キムラ弁護士、小説と闘う の商品レビュー
世に余りに本がありすぎてたまに迷子になるのを防ぐため、 時折読む書評。 世の中の人の感想は、その人間の程度もわからないし あんまり信用できないから読まない。 ダビンチとかはやや臭いので半分くらいひいて読む。 著者は弁護士としての観点と、その職業柄故か付箋を貼ってきちんと読んでいる...
世に余りに本がありすぎてたまに迷子になるのを防ぐため、 時折読む書評。 世の中の人の感想は、その人間の程度もわからないし あんまり信用できないから読まない。 ダビンチとかはやや臭いので半分くらいひいて読む。 著者は弁護士としての観点と、その職業柄故か付箋を貼ってきちんと読んでいる点で とりあえず読もうという気になる。 実際の私の読書は乱読で雑なので そこまでのってツッコミはいらないんだけど でもそんな人が褒めるなら読みたい、ということで 今回も何冊か読みたい本に巡り合うことができました。パチパチ。
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色々な作品詰め込み過ぎだからかなぁ。。。 人の感性に触れるのは好きだけど、大して伝わってくるものはなかった。 きっと一つ一つの作品は味わっているだろうから、そこがもっと知りたかったかな
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とてもお世話になった本 やり玉にあがってる本に興味を持って、その作家のファンになったり、 ミステリーや警察小説の導入本でした
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当たり前ですがネタバレを極力避けているので原本を読んでいないとさっぱり意味がわかりません。 というわけで飛ばし読みしたこと箇所が多くありました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いろいろ、法律に関連して為になる。 しかし、小説に対する敬意が表されていないような気がするのは、気のせいだろうか。 スタイルズ、アクロイド、ABC、予告殺人 筋に対する批判はそのとおりかもしれない。 しかし、完全な人間を描写することがアガサの目的ではない。 年に1度も殺人事件を担当したことがない警察官がいたら、妥当な処理ができるとは限らない。 そこをつっこんでもしょうがないような気がする。
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自分の読んだ本について、どういう感想を持っているか、 これから読みたい本はどんな本か。 書評をする人の感性がぴったり合ってれば、 こういう本はものすごくいいですね。 著者の弁護士でもある木村さんは、 落語家でもあるので、文章はうまい。 そして、一貫して論理性がしっかりしてい...
自分の読んだ本について、どういう感想を持っているか、 これから読みたい本はどんな本か。 書評をする人の感性がぴったり合ってれば、 こういう本はものすごくいいですね。 著者の弁護士でもある木村さんは、 落語家でもあるので、文章はうまい。 そして、一貫して論理性がしっかりしているか、 矛盾はないか、現実的にどうか、という軸がぶれずに 評価を下しているので、すごくいいと思います。 ま、ご本人もおっしゃってるように、 この判断基準だと、純文学はきついんですけどね。 ミステリー系は参考にさせてもらいます。
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弁護士の視点から小説の突っ込みどころを探るという書評。 後半はちょっと退屈で読み飛ばしてしまいました。 某作家の後書きでの開き直りっぷりには私も「おいおい・・・」と 呆れかえったことがありそこは共感できました。 とりあえず書きゃいいってもんじゃないだろーよ!って。
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なんだか、前作よりキレがないような気が・・・ 私が慣れただけなのかもしれないけど、全然カチンとこないし。 普通の書評になったら、つまんないんですけど。
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『告白』や『悪人』などの話題の小説から、ミステリーの女王クリスティに至るまで総計四十六冊の書評の数々は読み応え十分。 なかでも、『告白』で女教師が「飲ませた」と告白したことに対してキムラ弁護士の解説の「殺人罪が適用される可能性もある」というのは意外だった。そうかぁ、そういう見...
『告白』や『悪人』などの話題の小説から、ミステリーの女王クリスティに至るまで総計四十六冊の書評の数々は読み応え十分。 なかでも、『告白』で女教師が「飲ませた」と告白したことに対してキムラ弁護士の解説の「殺人罪が適用される可能性もある」というのは意外だった。そうかぁ、そういう見方もあるのか。であるなら、あのシーンでは彼女も綱渡りだったんだなぁ。と感心したらまた『告白』を読みたくなってしまった。 この「あらためて読んでみたくなる」というのは、良い書評である証である。 あと『マッチメイク』に対して、これは証拠を鑑識にまわされるだろうという弁護士知識を披露しつつ批判していた内容が印象的だったので引用する。 『僕はこの著者が変死者捜査の常道を「知らなかった」こと自体を責めるのではない。「なぜ知らないことについて考証をとらないのか」を責めたいのだ。それこそがミステリー作家としての読者に対する誠意ではないのか、と問いたいのだ』 そう。まさにそう。 『ウルトラマン』で毎週壊される町を作る大道具さんは、実際の建築現場に出かけたりして考証をとっていた。そういう強固なリアリティの足場があったからこそ、あの魅力的なフィクションの世界でちびっ子たちは目を輝かせることができた。 作者なら、 そこの部分だけは絶対に手を抜かないでくれ。 そしてより魅惑的なフィクションで俺を騙してくれ。 キムラ弁護士は、こういう思いで小説を読んでいるのかもしれない。 http://loplos.mo-blog.jp/kaburaki/2010/09/post_fdf3.html
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まぁまぁ。自分が読んだことのある本に関して、あぁ、理路整然と物事を考える弁護士さんは、こんな風に本と向き合うのねぇ、と興味深かった。でもまぁ、自分が読んだことのない本の書評を読んで、一度読んでみたいなぁ、と思わされたこともあって、中の中てな評価でしょうか;
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