メグル の商品レビュー
ユウキさんという、大学でアルバイトを紹介する女性は柴崎コウに似ているに違いない。間違いない。そんな綺麗な影のある女性に声を掛けられたら、大学生だつたら、バイトしちゃうよね。ぜったい。面白かった。オススメです。因みに「メグル」は最初は女性の名前だと思っていましたが、読み終えた今は「...
ユウキさんという、大学でアルバイトを紹介する女性は柴崎コウに似ているに違いない。間違いない。そんな綺麗な影のある女性に声を掛けられたら、大学生だつたら、バイトしちゃうよね。ぜったい。面白かった。オススメです。因みに「メグル」は最初は女性の名前だと思っていましたが、読み終えた今は「廻る」だと思います。巡るよりも近い気がします。
Posted by
この本で 語られるのは5人の大学生たち ある者はアルバイトを探して、ある者はただゴミを捨てるため、 それぞれの理由で足を運んだ 大学学生部で、奇妙な迫力をもつ女子職員ユウキから 半ば強要されるように紹介されたアルバイト それが 彼らに何をもたらすのか・・・? これまた変わった...
この本で 語られるのは5人の大学生たち ある者はアルバイトを探して、ある者はただゴミを捨てるため、 それぞれの理由で足を運んだ 大学学生部で、奇妙な迫力をもつ女子職員ユウキから 半ば強要されるように紹介されたアルバイト それが 彼らに何をもたらすのか・・・? これまた変わったタイトルに惹かれて借りましたが とてもいい作品でした♪ 5人のお話は ちょっと感動したり ちょっと怖かったりと それぞれ趣きが違っていて なんだかお得なカンジ(笑) そして その5つのお話を読むと 少しだけみえてくるユウキさん自身のこと・・・ 1冊で いろんな楽しみのある本だと思います(*^_^*) さらに言うなら この作者さん北海道生まれだそうで、作品にでてくるH大、地下鉄南北線など 地元民なら「ああ、あそこね!」ってカンジで なんとなくわかる気がして 余計に楽しめました♪
Posted by
学生部の女性職員から半ば強要されそれぞれのバイト先へ向かった5人の大学生の話。 病気や介護問題など結構重たいテーマを軸にした不可思議な世界であるにも関わらず喉越しサラリな印象は流石。 そしてうっかり油断していると琴線をガツンとやられるから侮れない。 特に食をテーマにした「タベル」...
学生部の女性職員から半ば強要されそれぞれのバイト先へ向かった5人の大学生の話。 病気や介護問題など結構重たいテーマを軸にした不可思議な世界であるにも関わらず喉越しサラリな印象は流石。 そしてうっかり油断していると琴線をガツンとやられるから侮れない。 特に食をテーマにした「タベル」は参った。 久々に食に対する意識改革をさせてもらったし、 核家族が当たり前で且つ飽食の時代だからこそ多くの人に読んでもらいたい。 ありそうでなかなかない感覚を味わえる作品です。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
どこか謎めいた大学学生部の女性職員が学生達に半ば強制的に紹介するアルバイト。 そのアルバイトを通して彼らはそこに何を見つけるのか? 「ヒカレル」も良かったけど(死人の手を握るバイトなんて私は勘弁して欲しいけど)、「タベル」が意外にジーンときた。 主人公の友人・小泉の無神経そうに見えて誰よりも人の痛みを理解しようとする姿勢に好感。男の友情って、良いもんだね。 私はこの本を読んで昔少年ジャンプに連載されてた「アウターゾーン」という漫画を思い出した。 雰囲気がなんとなく。 余談。 カバーの折り返し部分に書かれた、女性職員の決め台詞ともいえる言葉。実際物語中で使用されているものと微妙に違うのが気になってしょうがない。「あなたはこれよ。」なんて言ってないがな。
Posted by
H大学の奨学係にいるなぞめいたの女性 悠木さん。彼女が紹介してくれるアルバイトは、人を選ぶのだ。アルバイトを通して彼女がつなぐのは「人と人」そしてそのバイトを通して学生たちは新しい一歩を踏み出していく、心に秘めた問題を乗り越えて…どの話もファンタジックでちょっぴり怖くって。それで...
H大学の奨学係にいるなぞめいたの女性 悠木さん。彼女が紹介してくれるアルバイトは、人を選ぶのだ。アルバイトを通して彼女がつなぐのは「人と人」そしてそのバイトを通して学生たちは新しい一歩を踏み出していく、心に秘めた問題を乗り越えて…どの話もファンタジックでちょっぴり怖くって。それでいて心にしじみみと温かくしみこむ。特にお勧めは「タベル」 人前で読むことは避けたほうがよし。微笑みながら泣くという不気味な本読みになってしまう故。
Posted by