失うのは、その人がどんな年齢であっても哀しい。それが、あらゆる 可能性を秘めた幼い子なら尚更だ。この作品には「愛」がたくさん詰まって いる。 余命宣告から8か月半後、エレナは家族に見守られて旅立った。残された 家族にエレナはたくさんのメッセージを残していた。 「I Love You MOM DAD Grace」 食器棚の中から、本の間から、リネン類の中から、かばんのポケットから。 生前のエレナはハートの絵を添えたメッセージ・カードを、家の中のいろんな 場所に隠していた。 テレビ番組ではこのエピソードに焦点を当てていた。たまらないよね、 6歳の女の子が自分の死を知っていたとしか思えないもの。本書冒頭で 父のキースが綴っているが「病気になってごめんなさい」なんて綴られた 手紙が出て来たなんて、どうすりゃいいのさ。 家族の愛に守られて、家族に溢れるほどの「あいしてる」を残して天に 召された少女・エレナ。きっと彼女の家族は、エレナのことを忘れる日は ないだろう。それは幼かった妹・グレースもだろうと思う。

Posted byブクログ

2011/11/27

135日よりも彼女は長く生きた。きっと、135日から後の日数はプレゼントなんだろうな。そう、彼女と彼女の家族への神様からのプレゼント。本当は、もっと早くに連れて行きたかったけど、もう少しだけ時間をなんとかあげよう、そんな想いのこもったプレゼントなんだろうな。

Posted byブクログ

2011/11/09

泣きました。 こんなに小さい女の子が、短い人生の中で誰よりも強く家族を愛したんだとわかる1冊です。 ぜひ、お読みください。 【長崎大学】ペンネーム:もう20歳♬

Posted byブクログ

2013/02/01

悪性の脳腫瘍により 6歳でこの世を去った少女エレナ。 エレナの思い出をまだ幼い妹 グレースに残してあげるために、父 キースと母 ブルックが書き始めた日記、がこの本です。 エレナが病名と余命を告げられてから亡くなるまでの思い出や、苦悩・葛藤・希望・絶望といった様々な想い、そして娘...

悪性の脳腫瘍により 6歳でこの世を去った少女エレナ。 エレナの思い出をまだ幼い妹 グレースに残してあげるために、父 キースと母 ブルックが書き始めた日記、がこの本です。 エレナが病名と余命を告げられてから亡くなるまでの思い出や、苦悩・葛藤・希望・絶望といった様々な想い、そして娘へのただひたすら真っ直ぐな愛情が綴られています。 たとえば人は、この物語のように大切な誰かの命の期限が切られ絶望的な運命を突き付けられたりすることで初めて、大切な人たちと過ごす当たり前の時間であったり、今という 2度と取り戻すことの出来ない時間の大切さに気付きます。 そして気付いた時には、どんなに願っても失くしてしまう運命を変えることは出来ず、失くしてしまえば二度と取り戻すことは出来ません。 こんなことは頭では分かっているはずなのに、大切であればあるほど、身近にあればあるほど、いともたやすく見失ってしまいます。 また明日頑張ればいい、また明日話せばいい、また明日遊んであげればいい、とか言ってすぐに大切な事を後回しにしてしまう。 明日が約束されている人なんて世界中に誰一人として居やしないのに。 この本読んだら、なんか心が洗い流されるっていうか、すっごい優しい気持ちになれて、命とか、時間とか、病気とか、愛情とか、家族とか、自分にとっての大切なものって何だろうとか、色んな事を考えさせてくれます。

Posted byブクログ

2010/04/14

購入者:山田(2010.3.14)1返却:(2010.4.14) 1つの記録として日記調に書かれています。 最後まで読むのがしんどかった。 テレビで見て感動して購入しましたが、テレビほど感動は得られなかったと言う感じです。

Posted byブクログ