鉄風(1) の商品レビュー

太田モアレ(著者)

2011/10/25

オールラウンダー廻女版。やる気のない天才が真面目で明るい天才をボコボコにしたいみたいな不純な動機設定が面白い。惜しむらくは登場人物が女である必然性が一切感じられず、むしろ少年漫画のテンプレートを女人物でやることによってお約束的展開がいかに現実では不自然かが浮き彫りになっている。

2011/08/04

「私は充実している人間を―許さない」

主人公・石堂夏央はスポーツ全般において人よりも努力をせずに習得できてしまう「天才」である。
そして、人並みの努力ができないことに、退屈さと不満を感じ過ごしていた。
そんなある日彼女は才能を持ちながらも退屈せず、総合格闘技を楽しみながら学ぶ馬渡ゆず子と出会う。

才能が有りながらも充実している、そんな許せない存在を「潰す」ため夏央の総合格闘技への挑戦が始まる。

ダークヒーロー的な夏央の性格と、総合格闘技のディティールに細部までこだわっている点が魅力的。

マンガ好きにはぜひお奨めしたい作品です。

2011/07/08

技や成り行き、心理描写が過不足なく行き届いた良質な格闘シーンに対して、日常部分の漫画表現があまりに稚拙でいまひとつのめり込めなかった。描こうとしているテーマそのものには興味があるのだが、そこもト書きによる直接的な説明に終始して非常にもったいない。続刊に期待。

2011/01/28

総合格闘技を扱った漫画。
主人公のデカいねーちゃんが、ブラジルから来た小娘にインネンつけて、女子プロの頂点である先生と出会い、総合格闘技の道へ入っていくというスポーツマンガ。
主人公が性格悪くて見た目怖いのがウリ。そこにおいて、王道スポーツマンガと少し路線を異にしている。
でもちょっと主人公の性格設定と動機付けに「？」なところがあり、無理やり感がある。
今後の展開に期待。頑張って欲しいマンガ。

2011/01/20

ダークヒーローならぬダークヒロインの総合格闘マンガ。明らかに敵キャラのような絵やセリフが沢山出てきます。

容姿も性格も、大好きな「エアマスター」の皆口由紀を彷彿とさせて個人的には好きです。

絵のクオリティにバラつきがある感じですが、肝心の格闘シーンは力が入っていて安定している印象。

素直に面白いと言える作品です。格闘マンガが好きなら是非。

余談ですが、この作品でも「ホーリーランド」のようにタックルを膝蹴りでいなすシーンがあり、大晦日の長島☆自演乙☆雄一郎選手を思い出さずにはいられませんでした。

2010/10/18

2010年10月13日現在、三巻まで発売中ということで、星４つ。
殆ど星５つに匹敵する星４つ。
今でさえかなりのおもしろさだけど、将来きっともっと面白くなる。
だから、今は、星４つ。

格闘漫画で大事なものは、ゾクゾクさせられるかどうかにあると思う。
それから、どれだけ人に影響を与えられるか。

この漫画を読むと、きっと凄く体を動かしたくなると思う。
格闘技の経験のある人なら、凄く格闘技をやりたくなると思う。
この漫画はそんな感じの影響を強く与えることが出来る漫画だ。

超お気に入り。

2010/06/09

女性が主役で、しかも女子総合格闘技がテーマという、非常に珍しい漫画。内容も本格的で、格闘技好きな人なら読んで損はない。逆に格闘技の知識がないと、読んでも面白くないかも（苦笑）

2010/05/24

抜群の運動神経を持ち”なんでも出来てしまう”が故に、日常に退屈している主人公は、毎日努力という「充実」と「青春」を謳歌する天才に敗北させられる。天才を打ち負かしたい天才は、毎日「努力」を積み重ねていく。

…とだけ書くと、普通のスポーツ漫画っぽいけど、ほかと違うのは主人公の性格！とにかくこの主人公、考え方が「主人公」じゃない。
敵とか、悪とか言った方がしっくりくる。
こんな面白い漫画久しぶりに読んだよ！って感動した。
このためにグッドアフタヌーン買ってた！

2010/04/10

ベジータが主役で悟空がライバルみたいな
今んとこそんな格闘マンガ。

久しぶりに(裏)表紙買いで成功した。

総合とかまったく興味なかったけど面白かった。

2010/10/17

主人公が努力して成長していく格闘技マンガ…のハズなんですが、主人公の性格が悪いとこうなるのか！ｗ

デビュー作とは思えない完成度で続きが気になります。

…ケイ×ナツオとかいいなぁ(爆)