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現代日本人の意識構造 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2022/12/15

日本人の意識はどうなっているのか。今回の本は2008年にNHK放送文化研究所が、全国の16歳以上国民を対象に、1973年以来5年ごとに実施している調査。 質問としては、「生活目標」や「人間関係」のような基本的なところから「家族」や「仕事」のあり方などさまざまだ。 ...

日本人の意識はどうなっているのか。今回の本は2008年にNHK放送文化研究所が、全国の16歳以上国民を対象に、1973年以来5年ごとに実施している調査。 質問としては、「生活目標」や「人間関係」のような基本的なところから「家族」や「仕事」のあり方などさまざまだ。 翌年の2009年といえば、民主党が衆議院解散で圧勝して政権交代した。しかし、その後「学級崩壊」のように政権から転げ落ちて今に至る。 なぜ、今さら古いデータを読むのか。以前はどうだったのかを知りたくなったからだ。 気になるといえば、宗教に対する日本人の意識だ。 若・中年層で「宗教的なもの」を信じる人が増えた。特に「あの世」「奇跡」「お守り・おふだの力」を信じる人が2003年からの5年間で増加している。 現世利益的、具体的には墓参り、占い、利益祈願がよく行われて、反対にお祈りや布教活動のような自己修練的な行動は、長期的には減少傾向にある。 新興宗教の信者が減っているとメディアで話題になっていたなあ。現世の利益を追求するなら、壺を買えば救われるというどこかの団体の言う事を鵜呑みにしなくてすみそうだが、マインドコントロールされるとそうもいかないようだ。 貯蓄・消費態度に関して、貯蓄と計画的消費が同じ割合で並んでいる。無計画消費はどの時代も10%台前半だ。 臨時収入の使い道について貯蓄を選ぶ人が増えている。若い世代では男性が増えている。 2022年に調査したらどんな結果が出るのか。

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2018/10/28

【由来】 ・新書マップからのamazon関連本 【期待したもの】 ・ 【要約】 ・ 【ノート】 ・

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2015/10/07

本棚から出てきた。NHKのニュース等で結果は使われているのだろう。こういう調査結果を踏まえて研究の意味づけすると説得力が上がる。第八版が2015年に出ているようなので購入してみよう。伝統重視への回帰が続いているか?

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2015/07/29

おすすめ資料 第114回 日本の心の今と昔(2010.8.6)   本書は、NHK放送文化研究所が、全国の16歳以上の国民を対象に1973年から5年ごとに実施している「日本人の意識」調査の第8回目(2008年実 施)の結果をまとめたものです。 この調査は5年ごとに、同じ質問、同じ...

おすすめ資料 第114回 日本の心の今と昔(2010.8.6)   本書は、NHK放送文化研究所が、全国の16歳以上の国民を対象に1973年から5年ごとに実施している「日本人の意識」調査の第8回目(2008年実 施)の結果をまとめたものです。 この調査は5年ごとに、同じ質問、同じ方法で世論調査を重ねることによって、日本人の生活や社会についての意見の動きをと らえることを目的としています。 質問項目は家庭や仕事のあり方、政治や国際化に関する意識まで幅広い分野にわたっていますが、テーマ別に過去の調査結果との比較を交えながら簡単にまとめられているため、とても読みやすく、必要な箇所だけを拾い読みすることも可能です。 少しだけ中身を紹介すると、調査開始時の73年から現在にかけて最も大きく変化したのは家族・男女関係に関する質問領域だそうです。 特に「女性は子どもが 生まれても職業を持つべき」と考える人がこの35年間で20%から48%に増加したのと同時に、「夫も家事育児の手伝いをするのが当然」と考える人も 53%から86%と大幅に増加しています。 一方で、「日本に生まれて良かった」「古い寺や民家に非常に親しみを感じる」など日本への愛着心に関する質問に はほとんど変化がなく、この35年間常に90%以上の人が「そう思う」と回答しています。 時代と共に変化した人々の考え方と、いつの時代も変わらない考え方の両方を追うことで、現在だけでなくこれからの日本のあり方についても考えてみてください。 また当館では、第1回目と第2回目の調査結果を比較・解説した初版から全ての版を所蔵しています。こちらも併せてご利用ください。

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2011/09/06
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NHK放送文化研究所が,1973年から5年毎に「日本人の意識」調査を行っています.その結果の中に興味深い事があったので展開します. 『日本人の意識変化について』 これまで行った8回の調査から,各世代の意識はどのように変化したのか.後半のページにある区切り方をした時に,これまでの調査及び各世代の分布を示した図が載っている. ここから読み取れるのが, ①各世代の位置(=意識)が離れています. ⇒世代での特徴があると考えられます. ②各世代において調査年毎に位置が移動しているが,その度合いは小さく,35年を経ても,各世代の意識変化はそれほど大きくない.つまり,それぞれの若い頃に形成された考え方は,35年のあいだ同じ時代の空気を吸い,年を重ねて生きてきても,生涯そう変わるものではないということである. ⇒成人に至るまでに根源となる特性(価値観)は形作られる 世代間の位置関係に着目すると,戦争世代,第一戦後世代までと,団塊の世代以降では,位置が左右に分かれ,世代間では意識差が大きい事が分かります.世代間での意識の隔たりはなくなるものではないともいえます.このように大まかには,生まれた時代によって世代毎の意識が規定されているのが分かります. 戦前の教育,敗戦,戦後民主主義,高度経済成長,政治腐敗,男女平等への取り組み,低成長,グローバル化,メディア環境の変化など,それぞれの青春時代に出会ったものが世代固有の意識となって心の核に刻まれ,意識形成に影響し,世代が形成されてきたと考えられる.

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2011/06/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

[ 内容 ] 30年間にわたる日本人のものの考え方・価値観の変化を豊富な図表を使って分析・解析する。 [ 目次 ] 1 序章―三〇年という歳月 2 男女と家庭のあり方 3 政治 4 ナショナリズム・国際化・宗教 5 仕事・余暇 6 日常生活 7 生き方・生活目標 8 終章―世代の変化 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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