中高生の社会化とネットワーク の商品レビュー
いままであまり考察されることのなかった、「中高生の社会化」について計量的アプローチからせまっていく。 中高生はクラスでのことや、進路のことを、「おとな」たちのアドバイスを聞きながら(若さゆえ未熟ではあるが)主体的に意思決定をおこない、「成長」していく(社会化される)。 (自分...
いままであまり考察されることのなかった、「中高生の社会化」について計量的アプローチからせまっていく。 中高生はクラスでのことや、進路のことを、「おとな」たちのアドバイスを聞きながら(若さゆえ未熟ではあるが)主体的に意思決定をおこない、「成長」していく(社会化される)。 (自分が岡山出身なので、地方にひきつけて考えると)「地方」では「都市」と比べて、そのような「おとな」たちのアドバイスはしばしば保守的で前例主義的になりがちである。 それは著者によれば、「将来」の多様性の乏しいなかで、地域の「おとな」たちが「こども」たちをいかに導くことができるかを考慮した「堅実でしたたかな」戦略であるとしている。そのなかで、「おとな」になったかつての「こども」は、そういった価値観を再生産する主体となるだろう。 さて、自分は県内の普通科高校に通っていたのだか、東大京大クラスを目指す子は別格として、そこでは、ひとまず県内・隣県の公立大学、関西の有名私立が妥当な目標としてあった。自分は隣県の公立大学を第1志望としていたが、そこに「主体的な意思決定」といえるものがあったかどうかはかなりあやしい(笑)。「とりあえず大学はいくでしょ」みたいな。目的意識がうすいので、受験勉強もそんなにがんばれず、結局滑り止めの関西の私立大学にいくことになる(そこでは有意義な勉強ができたと自負はしているが)。 そういえば、同じ高校に通っていた友人で、ペットトリマーになりたいという、強い目的意識をもっていた女の子がいた。勉強もきっちりこなす真面目な子で、すばらしい人格の持ち主だった(何様だ)。トリマーの専門学校に行ったと聞いたが、いまさらながら、ほんとうにすごいとおもう。 なんてことをももクロを聴きながら考えてたら、もう朝だ。おっかやまー、きっびだんごぉ☆
Posted by
- 1