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2016/11/17

舞台の上で起きる出来事は、どんなに陰惨で、なまなましい出来ごとでも、どこかしら人に見せるために作られているように。 この話もまた、言っている事、やっている事は、粗野で、なまなましく、残酷な出来事であるにも関わらず、なにかしら人を惹きつけるものがある。 主人公の観阿弥は、美しく、才...

舞台の上で起きる出来事は、どんなに陰惨で、なまなましい出来ごとでも、どこかしら人に見せるために作られているように。 この話もまた、言っている事、やっている事は、粗野で、なまなましく、残酷な出来事であるにも関わらず、なにかしら人を惹きつけるものがある。 主人公の観阿弥は、美しく、才能溢れる優れた芸人であるにも関わらず、いや、そうであるが故に、みずからのすべき事の理解を得ることができない。 孤独に足掻き、もがく様は、無様でありながらも、やはりどこか美しい。 実際の能舞台がどう言うものか、私は見に行ったことがまだ、どういうものかは分からないが…。作中に出てくるように、なまなましい題材をテーマにして人を魅せるという点では、この小説そのものに通じるものがあると思う。

Posted byブクログ

2013/11/16

室町時代。17歳の才能ある若者が能楽を極めようとする話。 一人称で勢いはあるが独りよがりに感じることも多々。 周りに振り回される展開が多くて構成がイマイチ。

Posted byブクログ

2011/05/29

「100mを全力で走って、ゴールで待っているやつに思いっきり回し蹴りを喰らわせたらきっと気持ちがいい。でも、すごく日を選ぶ」という読後感。爽快で切ない。

Posted byブクログ

2012/05/22

野心に溢れた若き観阿弥が主人公。 猿楽師は当時最下層の身分であったがいつか将軍の前で舞をしたいという願いを叶えるため、才能だけを頼りに策略を巡らせ這い登ろうとする壮絶な姿を描く。

Posted byブクログ

2010/04/25

ちょっと図に乗ってた部分があったので、太夫が南阿弥にいいように利用されてたんだとわかったときは、いいきみだなと心の中でつぶやいている自分がいた うまい話には、必ず裏があるという教訓でしょうかね

Posted byブクログ