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黒いマナー の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2021/06/18

お付き合いの上での応酬。 ほんとはお互い負担なんだけどな、と思いつつ、やめられない、変えられない。 この手のエッセイに、そういう日本社会を鋭く分析する―なんてことを求めてはいけないのかな。 あれこれ言っても、結局オヤジ社会の規範にしっかり回収されている気がしてならない。 今読む...

お付き合いの上での応酬。 ほんとはお互い負担なんだけどな、と思いつつ、やめられない、変えられない。 この手のエッセイに、そういう日本社会を鋭く分析する―なんてことを求めてはいけないのかな。 あれこれ言っても、結局オヤジ社会の規範にしっかり回収されている気がしてならない。 今読む必要はない本なのかも。 文体が独特。 なぜそこに「~なのでした。」と確認調になるかな、と思う箇所多数。

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2017/04/19

参考になった。 老いた親へは、旅行に「せっかくだから、ね」スタンスで嫌でも誘う。 そして携帯や電子機器を買い与え使い方を教えてあげることが彼らのステータスに。 人妻は家紋入りの袱紗と本物の真珠で差をつける・・・っと。メモメモ

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2016/09/20

タイトル買いしました。 酒井順子さんの著書は「負け犬の遠吠え」と「先達のご意見」を読みました。 酒井さん、裏を感じない辛口で黒めなご意見が素敵です。

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2015/04/08

「マナーは時として自らの黒い心を覆い隠してくれる」 というひと言がこの1冊を集約している。 確かに心はなくともマナーさえ守っていれば 後ろ指さされることはないもんね。 人間関係にヒビが入らないように、 形だけでも最低限守ろうよってのがマナーなのかもしれない。

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2014/01/17

酒井順子による、複雑な大人社会をスマートに、かつ安全に生き抜くためのマナー。 触れたくても触れらない、むしろ、触れてはいけない部分なのだから、それは本当にそっとしておきましょうね、と相手に面と向かって言えない一言が、散りばめられているような本である。陰口を叩きつつ、「なぁんて、...

酒井順子による、複雑な大人社会をスマートに、かつ安全に生き抜くためのマナー。 触れたくても触れらない、むしろ、触れてはいけない部分なのだから、それは本当にそっとしておきましょうね、と相手に面と向かって言えない一言が、散りばめられているような本である。陰口を叩きつつ、「なぁんて、本当は言っちゃいけないのよ、うふふ…♪」と笑っているような気分。

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2013/08/30

2013/08/30読了。マナーにまつわるエッセイ。マナーといっても決まりとかのお堅い感じではなくて、空気が読めてないことに対してちょっともの申したい、みたいな内容です。 ときどき鋭い毒舌あり、巧妙な喩えあり!かなり共感できて、カフェなどで読んでいても思わずニヤニヤしてしまいまし...

2013/08/30読了。マナーにまつわるエッセイ。マナーといっても決まりとかのお堅い感じではなくて、空気が読めてないことに対してちょっともの申したい、みたいな内容です。 ときどき鋭い毒舌あり、巧妙な喩えあり!かなり共感できて、カフェなどで読んでいても思わずニヤニヤしてしまいました。 トリとかネコの挿し絵もかわいい◎ 他人の振舞いがつい気になっちゃうタイプの人にオススメ。

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2013/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

母親と旅行に行く娘の痛みを、ここまで分かってくれる本に出会えるとは… 一見、マナーと行ったら、他人に対しての気遣いからくるものかと思いきや、これを読むと家族にも、ある一定の譲歩は必要なんだな、と凄く痛感させられました。。。

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2012/08/11

よほど無神経でもない限り、どんな人でも他人に気を遣いつつ生きているのであり、それでも何を失礼と思い場違いと感じるのかに、個々の人間で食い違ってしまうのは、生き方が多様になったせいであり、価値観が種々様々になったせい。 どれだけ経験をつんでも、必死に勉強してみても、マナーの完全な...

よほど無神経でもない限り、どんな人でも他人に気を遣いつつ生きているのであり、それでも何を失礼と思い場違いと感じるのかに、個々の人間で食い違ってしまうのは、生き方が多様になったせいであり、価値観が種々様々になったせい。 どれだけ経験をつんでも、必死に勉強してみても、マナーの完全な正解にたどり着くことはできず、誰から見てもそつのない感じのいい人になどなれないと気づき、他人と自分との感覚の差や意識のズレに寛容になれる。 そして自分の言動を躊躇させる心の枷が、スッと少し軽くなる、 そんな本。

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2015/04/25

「エッセイとはすなわち、自慢話である」 井上ひさしがそう書いていたのを読んだ著者は「ああっ!」と叫んで赤面したそうです。エッセイを書く仕事をしている彼女は、心のどこかでそのことを感じつつ、気づかない努力をしていたそうです。 ですます調の著者の文体はすっとぼけているのかマジなのかい...

「エッセイとはすなわち、自慢話である」 井上ひさしがそう書いていたのを読んだ著者は「ああっ!」と叫んで赤面したそうです。エッセイを書く仕事をしている彼女は、心のどこかでそのことを感じつつ、気づかない努力をしていたそうです。 ですます調の著者の文体はすっとぼけているのかマジなのかいい匙加減で、絶妙な味わいです。結局、マナーとは心持なんであって、よく心の闇というけれど、心は闇、ならば上辺だけでもと、人はみなさまざまな仮面を操りながら世を渡っているのでしょう。

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2011/10/25

マナー本は何冊か持っているが 実際ここまでする人いる?!というのが現実だったりするし、マナー力以上に“空気を読む力”が今の時代必要なのかなと思う時がよくある。著者が言う様に、現代はカジュアル化している。こういった日常におけるマナー本の方が生きていく糧になるのでは…?これを読んで、...

マナー本は何冊か持っているが 実際ここまでする人いる?!というのが現実だったりするし、マナー力以上に“空気を読む力”が今の時代必要なのかなと思う時がよくある。著者が言う様に、現代はカジュアル化している。こういった日常におけるマナー本の方が生きていく糧になるのでは…?これを読んで、丁寧すぎるマナーは時にマナー違反にもなりうるということを学んだ。

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