TVコマーシャルと洋楽コマソン40年史 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
コマーシャルソングに使用された洋楽をテーマにして、さまざまな角度から著者は述べている。さらにコマーシャルに使用されてきた洋楽を時期と企業別にリストアップしているという優れもの。コマーシャルソングの魅力に取り付かれた音楽評論家の手による今回の1冊。 モクモク羊には思い出に残る洋楽のCMといえば、2つ浮かんでくる。一つは、1987年に武田製薬のアリナミンVで使用されたジャズの名曲の一つであるディブ・ブルーベックの代表作「テイク・ファイブ」。ニューヨークの高層ビルを背景にして流れる音楽を聞いておしゃれなCMだなと子供心に思ったものだ。アリナミンVのCMもいろいろなバージョンが出てきている。あの商品自体安定した売れ行きだからこそできるのかな。 もう一つは、タバコメーカーフィリップモリスのパーラメントで使用されたボビー・コルドウェルの「ハート・オブ・マイン」。高層ビルの夜景をバックに流れていたのが今でも印象に残っている。あのCMは全般的に映像がきれいで、流れるコマーシャルソングが映像にマッチしていて良かった。いまこんなCMを流すとさまざまなところから圧力がかかって中止されるだろう。 たった数十秒のコマーシャルだが、良いコマーシャルソングと、背景の風景がマッチすると人々の印象にいつまでも残る。とはいっても企業側としては、CMはあくまでもおまけであって肝心なのはCMを通じてその会社が販売している商品の売り上げが上がることだ。話題になり、広告に関する賞を受賞したはいいが、肝心の売り上げはさっぱりでは製作した意味がない。 CDショップやレンタルショップで見かけるCMソングを集めたCD。やはり、気になって買ったり、借りたりして楽しんでいる人がいる。今では、YouTubeで手軽に楽しめるというありがたい時代になった。投稿してくれたに感謝。これからもいろいろなコマーシャルソングを流していって欲しいものだ。 http://www.youtube.com/watch?v=t8L7LD7RiKA&feature=results_video&playnext=1&list=PL0FB9B6FA56CECB45 http://www.youtube.com/watch?v=fNsj3gfm5o4&feature=related
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消費を活性化するために作られてきたTVコマーシャルが、数々の洋楽を消費してきた40年史。しかし、使われても使われてもまた使われていくことによってさらに日本の名曲になっていく、という曲も。
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