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破壊者の流儀 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2024/10/14

ホンダにおいて米国議会・マスコミ対策を担当し、その後コンサルに転じた筆者によるビジネス啓蒙書。このジャンルは非常に読みやすいのでささっと読み終えた。 小泉純一郎元首相と孫正義氏を侘び数寄道家元の茶会に招待して対談を挟みながら、主に「旧秩序の破壊者・織田信長」と小泉~麻生総裁時代...

ホンダにおいて米国議会・マスコミ対策を担当し、その後コンサルに転じた筆者によるビジネス啓蒙書。このジャンルは非常に読みやすいのでささっと読み終えた。 小泉純一郎元首相と孫正義氏を侘び数寄道家元の茶会に招待して対談を挟みながら、主に「旧秩序の破壊者・織田信長」と小泉~麻生総裁時代の自民党、本田宗一郎氏の米国人の心の掌握術などを通して「リーダーの覚悟」や「空気(時流や人心)を読む」を説いていく内容だった。 この覚悟や空気を読むに対し、成功と失敗の事例を挙げて分かりやすく解説してくれている。覚悟だけでもダメ、空気を読むだけでもダメ。両方揃って初めて人は動く、といった感じだった。

Posted byブクログ

2022/07/25

コミュニケーションは力である。 それも最も大きな力となり得る。 時代を動かす人間は自分のメッセージがどのように伝わっているかを敏感に読み取った。それこそが「空気を読む」ということである。 そして空気をつくり、形にする。 すると自分の立ち位置が作られる。最後は覚悟。 コミュニケー...

コミュニケーションは力である。 それも最も大きな力となり得る。 時代を動かす人間は自分のメッセージがどのように伝わっているかを敏感に読み取った。それこそが「空気を読む」ということである。 そして空気をつくり、形にする。 すると自分の立ち位置が作られる。最後は覚悟。 コミュニケーションこそが人を動かす最も大きな力になるという事は、歳をとるほど実感する。 故に戦略的なコミュニケーションが取れれば、仕事もプライベートもより好転するであろう。 同じような意味で別単語が多数使われたり、あまり関係ないと思われる三者の対談が突如挿入されていたりで少し読みづらい。

Posted byブクログ

2021/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

コミュニケーションのプロ田中氏と侘び数寄道家元山田氏による書籍。他ではあまり聞かない本質的な側面からの切り口が興味深い リーダー、コミュニケーションの名著といえそう。 メモ ・強い立ち位置をつくる基本プロセス  空気を読む  空気をつくる  空気を形にする ・リーダーとはメッセージで人を動かす存在。 ・コミュニケーションで意識すべきこと  目的意識を明確にもつこと  相手を明確に認識すること  どのようなメッセージが伝われば相手が動くかを把握すること  メッセージが的確に伝わる最適なタイミングをらかること   最も効果的な方法で伝えること ・相手について意識すること  利害が共有できるか、できないか、  利害関係が全くないのか ・相手の文脈を理解する。 ・自分の周囲の状況がどのようなメッセージを相手に伝えてしまうかを意識する感覚はリーダーに必要不可欠 ・クライシスコミュニケーションの要諦も空気を読むこと ・空気を作り、共通認識の土俵を設定し、その上で主張する。結果として共感が醸成される。例えばオバマはまずアメリカを語って認識を伝えてから自分を語るみたいな。 ・課題は作り出すもの。ただし受け皿が人々の中に潜在的に存在していること。 ・空気を形にするとは自分の立ち位置をつくるということ。 ・立ち位置をつくるための5つの基本要素  視点を与える  文脈を与える  利害に訴える  共感に訴える  意味づける ・人間は視点の呪縛にかかった動物。この視点をどれだけ持っているかが  見えないものを見る目力を決める  自分を肯定的に意味づける視点を相手が持っていなければ  いい立ち位置はつくれない。相手に視点を与えることが重要に。

Posted byブクログ

2010/04/25

破壊と創造 変化を嫌う人間の「意識の壁」を破壊する 相手の意識を破壊し 創造に向けた新たな意識をつくり出す 人間は一人では何も出来ない 人の世である限り 自分以外の人が 働いてくれなければ 自分の思いも、 目的も、夢も何も実現しない 人も企業も、国も 「立ち位置」が大切 強い...

破壊と創造 変化を嫌う人間の「意識の壁」を破壊する 相手の意識を破壊し 創造に向けた新たな意識をつくり出す 人間は一人では何も出来ない 人の世である限り 自分以外の人が 働いてくれなければ 自分の思いも、 目的も、夢も何も実現しない 人も企業も、国も 「立ち位置」が大切 強い立ち位置は人を動かす 人は、武力でも、権力でも、財力でもなく 納得によって動く 納得を得るには コミュニケーション力が必要 納得してもらう 共感してもらうことは、 相手の意識を変え 自発的に行動を変えてもらう力になる 人を動かすコミュニケーションでは、 六感(視覚・聴覚・触覚・ 味覚・嗅覚・直観)を 研ぎ澄まし 感じた自分を信じきる 覚悟する意識が必要 コミュニケーションの基本は 相手の視点に立つこと 相手の立場や視点に 自分を置くことはなかなか難しく 最大の敵は「自分」 この「自分」をどう制御できるかが コミュニケーションの 力量と大いに関係がある 自分の先入観、偏見、好悪感などの 思い込みを素直に知る そして相手を正しく理解する コミュニケーションとは「まず相手ありき」 自分は役に立つと“主張”することと どこで相手の役に立てるかと“模索” することは大きく違う 空気を読むとは、 相手のメッセージを 読み取ることではなく 自分がどのようなメッセージを 相手に伝えてしまったを読み取ること 少なくとも 「相手は自分が意図しないメッセージを 受け取った」と気づけるセンスを持つこと 自分がどのように 相手から見られているのかを知り 自分の背後に 相手がどんなストーリーを 描いているのかを察する 空気を作り共通認識の土俵を設定し、 その上で主張する 結果として共感が醸成 それをてことして人々を動かす 「説得される」ではなく「納得する」 説得よりも共感を得ることが大切 「共感」を作るには 「気づいてもらう」 孫さんと、小泉さんには、 “覚悟”あるんだと思った

Posted byブクログ