ザ・シネマハスラー の商品レビュー
"私があまり見ないような映画を多数紹介してくれた本。 毎週1回ラヂオで放送している映画コーナーを一冊の本にしたものらしい。"
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基本、酷評してる回の方が面白い。なんというか悪口が生き生きとしている。というか、悪口の時だけラッパーに戻ってる。 「少林少女」なんかはAmazonレビューか何かでも「これを観るくらいなら多摩川の流れを見ていたほうが面白い」と書かれていて爆笑した記憶。
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最近ラジオを聞き出して面白かったので本も読んでみた。たまにテレビのロードショーでやっている映画をみたりするときに、感動させてやろうという場面で何故か良さげの音楽がぶわっと大きくなる、というあのよくある現象を見るたびに薄ら寒くなっていたのだけど、宇多丸さんがいう「げ」というのはそう...
最近ラジオを聞き出して面白かったので本も読んでみた。たまにテレビのロードショーでやっている映画をみたりするときに、感動させてやろうという場面で何故か良さげの音楽がぶわっと大きくなる、というあのよくある現象を見るたびに薄ら寒くなっていたのだけど、宇多丸さんがいう「げ」というのはそういうことなのだと思う。安易な感動「げ」の映画は観客を馬鹿にしているとしか思えんね。急いで読んだので映画をメモする余裕がなかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
シネマハスラー 「アラビアのロレンス」 真夏の暑さに相応しい話題を。 白夜書房 「ザ・シネマハスラー」より ■ デヴィッド・リーン監督の「アラビアのロレンス」 砂漠のど真ん中に、いきなり船が現れるシーンを覚えていますでしょうか? ラクダでは横断不可能とされた砂漠の長駆強行走破を試みる。 意識朦朧状態のロレンスの目に飛びこんできた光景。 実はスエズ運河に辿り着いていた、というオチです。 運河の向こう岸にいるバイクに乗った英軍兵士が、ロレンスに、「お前は誰だ?」と聞いてくる。 ロレンスという人物がアイデンティティを求めてさまようこの物語において、核心を突く重要な問いでもあります。 その証拠にこのセリフを言っている男は、他でもない、デヴィッド・リーン監督その人なのですから。 スピルバーグ監督の「未知との遭遇・特別編」で、ゴビ砂漠の真ん中に突如として大型船が出現するシークェンスは、この場面へのオマージュに違いありません。 ■ 「アラビアのロレンス」、午前十時の映画祭で上映あり。 TBSラジオ 土曜夜10時 ライムスター宇多丸 ウィークエンドシャッフル
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例えば全く興味のなかった映画でも、 コテンパンであればコテンパンである程、何故だか逆に観たい衝動に駆られてしまう… という、特異稀なラジオ番組内の映画批評コーナー「ザ・シネマハスラー」。 聴けるものは全て聴いています。 正直書籍だとどんな感じになるのかなと少々訝っていたのですけ...
例えば全く興味のなかった映画でも、 コテンパンであればコテンパンである程、何故だか逆に観たい衝動に駆られてしまう… という、特異稀なラジオ番組内の映画批評コーナー「ザ・シネマハスラー」。 聴けるものは全て聴いています。 正直書籍だとどんな感じになるのかなと少々訝っていたのですけれど、 当時の臨場感はそのままに、気軽に振り返るにはとても楽しい本になっていました。 もちろん宇多丸師匠の生声で聴くのが一番なのだけれど、 読めば自然と師匠の声で再生されるので(笑)こちらはこちらで…オススメです!
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ここまでばっさりと作品を批評をしているのは初かも。宇多丸さんの映画知識、巧みな表現でコミカルなんだけど、的を得ている分析。個人の好みのバイアスがかかっている批評もあるが、それもそれでいて納得できる。これを読んで、映画を観るようになりました。
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宇多丸の口調も文字で丁寧に再現されていてとても読みやすい。 注釈も程良く付いていて、強調したい(トークの笑いどころとか)ところは太字で印刷されていて面白かった。 この映画評のコーナーは冒頭にリスナーからのメール/はがきを読み上げるのだが、その際宇多丸と正反対の意見を取り上げる事...
宇多丸の口調も文字で丁寧に再現されていてとても読みやすい。 注釈も程良く付いていて、強調したい(トークの笑いどころとか)ところは太字で印刷されていて面白かった。 この映画評のコーナーは冒頭にリスナーからのメール/はがきを読み上げるのだが、その際宇多丸と正反対の意見を取り上げる事も多い。 つまりこれはこれから始める宇多丸の映画評もあくまで「一意見」に過ぎない事を強調している大事な部分なのでいくつかリスナーの映画感想も引用して欲しかった。
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水道橋博士曰く、「Cinema Hustlerで紹介された映画はどんなに糞味噌に評論されていてもその後絶対に見たくなる、いや、見なければならなくなる。」 映画評論に限らず最高の評論て言うのは、評価の善し悪しに限らずその作品に触れてみたいと思わせる魅力を持つものであると思いま...
水道橋博士曰く、「Cinema Hustlerで紹介された映画はどんなに糞味噌に評論されていてもその後絶対に見たくなる、いや、見なければならなくなる。」 映画評論に限らず最高の評論て言うのは、評価の善し悪しに限らずその作品に触れてみたいと思わせる魅力を持つものであると思います。 評論対象とは別個のものとして、評論がそのまま評論自体として価値あるものでなければならない、一つの作品でなければならないんじゃないかと思うんです。 この本自体はちょっと情報が古いですけど、それでもやっぱりこの本の中で評論されてる作品は全部見てみたくなるし、見たことない作品の評論でも本当に楽しいんです。 元ネタのTBSラジオ版はPodCastで毎週更新されてるので絶対聞くべきです。 忙しくて映画なんて見てる暇無いという人でも、今年見るべきベスト3を手っ取り早く知る!ために聴く、なんてのもありだと思います。一年に3本すごい映画を見るだけで絶対人生は楽しくなると思うんですよ。 オススメです!
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ライムスター宇多丸先生のラジオ ウィークエンドシャッフルの映画評論コーナー シネマハスラーを書籍に集めたもの。 辛口な部分もありますが、独特の切り口で映画を語ります。 あーでも、やっぱり文章よりは宇多丸さんのお声が聞きたいな❤ ラジオ聞こっっ!!!
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著者自身のラジオ番組、『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』内の看板コーナーがそのまま、本になった形。一見映画に対する持論をぶちまけているように見えるが、その裏には確かなロジックとリサーチがある。著者の圧倒的な映画知識に感服。ホントにこの人は映画が好きなんだなと感じさせ...
著者自身のラジオ番組、『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』内の看板コーナーがそのまま、本になった形。一見映画に対する持論をぶちまけているように見えるが、その裏には確かなロジックとリサーチがある。著者の圧倒的な映画知識に感服。ホントにこの人は映画が好きなんだなと感じさせる1冊。
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