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日本政治思想史 の商品レビュー

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14件のお客様レビュー

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2026/04/08

配架場所・貸出状況はこちらからご確認ください。 https://www.cku.ac.jp/CARIN/CARINOPACLINK.HTM?AL=01054687

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2025/10/06

「明治維新を生んだのは「尊皇思想」だったのか」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51903222.html

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2025/08/17

江戸時代から明治時代半ばまでの日本政治思想史を概観。儒学を基軸に、徳川政治体制や「日本」という意識、当時のジェンダー規範などの社会全体の思想的背景を解説するとともに、伊藤仁斎、新井白石、荻生徂徠、安藤昌益、本居宣長、海保青陵、福沢諭吉、中江兆民といった政治思想家を取り上げている。...

江戸時代から明治時代半ばまでの日本政治思想史を概観。儒学を基軸に、徳川政治体制や「日本」という意識、当時のジェンダー規範などの社会全体の思想的背景を解説するとともに、伊藤仁斎、新井白石、荻生徂徠、安藤昌益、本居宣長、海保青陵、福沢諭吉、中江兆民といった政治思想家を取り上げている。 骨太だが丁寧な内容で、当該時期の日本の政治思想史の流れ、ひいては政治・社会体制について理解が深まった。特に、当時の思想的基盤であった儒学や朱子学の考え方について懇切に解説されていて勉強になった。 取り上げられた政治思想家については、教科書で名前と概要を知っているくらいの人物が多かったが、彼らの生涯や思想のエッセンスを知ることができ、興味深かった。とりわけ海保青陵のプラグマティックな思想に感心した。また、不人情な拝金主義との批判もあるとのことだが、個人の独立や議論を重視しつつ、自分を含めた一切の相対化を説く福沢諭吉の思想に個人的に惹かれるものがあった。

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2025/02/23

「あとがき」によれば、「本書は、この主題に関心はあるがその専門の研究者ではない、その意味で「一般」の読者のために、十七・十八・十九世紀の簡略な通史を提供することをめざして書いた」と本書のねらいが説明されています。このことば通り、江戸時代の思想史を中心に、最後は明治時代の福沢諭吉と...

「あとがき」によれば、「本書は、この主題に関心はあるがその専門の研究者ではない、その意味で「一般」の読者のために、十七・十八・十九世紀の簡略な通史を提供することをめざして書いた」と本書のねらいが説明されています。このことば通り、江戸時代の思想史を中心に、最後は明治時代の福沢諭吉と中江兆民の思想にいたるまでがたどられています。 ただし、タイトルは「日本政治思想史」となっていますが、主要な思想家たちの思想内容だけをとりあげた本ではありません。近世日本社会の実態と、宋学を形成した朱熹の生きた時代の中国社会とのあいだには、無視することのできない大きなちがいがありました。著者はそのちがいを押さえたうえで、日本の儒学者たちがそれぞれどのようなしかたで両者のあいだに横たわる矛盾を克服しようとしてきたのかということを解説し、さらに近世の後期から明治時代にかけて、日本社会の実態にそくした思想がかたちづくられていった経緯をたどっています。 なかでも、ペリーの浦賀来航を端緒として、開国と攘夷をめぐる激しい議論が日本において展開されていったことについて、思想家たちが普遍的な道理を追求するがゆえにこの問題にかかわらざるをえなかったことに目が向けられていることが、興味深く感じられました。従来の概説書などでは、横井小楠や佐久間象山が儒学的教養にもとづいて西洋の技術をとり入れるべきだと主張したことがとりあげられていましたが、本書ではこれらの出来事よりいっそう深い意味で思想的な事件だったことが明らかにされているように思います。

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2017/04/20

本書は古代中国の思想から説明を起こし、その天命思想がいかに徳川時代を内部から食い破ったのかを説明する。 個人的な感覚だが、近世の寺子屋のテキストといえば論語を含む古代中国の儒教書をイメージするが、中世には儒教的なイメージがあまりない。少なくとも儒者でビックネームは思い付かないし、...

本書は古代中国の思想から説明を起こし、その天命思想がいかに徳川時代を内部から食い破ったのかを説明する。 個人的な感覚だが、近世の寺子屋のテキストといえば論語を含む古代中国の儒教書をイメージするが、中世には儒教的なイメージがあまりない。少なくとも儒者でビックネームは思い付かないし、むしろ風林火山など孫子など兵法書の方が人気があったのかなと思う。 近世と中世では社会状況が異なるため、時代に求められる教育の質や程度が異なるのだろうが、江戸期になり羅山や仁斎をはじめとして儒学が隆盛したのは事実だ。このことは蘭学の導入や文明開化を待たずして既に積極的な海外文化の取り込み、海外文化の日本化が行われたことを意味するのだと思う。

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2015/10/11

政治思想史というジャンルではあるがかなり多岐にわたる当時の文化経由での政治を紹介した本。 武士の思想や町人、官吏、商人などの思想を時代ごとに紹介し、さらには海外の文化思想、海外から見た日本、男女の文化などをさらりと紹介。 序盤のいわゆる武士について、脚色されたテレビなどの媒体経由...

政治思想史というジャンルではあるがかなり多岐にわたる当時の文化経由での政治を紹介した本。 武士の思想や町人、官吏、商人などの思想を時代ごとに紹介し、さらには海外の文化思想、海外から見た日本、男女の文化などをさらりと紹介。 序盤のいわゆる武士について、脚色されたテレビなどの媒体経由で表面的な彼らの文化ではなく、その実態と思想のようなものが紹介されている。これは読み応えがあった。 また性の意識などを始め、その性にまつわる封建社会の仕組みなどが読み取れ単純に面白かった。

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2015/08/03

江戸時代の政治思想を概説。教科書に出てくる思想家の思想から、幕府の統治を正当化する、あるいは否定する政治思想まで。 面白いのは後者。どうして江戸時代は260年間も続いたのか。とりわけ、島原の乱以降大きな反乱もなく幕末の混乱期の前まで「天下泰平」が続いたのか。それを統治イデオロギー...

江戸時代の政治思想を概説。教科書に出てくる思想家の思想から、幕府の統治を正当化する、あるいは否定する政治思想まで。 面白いのは後者。どうして江戸時代は260年間も続いたのか。とりわけ、島原の乱以降大きな反乱もなく幕末の混乱期の前まで「天下泰平」が続いたのか。それを統治イデオロギーの点から考える。そして、そのイデオロギーに開国はどう影響を与えたのか。討幕のイデオロギーは佐幕のイデオロギーとどうつながっているのか。明治時代の文明開化は江戸時代にどのように準備されたか。 維新も文明開化も突然降ってきたものではない。近代に比べると退屈にも思われがちな江戸時代のダイナミズムを見直す、刺激的な一冊。

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2012/08/15

おもしろい。 以降これを読まずに江戸も幕末も語れないだろう。   情報量が非常に多く、数多の価値観が均等に並べられているように見えて 実際は深く交錯しているように感じる。消化しきるのがとても大変。   今は全体の1/3くらいを一旦反芻している状態という感覚。

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2012/03/31

法律を勉強しているのに政治に関して無知なのも問題と思い、手にとった。 江戸時代の武士の思想、国学者や儒学者の思想などを分析した本。 武士や儒学についてイメージとして抱いていたものが解説され、ものすごく納得できた。ただ、古文表記も多いので、意味が性格に捉えられていないかもしれない...

法律を勉強しているのに政治に関して無知なのも問題と思い、手にとった。 江戸時代の武士の思想、国学者や儒学者の思想などを分析した本。 武士や儒学についてイメージとして抱いていたものが解説され、ものすごく納得できた。ただ、古文表記も多いので、意味が性格に捉えられていないかもしれない。

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2012/02/29

江戸時代を概観できる本はないかと尋ねたところ、複数の人から薦められた。著者は、丸山眞男門下の政治思想史研究者。細部の見解の正否を量る能力は僕にはないけれど、平易な文体で書かれた予備知識を必要としない、しかも重量級の政治思想の通史というだけで、なんとも貴重な意欲作。是非とも多くの人...

江戸時代を概観できる本はないかと尋ねたところ、複数の人から薦められた。著者は、丸山眞男門下の政治思想史研究者。細部の見解の正否を量る能力は僕にはないけれど、平易な文体で書かれた予備知識を必要としない、しかも重量級の政治思想の通史というだけで、なんとも貴重な意欲作。是非とも多くの人に読んでいただきたいけれど、人文科学の専門書に不慣れな人は通読できないのではないか。久々の僕も少々手子摺った。都市や風俗への具体的な興味については他を当たらなければならないけれど、それも参考文献リストから辿ることができるだろう。一方では浅薄短小、他方では細分化の風潮の中で、研究者が通史に取り組むことの意義は大きい。

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