ラガド の商品レビュー
確かにスピーディーですらすらと読めるが、結末が凡庸な結末として予想できる範囲に落ち着いていて、予想を裏切るものでない。
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2010/6/30 読了(2010-035) 中学校で起きた無差別殺傷事件。物語が二転三転していくなかで暴かれる戦慄の真相とは…。11月4日午前8時30分。ある私立中学校に1人の男が侵入する。1人の女子生徒が、彼の行動を見て叫んだ。「みんな逃げて!」果敢に男に立ち向かう彼女を悲...
2010/6/30 読了(2010-035) 中学校で起きた無差別殺傷事件。物語が二転三転していくなかで暴かれる戦慄の真相とは…。11月4日午前8時30分。ある私立中学校に1人の男が侵入する。1人の女子生徒が、彼の行動を見て叫んだ。「みんな逃げて!」果敢に男に立ち向かう彼女を悲劇が襲う。そして事件後、警察で秘かに行われた、ある特別な「再現」。そこから、思いもよらない事実が明らかになっていく…。
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結局、あの1枚の図を描きたかったわけですよね? 語り手を変えて話を二転三転させる手法はいいけど、結末が・・・
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いかにもな表紙を見て購入した一冊。 すらすらと読めるし、謎解きにも図解がついていて解かりやすかった。ちょっと大掛かりな話になったと思うが、こういうのも面白い。
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名門私立中学で起こった無差別殺傷事件。 犯人は事件の2ヶ月前に自殺したクラスメートの父親だった。 彼は事件当時の記憶を失っていた。 なんか荒っぽくて突っ込みどころもいっぱいなんだけど生徒がまるで記号のごとく数字を振り当てられ図を多用してパズルを解くような書き方は視覚的で斬新でした...
名門私立中学で起こった無差別殺傷事件。 犯人は事件の2ヶ月前に自殺したクラスメートの父親だった。 彼は事件当時の記憶を失っていた。 なんか荒っぽくて突っ込みどころもいっぱいなんだけど生徒がまるで記号のごとく数字を振り当てられ図を多用してパズルを解くような書き方は視覚的で斬新でした。 物語が二転三転してスピード感たっぷりに畳み掛けていく展開はパワーを感じさせてくれました。 ぐいぐい読ませてくれたんですがでも読み終わってみると結末は何か弱い。 うーーんそうなん?ちょっとリアリティからかけ離れ過ぎたのも興ざめの原因かな。
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日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 昨年は結城 充考 / プラ・バロックだったですね。 今回もオビのコメントは超豪華w。 確かにグイグイ引込まれるストーリーと トリッキーな展開は面白いです。ドンドン 大袈裟な方向に話しが転がっていく事自体は アリなんですが、その大袈裟な方向と...
日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 昨年は結城 充考 / プラ・バロックだったですね。 今回もオビのコメントは超豪華w。 確かにグイグイ引込まれるストーリーと トリッキーな展開は面白いです。ドンドン 大袈裟な方向に話しが転がっていく事自体は アリなんですが、その大袈裟な方向というか... そもそもの「ラガド」なる組織の存在が 受け入れられない以上、そこに対しての 面白みが半減してしまいます。 ページ下部に随所に記載される事件の再現 展開図は結構後半(特に図92!!!)に来てその 視覚効果による恐怖感はあったように思います。 この図92の為に91個の伏線があったように思いますw。 結末の拍子抜け感はなんとなく読みながら 感じてしまってましたが...やはりw。という 尻すぼみなエンディングですが、着地をミスった だけでそれ以外は結構面白く読めたっス。
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第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。「文学大賞」の方は人に「新人賞」は作品に与えられるってのは知らなかった。校内で発生した殺人事件の謎解き話。二転三転の展開は確かに面白くはあるんだけど、盛り上げるだけ盛り上げておいて、じらしてじらしてじらして結末がこれ?。特に終盤のじらし...
第13回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。「文学大賞」の方は人に「新人賞」は作品に与えられるってのは知らなかった。校内で発生した殺人事件の謎解き話。二転三転の展開は確かに面白くはあるんだけど、盛り上げるだけ盛り上げておいて、じらしてじらしてじらして結末がこれ?。特に終盤のじらしはクライマックス直前に割り込むCMを何度も何度も何度も見せられるようで不愉快な事この上なく、冗長以外の何物でもありません。
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一風変わった雰囲気のミステリ。視覚的効果、最初はわざわざこんな図を入れる意味が? と思いましたが。ラストのあれではぞくりとしました。たしかに効果的。 終盤の展開は怒涛。どんどん怖くなってきます。たった一文字の違いで、がらりと変わってしまう言葉の意味が怖い、「緑の鹿」の話も怖い……...
一風変わった雰囲気のミステリ。視覚的効果、最初はわざわざこんな図を入れる意味が? と思いましたが。ラストのあれではぞくりとしました。たしかに効果的。 終盤の展開は怒涛。どんどん怖くなってきます。たった一文字の違いで、がらりと変わってしまう言葉の意味が怖い、「緑の鹿」の話も怖い……でも人間の心理って、突き詰めればそんなものなのかもしれません。
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“生徒たちはまだ動かない。 生徒18番(女)がまっさきに行動をおこした。日垣にちかづいていったのだ。日垣を静止するために。 血のついた包丁をかまえている、しかも確実に正気をうしなっているであろう日垣にむかっていくとは、大人でも困難な勇気ある行為だが、事実である。生徒たちの多くが見...
“生徒たちはまだ動かない。 生徒18番(女)がまっさきに行動をおこした。日垣にちかづいていったのだ。日垣を静止するために。 血のついた包丁をかまえている、しかも確実に正気をうしなっているであろう日垣にむかっていくとは、大人でも困難な勇気ある行為だが、事実である。生徒たちの多くが見ている。 日垣はこれに呼応するかのように、生徒18番に接近した。 生徒18番は日垣になにか話しかけようとしたが、日垣はこれに答えず、18番に刺しかかった。18番がとっさによけようとしたため、包丁はその左腕を傷つけた。 18番は叫んだ。「みんな逃げて!」” 11月4日午前8時30分、とある私立中学校に一人の男が侵入し、女子生徒を一人殺した。 本来なら、その男が殺人罪で捕まるだけ。 でも、この話は違う。そこから、物語は始まっていく。 次々と新たな視点、切り口から、犯人が変わり、目的が変わり、真相が変わる。 そして、彼らがたどり着いた、この事件の最後の本当の真相とは。 さくさく読めて、切り口がころころ変わるのが楽しい。 最後の展開には鳥肌が立った。 “「大丈夫。うまくいくわ」島津聡子はつぶやいた。 「大丈夫だ」“バベル”が言った。 「大丈夫さ」ブルース・リーも言った。 「大丈夫大丈夫」高橋が笑いながら、瀬尾伸彦の背中をたたいた。 生徒33番(男)と、生徒34番(男)の通話。 「あのとき、藤村が『わたしをかわりに殺して』って言ったのは、本当なのか?」 「カッコつけすぎだよな。よく知らねえけど」 「みんなそう言ってるだろ」 「おまえはどうなんだよ?」 「なんでそんなこと聞くんだよ。おまえはどうなんだよ?」”
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瀬尾中学校という所で、一人の女子生徒が殺害される。犯人は2ヶ月前に自殺した同じクラスの日垣里奈の父親だった。 最初から犯人もわかっているし、途中で事件の全貌が解決したと思われるが・・・二転三転していく。
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