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地上で最も巨大な死骸 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2022/07/02

著者、飯塚朝美さん、どのような方かというと、ウィキペディアにはには次のように書かれています。 飯塚 朝美(いいづか あさみ、1983年5月 - )は、日本の小説家。千葉県出身。千葉県立千葉南高等学校、日本大学芸術学部文芸学科卒業。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)...

著者、飯塚朝美さん、どのような方かというと、ウィキペディアにはには次のように書かれています。 飯塚 朝美(いいづか あさみ、1983年5月 - )は、日本の小説家。千葉県出身。千葉県立千葉南高等学校、日本大学芸術学部文芸学科卒業。 で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです) 「君が本当に優れた象使いならば、いつか最愛の象に殺される日が来るだろう」奇妙な予言に導かれるかのように、動物園の飼育係をつとめる僕は、美しい象バジュラに魅かれていく…。光を拒絶し遮光カーテンの闇の中で生きる兄と、舞台照明家を志す弟の葛藤を描く新潮新人賞受賞作「クロスフェーダーの曖昧な光」を併録。

Posted byブクログ

2021/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

動物園で飼育が難しいと言われる象の飼育係となり オス象のバジュラと 命が尽きるのも時間の問題の年老いたメス象の登志子。 かつて故郷で浮いていた自分と父親と 三度目の自殺未遂をした父親。 何もかもを見透かしているようなバジュラに 吸い寄せられるように魅了されていくまで。 光を遮断して引きこもるようになった兄と 兄の世話をする弟の駆け引き。 最後、兄の部屋の襖を開けた瞬間 兄は自分の指で自分の目刺したとか、怖すぎ。笑。 どちらも陰鬱な感じが、引き込まれる。

Posted byブクログ

2010/11/26

「君が本当に優れた象使いならば、いつか最愛の象に殺される日が来るだろう」奇妙な予言に導かれるかのように、動物園の飼育係をつとめる僕は、美しい象バジュラに魅かれていく…。光を拒絶し遮光カーテンの闇の中で生きる兄と、舞台照明家を志す弟の葛藤を描く新潮新人賞受賞作「クロスフェーダーの曖...

「君が本当に優れた象使いならば、いつか最愛の象に殺される日が来るだろう」奇妙な予言に導かれるかのように、動物園の飼育係をつとめる僕は、美しい象バジュラに魅かれていく…。光を拒絶し遮光カーテンの闇の中で生きる兄と、舞台照明家を志す弟の葛藤を描く新潮新人賞受賞作「クロスフェーダーの曖昧な光」を併録(「BOOK」データベースより) うーん、やや力みすぎた感じを受けました。 表題作より同時収録された「クロスフェーダー~」の方がとっつきやすかったかな。

Posted byブクログ

2011/07/16

題名と表紙の像の絵から想像すると像の物語ですが、この物語は動物園の飼育係の中で1番殉職率が高い像の飼育係が主人公でした。でも、時たま海岸に鯨の死骸が打ち上げられるが、そっちの方が大きかったりして。あっ。感想になってないや。日曜の夜に読んだら、ちょっと重たい気持になってしまいました...

題名と表紙の像の絵から想像すると像の物語ですが、この物語は動物園の飼育係の中で1番殉職率が高い像の飼育係が主人公でした。でも、時たま海岸に鯨の死骸が打ち上げられるが、そっちの方が大きかったりして。あっ。感想になってないや。日曜の夜に読んだら、ちょっと重たい気持になってしまいました。

Posted byブクログ

2011/07/16

2008年「新潮新人賞」受賞作品ということで読んでみた。タイトル作品『地上で最も巨大な死骸』と、改稿された新人賞受賞作『クロスフェーダーの曖昧な光』の中編2作を収録。2作とも明るい話ではない。共に専門職に携わる若い男が主人公で、最初の作品は動物園に勤務する象の飼育係の話。二作目は...

2008年「新潮新人賞」受賞作品ということで読んでみた。タイトル作品『地上で最も巨大な死骸』と、改稿された新人賞受賞作『クロスフェーダーの曖昧な光』の中編2作を収録。2作とも明るい話ではない。共に専門職に携わる若い男が主人公で、最初の作品は動物園に勤務する象の飼育係の話。二作目は、舞台照明会社に勤める若い照明係の話。いずれも、専門的な仕事の話に絡めて、主人公の抱える家族との暗い葛藤や、重い自意識が内省的なトーンで描かれていく。専門的な職場の細かい描写力は素晴らしいと思うけれど、暗いトーンすぎて救いのない話はあまり好きではないな。

Posted byブクログ