真綿荘の住人たち の商品レビュー
各章から、もう少し不確定を残したまま終わることを覚悟していたが、意外ときっちり蹴りがついていたので満足。全て視点が違っているものの、登場人物全員の成長がわかって安心して読めた。
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自分の理解できる型の中に当てはめようとしてはいけない、こういう捉え方する人もいるのだなという感覚で読む。 一人一人の心情の描写はさすが!としか言えない。 こうなんじゃない?という自分なりの理解はしてみたものの、多分理解しきれていない感情がありそうだ。 282冊目読了。
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表紙から、少し怖そうなイメージを持って読んでいった。 すると真綿荘の日常で、全然怖い印象は無く、するすると読んで行った。 様々な関係性、人への感情を持った人がいて、それぞれの目線で描かれていく。特にラストは、そういう形に落ち着くのかとびっくりした。
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この作家さん こんな読後爽やかなのも描くのね、、、。 らしくないと言えばらしくないけど さらっと読めて好きでした。
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島本さんの小説のわりに?、あまりドロドロ感がなかったです。ドロドロも好きですが、こういう感じのも、良かったです。 大和君のようなキャラは珍しい。といっても、美人な先輩に振り回される彼以外の住人たちは、なんだか複雑な人たちでした…。 千鶴と晴雨の関係は、本人たちしか、理解できないっ...
島本さんの小説のわりに?、あまりドロドロ感がなかったです。ドロドロも好きですが、こういう感じのも、良かったです。 大和君のようなキャラは珍しい。といっても、美人な先輩に振り回される彼以外の住人たちは、なんだか複雑な人たちでした…。 千鶴と晴雨の関係は、本人たちしか、理解できないってやつなのでしょう。 とにかく、なんか秘めてる女性って色っぽい…。
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真綿荘に住む人たちの様々な恋愛、人間模様を綴った物語。 全6章それぞれの物語があるし価値観もそれぞれ。 正直自分的にはあまりのめり込む作品ではなかったけど。 たまにはこういうものも良かったのかなと。
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すごく変な感想になるんだけど、この世にはわたし以外の人が大勢いるんだなと感じた。 自分の当たり前とか常識とか、全部自分だけのもので、それぞれ人はそういうものを持っていることを認識できた。 これまでの人生で知っていたはずなのに、全然ピンときてないなかった。 上っ面だけで、なんとな...
すごく変な感想になるんだけど、この世にはわたし以外の人が大勢いるんだなと感じた。 自分の当たり前とか常識とか、全部自分だけのもので、それぞれ人はそういうものを持っていることを認識できた。 これまでの人生で知っていたはずなのに、全然ピンときてないなかった。 上っ面だけで、なんとなく判断していたんだな。 読んでいくうちに実際に真綿荘にいて住民と深く話して、その考えや思いがわかったりわからなかったり、納得したり出来なかったり、そんな経験を通して、自分以外の人間について少し知れたような気になる。 もっともっと、人の気持ちを知りたくなった。
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いろんな住人が居るもんです。愛情表現にもいろんな形が有るかと思うけど、最後はどうも理解しにくい思いになりました。
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恋愛要素もありながら、あったかく爽やかな読みごこちの小説。どろどろはほぼなし。 わたしは鯨ちゃんみたいな友達ほしいな、と思いました。
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シェアハウスというより賄い付き、大家さんのいる下宿屋「真綿荘」に住む男女、それぞれの不器用な恋を描く連作短編集。 著者初読み。 住民の恋の有り様、気持ちは理解できないものが多いけれど、著者が26歳の若さでこの本を書かれたことに驚いた。 (図書館)
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