明日をどこまで計算できるか? の商品レビュー
天気・医療・経済の3つの分野にフォーカスをあてて、過去から現在までの『予測』を科学しようとする内容は、あなたに新たな視点を与えてくれるかも? ボリュームがありますが、がんばって。 2010年出版ですが、今現在の社会情勢・環境変化の予測が当たっていて、少しゾッとします…。 【社会福...
天気・医療・経済の3つの分野にフォーカスをあてて、過去から現在までの『予測』を科学しようとする内容は、あなたに新たな視点を与えてくれるかも? ボリュームがありますが、がんばって。 2010年出版ですが、今現在の社会情勢・環境変化の予測が当たっていて、少しゾッとします…。 【社会福祉学科教授 坂下智恵】 ●未所蔵です。読みたい方は学内者限定ホームページから「読みたい!」を送信してください。
Posted by
未来を予測することは、太古からのテーマでした。天文学の発達が未来の天文現象の予測を可能にしたことから、気象・医療・経済などの分野においても、現象のモデル化を行うことにより、将来予測が可能と考えられるようになった。しかしながら、現実にはあまりにも不確定な要素が多く、予測に使うモデル...
未来を予測することは、太古からのテーマでした。天文学の発達が未来の天文現象の予測を可能にしたことから、気象・医療・経済などの分野においても、現象のモデル化を行うことにより、将来予測が可能と考えられるようになった。しかしながら、現実にはあまりにも不確定な要素が多く、予測に使うモデルを重視するために、補足説明(つまりモデルは正しいが、異常値の発生が予測を誤らせる)が多くなり、かえってモデルの信頼性を失ってしまうことが多い。結局、様々な計算によっても、未来を予測するのは不可能ではないかというのが筆者の結論です。 面白いタイトルに惹かれて読んでみましたが、以外と記述(翻訳)内容が難しくて、理解できない部分があった。未来を予測できるかというテーマですが、予測の難しさよりこの本の記述を理解するほうが難しいかも。
Posted by
ちょっと肌に合わず、途中かなり飛ばし読みしてしまった・・ 予測は、大きく分けて気候/健康/富(経済)の3分類に集約できる、そしてそれらは相互関係を持つ数々の影響に左右されるものであり、ひとつに統合した形で扱わなければならない、という視点は参考になった。
Posted by
科学の進歩はどれほど未来を予測できるようになったのか?専門的な内容が多く読むのが大変だったが、非常に興味深く読み応えのある内容でした。
Posted by
タイトル詐欺でもないのだが、(原題も含め)ネイト・シルバーの書くような内容を予想していたので肩透かし 科学で予想できる範囲は各分野でどれくらいか、まずは古代ギリシャからニュートンなどを経由し発展してきた科学を、現代の天気、経済などに応用する ところが作者さんは数学者らしいのだが...
タイトル詐欺でもないのだが、(原題も含め)ネイト・シルバーの書くような内容を予想していたので肩透かし 科学で予想できる範囲は各分野でどれくらいか、まずは古代ギリシャからニュートンなどを経由し発展してきた科学を、現代の天気、経済などに応用する ところが作者さんは数学者らしいのだが、天気や経済などについて一般向けの通説レベル以上の知見は持ち合わせていなくて(付け焼刃でやっつけられても困るが)、あとはカオス理論!ランダムウォーク!で、結局わかりませんと同じ、なんと本書のシメはガイア理論を持ち出して終わってしまう これでは予測でなくて作者の予想なんじゃないの、とガックリきたが、作者の意に反して、1980年ごろまでの科学の進歩のざっくりした見取り図としての利用という意味では、ためになる読者さんもいらっしゃるのでは
Posted by
読まなくても良かった。何も言っていない。 そう感じた。ぐっと来るものは、無かった。フォーミー。
Posted by
予測可能でないことは、生命の深淵なる性質だ。行動があまりに読まれやすい生き物は死に絶える。生体と同じように、経済も予測不能になるように進化するわけである。
Posted by
5章まで読書。返却期限が来たので返却。未来を予測するために計算するという一見単純な論理の裏には、科学思想の大きな流れがあることが分かる。ギリシアの哲学者たち、ニュートン、ケプラーなどの古典力学の世界や天気、遺伝子、経済など、昨今の私たちを取り巻く予測の世界とその限界を平易に書いて...
5章まで読書。返却期限が来たので返却。未来を予測するために計算するという一見単純な論理の裏には、科学思想の大きな流れがあることが分かる。ギリシアの哲学者たち、ニュートン、ケプラーなどの古典力学の世界や天気、遺伝子、経済など、昨今の私たちを取り巻く予測の世界とその限界を平易に書いている。面白い。
Posted by
モデルによる予測の試みを、ギリシャ哲学の時代からカオスまで概観し、モデル誤差の観点から批判したもの。第一部の「過去」における哲学から科学へと連続した部分のまとめは読みやすく、高校生から大学1年生あたりの人とって有益だと思う。第二部の「現在」に関しては、初学者には分かりづらいところ...
モデルによる予測の試みを、ギリシャ哲学の時代からカオスまで概観し、モデル誤差の観点から批判したもの。第一部の「過去」における哲学から科学へと連続した部分のまとめは読みやすく、高校生から大学1年生あたりの人とって有益だと思う。第二部の「現在」に関しては、初学者には分かりづらいところがあるように思う。それぞれの分野の概説書(新書レベルでよいと思う)を読んでから、第二部に取りかかるとその批判が持つインパクトを理解しやすい。第三部に関しては、著者の持つ暗黙の態度みたいなものが見え隠れするけれど、それはそれでおもしろい。
Posted by
明日を知りたい、という気持は、気象予測や、占星術や宇宙の成り立ちに向かう。宇宙の先は、過去であると同時に未来であるから。その感覚が詩的であり、それでいて科学的な語り。
Posted by
- 1
- 2