井沢式「日本史入門」講座(4) の商品レビュー
今回は藤原氏の隆盛と怨霊信仰の話。 ひととおり日本史の授業で藤原氏と荘園の発展は学んでいるはずだが、非常にわかりやすく説明している。暗記にうんざりしている学生にお勧め。 怨霊と文学との関わりが興味深かった。出版がペイしなかったであろう当時でなぜ源氏物語が成立したか?文化を重んじる...
今回は藤原氏の隆盛と怨霊信仰の話。 ひととおり日本史の授業で藤原氏と荘園の発展は学んでいるはずだが、非常にわかりやすく説明している。暗記にうんざりしている学生にお勧め。 怨霊と文学との関わりが興味深かった。出版がペイしなかったであろう当時でなぜ源氏物語が成立したか?文化を重んじる風潮がある程度成立していたのではあろうがこっちの方が説得力はある。源氏が藤原氏とライバル関係で権力闘争に負けた勢力だった、というのはあまり認知度が高くないのではないかと思うがそれ自体が歴史認識が欠如しているのであろうと反省。 文化史は教科書でも独立していて章の最後におまけのように羅列してあった記憶があるが、本当に意味がないことだ。最近の教科書はどうなのであろうか。
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2010/3/9 紀伊國屋書店梅田本店にて購入。 2014/6/23〜6/28 井沢流日本史観の入門編の第5弾。今回はお得意の怨霊史観を様々な実例を挙げながら、論じている。 歴史の専門家の視野の狭さをいつもながらに指摘しており、素人の私なぞは井沢史観の方が正しいように思えてしま...
2010/3/9 紀伊國屋書店梅田本店にて購入。 2014/6/23〜6/28 井沢流日本史観の入門編の第5弾。今回はお得意の怨霊史観を様々な実例を挙げながら、論じている。 歴史の専門家の視野の狭さをいつもながらに指摘しており、素人の私なぞは井沢史観の方が正しいように思えてしまう。 きちんとした歴史学者の著作を読んでいないのでわからないのだが、学者さんたちは井沢氏のこういう指摘にどのように反応されるのだろうか。
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