ソーシャルメディアマーケティング の商品レビュー
かなり基本的なところからSMMが理解できる。Twiiter系の話が多め。業界内のポジショニングごとに具体的な戦略が書かれている点がすごく良い。革命戦などの言葉のチョイスが著者のSMMに対する本気度を感じさせる。ベンチャー経営者として共感する部分が非常に多かった。SMMについて短時...
かなり基本的なところからSMMが理解できる。Twiiter系の話が多め。業界内のポジショニングごとに具体的な戦略が書かれている点がすごく良い。革命戦などの言葉のチョイスが著者のSMMに対する本気度を感じさせる。ベンチャー経営者として共感する部分が非常に多かった。SMMについて短時間で理解するにはまずこの本を読んだらいいと思う。
Posted by
ツイッターマーケティングの本。著者たちにはツイッターマーケティングの実績もASPのような管理システムもあり、大企業も小規模事業者も、まずは手を出してみることを勧めている。他の方も指摘しているように、初心者向けとしては読みやすい教科書だと思う。 この本では「ストリーム化」という言...
ツイッターマーケティングの本。著者たちにはツイッターマーケティングの実績もASPのような管理システムもあり、大企業も小規模事業者も、まずは手を出してみることを勧めている。他の方も指摘しているように、初心者向けとしては読みやすい教科書だと思う。 この本では「ストリーム化」という言葉を用いているが、ブログ、CGM、SNS、ツイッターと、webの世界では市民・消費者の参加が急速に高まり、その発信速度も高まっている。TVや新聞雑誌の情報を唯々諾々と飲み込んでくれた羊のような消費者の姿は過去のものになり、良くも悪くも、クチコミも炎上も、マーケティングの世界では現実として直視すべきものになっている。だったら企業も炎上を恐れて押し黙っているのではなく、積極的にコミュニケーションしてはどうか、ちゃんと企業向けの管理システムも用意してますよ、というのが著者たちの主張。そこまではわかる。 とはいえツイッターはまだ始まったばかり。オバマが大統領選挙で活用したことで有名にはなったけれども、日本のビジネスツイッターではまだフォロワー数万がいいところ。ユーザー層もまだまだ、「新しモノ好き」層に留まっている可能性も高い。「ブランドづくり」よりも、狭い範囲やイベント単位での集客の方が適しているのではないだろうか。本書の中で紹介された事例も繰り返しのものが多く、乏しい実績を戦略論や戦争論の比喩で嵩増ししている感も否めない。 ブログでペイパーポストやるよりも公式ツイッターで堂々と広報する方が健全、と言われればその通り。ただ「ソーシャルメディアマーケティング」の本なのだから、動画とツイッターだけじゃなくて、SNSとかまで含めて、幅の広い議論をしてほしかった。
Posted by
初心者の人にとっては教科書になるが、マーケティング=戦争っていうのが少し微妙。 ソーシャルメディアマーケティングはいまや企業のマーケティング=戦争には不可欠な存在となっている。いわば、新兵器である。だが、ただ使うというよりは従来の4マス広告を即効性のあるマーケティングとして用い...
初心者の人にとっては教科書になるが、マーケティング=戦争っていうのが少し微妙。 ソーシャルメディアマーケティングはいまや企業のマーケティング=戦争には不可欠な存在となっている。いわば、新兵器である。だが、ただ使うというよりは従来の4マス広告を即効性のあるマーケティングとして用い、ソーシャルメディアを遅効で、かつ消費者に親和性のあるマーケティングとして用いるといった、統合型のマーケティングをすることでソーシャルメディアマーケティングは意味を成してくる。
Posted by
この本は非常にレベルが低いと思います。マーケティングは「戦争」であるというテーゼを基に議論を進めているけど、それは間違い。マーケティングは戦争ではない。 敵は競合企業で、戦場はユーザーのマインド。おかしいだろ。マインドシェア取れれば、利益上げなくてもいいの?競合を打ち負かさなきゃ...
この本は非常にレベルが低いと思います。マーケティングは「戦争」であるというテーゼを基に議論を進めているけど、それは間違い。マーケティングは戦争ではない。 敵は競合企業で、戦場はユーザーのマインド。おかしいだろ。マインドシェア取れれば、利益上げなくてもいいの?競合を打ち負かさなきゃいけないの? 商売は富の「交換」であって、目的は当然利益を上げること。マーケティングは交換を促進するためのユーザーとの関係作り。最善のマーケティング手段は競合と「戦わない」こと。 議論の出発点がおかしいから、全てがおかしくなっている。ソーシャルメディアについての認識も甘い。KPIの話は特にひどい。
Posted by
現在のソーシャルメディアマーケティング実用書はこの作品ぐらいしかないため、今は教科書になる本。 著者がマーケティング戦争論者なので、ソーシャルメディアマーケティングはゲリラ戦であると定義している事には、大きく外れた考え方ではないが違和感があった。
Posted by
本書は、小川 浩氏と小川 和也氏のマーケティングユニット【オガワカズヒロ】(@ogawakazuhiro)による著書。よくあるツイッター本とは一線を隔しており、企業のマーケティング・コミュニケーション的な考えから、その企業の持つ製品や企業ブランドのポテンシャルをどのように引き上げ...
本書は、小川 浩氏と小川 和也氏のマーケティングユニット【オガワカズヒロ】(@ogawakazuhiro)による著書。よくあるツイッター本とは一線を隔しており、企業のマーケティング・コミュニケーション的な考えから、その企業の持つ製品や企業ブランドのポテンシャルをどのように引き上げるべきかを考える、良書である。 いわゆる、これまでのプロダクトマーケティングではキャズムという言葉が頻繁に使われ、そのキャズム=コモディティ化一歩手前(夜明け前)に持っていくことこそが、ただしいという流れであったが、この本書ではそこから一歩踏み出し、ツイッターが生み出すソーシャルストリーム(造語)をどのように活用し、どのように定点観測し、効果的に資本を透過していくべきなのかを筋道を立てて解説している。 ここで、重要なのが、マーケティングとは現在における経済戦争の戦略であると定義しているところで、ツイッターなどは相手を攻略するための兵器とみなしているところだ。それも戦術クラスではなく戦略レベルでの。故に、参考文献はチェ・ゲバラであったり、孫子であったりとユニークである。 また、Blog自体では、コメントやTBをどれだけ活用するかが争点であったが、偽情報商材の氾濫からか、ほとんどがスパムポストに成り果てていた。しかし、ツイッターにおけるRT(ReTweet含む)という概念が解決しているのではないか、むしろRTを以下に誘発させるかが企業価値の向上につながるのではないかと言う点に着目している。 ただし、先日のUCC事件(Botによる無差別テロ)のように人の血が通わない施策は失敗に終わるということは自明である。 さて、このツイッターと言う武器は大企業よりも局地戦を挑む、中小企業が保有し、有効活用した方が良い小回りがきく良いものだと私は思っている。ツイッターの創業者の一人、ビズ・ストーンもツイッターは人間力の勝利だとGoogleへのアンチテーゼとして語っていたりする。それに呼応するかのように企業アカウントも広報担当が血の通ったやり取りを行っているのが実情である。 さて、本書はツイッター本ではない。当然USTREAMにも、海外のソーシャルメディアマーケティングについても掲載されており、どのように有効活用すればよいかを値段見合いで記載がされている。そして、自社のSM3というROIの壁を乗り越えるための効果測定ツールを後半では解説しているのである。 たしかに、ROIは担当者にとっては常に頭の痛いところで、100万円の投資でなんぼ最終的にどれぐらいの期間で儲かるのか(もしくは回収出来るのか)を説明するのは大変なのである。それを解決できるツールがあるとなるとすれば、マーコムの担当者は喉から手が出る程欲しいものだろう。 このように小川さんはどこにいっても商売上手なのでした。
Posted by
TwitterやYouTube、ブログ、Facebookなど、外部のプラットフォームに公式アカウントやコンテンツを作り、インターネット上のユーザーに自社ブランドを認知してもらい、サービスの売り上げ増につなげる戦略が「ソーシャルメディアマーケティング」だ。そして本著の位置付けは「ソ...
TwitterやYouTube、ブログ、Facebookなど、外部のプラットフォームに公式アカウントやコンテンツを作り、インターネット上のユーザーに自社ブランドを認知してもらい、サービスの売り上げ増につなげる戦略が「ソーシャルメディアマーケティング」だ。そして本著の位置付けは「ソーシャルメディアマーケティングという新しい戦略を社内で検討するための補助的資料」である。 その位置付けの通り、本著は企業の規模や市場でのポジションに沿って、企業が取るべきソーシャルメディアマーケティング戦略をまとめたものだ。第3~6章では、企業を4つのタイプに分類し、ソーシャルメディアをどう使えば何かしらのROIに結び付けられるかを、幅広く論じている。もちろん、ソーシャルメディアを使えば万事がうまくいくとは一言も言っていない。企業規模が大きければマス広告を主体にソーシャルメディアを補完的に使う、小規模の企業ならTwitterにフォーカスしたマーケティングを行った方が効率がいい、など読者の所属する企業を想定し、多数の選択肢を与えてくれている。その中から自社に合うマーケティングの手法を吟味するというのが、この本のうまみを最大限に味わう読み方だろう。 「プロダクトアウト」を主体として、何年も商品やサービスの開発に時間をかけ、市場に送り出した時には消費者の嗜好が変わっており、売れない。これが今の消費者像。これに対し、ソーシャルメディアを使うと、インターネット上の消費者の声を即座に収集することができる。消費者と直接会話をすることも可能だ。ソーシャルメディアにより、「マーケットイン」のサービスや製品開発ができるかもしれない。しかもソーシャルメディア化が避けられない今のWebにとって、企業はいち早くそのソーシャルメディアマーケティングを実践してみたほうが、良い意味でいろんな経験ができるという。ソーシャルメディアに対して二の足を踏んでいる企業は、この本を参考にするとマーケティングの新たな潮流を感じることができるのではないか。 個人的には、「第1章:ソーシャルメディアを理解する」を興味深く読み進めた。Web上のどこかの場所に蓄積されたコンテンツに加え、TwitterやFacebookなどのプラットフォームを即時的にかけめぐる情報に一定の価値が生まれている。iPhoneを含むモバイル端末の普及がそれを後押しし、2010年以降のわれわれの情報の触れ方を大きく変える可能性を感じた。今Webの世界で起きている変化の概略を知りたい人は、この部分だけを読んでみるのもいい。 ちなみに、本著で多用される「マーケティングは戦争」という表現に対して、Twitter上で議論が起きている。それを見る限り、生粋のマーケッターからすれば、市場を作り出し顧客に満足してもらうことがマーケティングの本流と考える。一方著者の小川氏は、企業規模や市場のポジションに応じた戦略があり、例えを用いてそれを分かりやすく伝えるために、一連の表現を採用したのだと推察される。 本著にも記述されている通り、小川氏が導き出したソーシャルメディアマーケティングの戦略は、「日々の実践と試行錯誤から得られた経験則だ。いわば天国に行くための道を探した結果からではなく、地獄に堕ちる道を避けまくって得た知識と勘だ」と言い表している。その「知識と勘」が基になっている定義なので、「マーケティング=戦争」といいう意見は鵜呑みにしない方が良い。個人的には、戦争という表現は戦略を分かりやすく伝えるためのメタファーであり、それをそのまま受け取らなければいいだけだ、という結論に至った。
Posted by
【読書】ソーシャルメディアマーケティング オガワカズヒロ100503 【要約】 ブログやサイトのような静的なコミュニケーションの時代から、twitterなどのリアルタイムなコミュニケーション=ストリームの時代における、企業のSMM戦略・戦術について書かれた本。SMMは強み=リア...
【読書】ソーシャルメディアマーケティング オガワカズヒロ100503 【要約】 ブログやサイトのような静的なコミュニケーションの時代から、twitterなどのリアルタイムなコミュニケーション=ストリームの時代における、企業のSMM戦略・戦術について書かれた本。SMMは強み=リアルタイム性・消費者との直接対話と、弱み=アテンション奪取力の低さを認識した上で、目的に沿って最適な戦略をとることが重要と説く 【感想】「われわれはジャーナリストではなく、まさしくTwitterを軸としたソーシャルメディアマーケティングを実際に行っている企業の経営者だp.4」と書かれているように、ハウツーものに近い。だから小さい雑貨屋さんや、レストランにとってのSMM入門書としてはぐー。大企業などのIMCを考えなければいけない会社はこれだけでSMMに取り組むのは危険かと。残念だったのは、インタラクティブな対話の事例が少なかったこと。たとえばSBの障害者割引みたいな事例を出して欲しかった。それがなかったから、今までの「広告」の枠組みからジャンプした感はなかったなぁ。個人的な課題としてはリアルタイム性をどうやって生かすかってことかなぁ 【引用】 テスラ(電気自動車のベンチャー)の事例 「つまり、これまでのようにB2C的なサービスを使って広告事業を狙うのではなく、B2Cサービスを使って自社を広く知ってもらい、実際にはB2B企業であることを目指す。それも今後のベンチャーの有効な戦略の一つだろう」p.170 「ソーシャルメディアマーケティングにおけるペルソナとは、情報を発信する側に当てはめるペルソナだ(中略)そして、ストリーム時代のソーシャルメディアマーケティングとは、企業が一般の消費者と同じように、ソーシャルメディアに参加することから始まる」p.191 「SMMペルソナには次のいくつかのパターンが考えられる。 ①現実の人格をそのまま使う ②スタッフとしてペルソナを使う ③架空のキャラクターを使う(例:ガチャピン、毎日新聞のコッコちゃん ④ボットを使う」p.191
Posted by
読んでいる途中だが、わかりにくい例えが多すぎて読者の混乱を多少招く気がする。というか、無駄なたとえを省き、本題を多めにしてほしいと思った。
Posted by
シンプルで、わかりやすいです。 一読の価値はあります。 自分がいかに進化の流れに乗り切れていないか、痛感してます。
Posted by