ワイン完全バイブル の商品レビュー
ワインにハマってから何度読んだかわからない正にバイブル。 「神の雫」と本書でワインを極めた(?)。 尤も、フランスのブルゴーニュに程近いリヨンに駐在していたため、そこではブルゴーニュとコート•デュ•ローヌしか飲んでいない。 リヨン人は、ボルドーなど相手にしない。 ボジョレー•ヌ...
ワインにハマってから何度読んだかわからない正にバイブル。 「神の雫」と本書でワインを極めた(?)。 尤も、フランスのブルゴーニュに程近いリヨンに駐在していたため、そこではブルゴーニュとコート•デュ•ローヌしか飲んでいない。 リヨン人は、ボルドーなど相手にしない。 ボジョレー•ヌーボーなどワインとして認めない。 イタリア•ワインもスペイン•ワインも飲もうとしない。 リヨン人とドイツに行った時は、モーゼル、ワインを一口飲んだだけで、彼らはリヨンに帰ろうと駄々をこね始めた。 と、いうくらいのワインの聖地の近くにいたので、ブルゴーニュの銘酒、ジュブレ•シャンベルタン、シャンボール•ミュジニー、エシェゾー、シャサーニュ•モンラッシェ、コルトン•シャルルマーニュ、ムルソー、そして、コート•デュ•ローヌの銘酒、コート•ロティ、シャトーヌフ•ドゥ•パプを毎日のように飲んだ。 リヨン人はワインの血が流れているかと思いきや、彼らがワインを飲むのは土日だけで、平日は飲まないという。 一番ワインを飲むのは日本人だよ、と笑われた。 笑われるくらい飲んだおかげで、最初は珍文漢文(もとい、珍文仏文)だったワインの名前が、親しく愛おしいものになったのだが、リヨンに持って行った本書によってそれぞれのワインの背景を色々と教えてもらった。 本書は、飲みながら読むべき実践本。 ワインの世界は奥深い。 そこからフランス史、ヨーロッパ史が見えてくる。 「ワイン飲みすぎ」と注意されたら、「今フランス史に思いを馳せているんだ」と、煙に巻くことも可能だ。
Posted by
- 1