甕のぞきの色 の商品レビュー

山岸凉子(著者)

2018/07/04

「甕のぞきの水」
ガンを患った男性が頼ったのは病を治すという「水」
果たしてその水の正体は…

沼地で出会った美しい少女の正体は…
「ウンディーネ」

姉にコンプレックスを抱く妹は一人の男性に出会い…
「木花佐久夜毘売」

何もない部屋に監禁された男が自分を取り戻そうと…「スピンクス」

仲良し兄妹が愛するということを知る…
「パニュキス」

亡くなった義母が幽霊として現れるという噂の陰には…
「月氷修羅」

着物好き女子の執着
「着道楽」

「着道楽」のラストがおもしろかった。

2013/12/19

甕のぞきの色：
ウンディーネ：
木花佐久夜毘売：
スピンクス：
パニュキス：
月氷修羅：
着道楽：葬式中に女の人が着物の話をしているが、実はそれが死んだ本人

2010/05/04

「スピンクス」が特に好きです。「木花佐久夜毘売」もそうだけど、家族による、人格を否定されるような生活を強いられることの怖さを描くのが上手いなあ。相手がそれを愛情だと思っているだけにはねのけるのが難しい。