よくわかる手相の見方 の商品レビュー
本書の一番のセールスポイントは、 第十章 手相でプチ占い であろう。 これは、著者が教えている講座の生徒さんの手形をコピーして解説しているものである。 本書で挙げられた9例、なかなか個性的な手相が多い。 手相は人それぞれで、入門書に説明されているような典型的な手相の単な...
本書の一番のセールスポイントは、 第十章 手相でプチ占い であろう。 これは、著者が教えている講座の生徒さんの手形をコピーして解説しているものである。 本書で挙げられた9例、なかなか個性的な手相が多い。 手相は人それぞれで、入門書に説明されているような典型的な手相の単なる集まりではなく、実際の生きた手相はもっと複雑ということじゃ。 こういった試みは面白い。(できればもっと症例を増やして欲しかったが。) 個々の線についてこれはこういう線だというのは基礎的段階である。 次に、実際の手を見てどうやって実践的に分析するのかという段階の壁がある。 意外とこの段階まで触れられた本はちょっとないものである。 盲点というかコロンブスの卵的発想である。本書によってコペルニクス的転回がなされ、今後出版される手相書では積極的に取り上げて頂きたいテーマである。 今後出版される手相解説書ではぜひこのようなコーナーを設けてほしい。
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