ベンハムの独楽 の商品レビュー
すこし不思議で奇妙なな短編連作集。 うーん、帯で絶賛されてたので期待値高めすぎたかな。 不思議さや奇妙さで面白いと思って始まった話でもなんだか盛り上がる前にすとんと終わってしまう話が多いように感じてしまったし、それぞれの話の繋がりもそれが巧妙とは思えず……。
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3.2 一つひとつの話が微妙につながっている。それをベンハムの独楽と重ねているのかな?最初の話と終わりの話の登場人物が同じということ?
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味わいの違う話が9つ入った短編集。1話完結で、意外なオチもあるが、話が進むにつれて、それぞれの人物が少しずつ重なりを深めてゆく。不気味な双子、予知能力を持つ男、女子学生の想い出、手を見せない子供、立てこもり殺人事件、宇宙の果てにあるもの、食事代わりに本を読む青年、青春の三角関係、...
味わいの違う話が9つ入った短編集。1話完結で、意外なオチもあるが、話が進むにつれて、それぞれの人物が少しずつ重なりを深めてゆく。不気味な双子、予知能力を持つ男、女子学生の想い出、手を見せない子供、立てこもり殺人事件、宇宙の果てにあるもの、食事代わりに本を読む青年、青春の三角関係、タクシー強盗事件。人間の本性が、やさしさも残酷さも描かれているが、基調はブラックミステリー。
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久しぶりの再読。 この作家さんはこのデビュー作が一番面白い。 共通する魂を持つ双子、五分先の未来が分かる青年、ヒトデの思い出と骨の折れた傘、幼女の目から見た残酷な世界、立て籠り事件とその真相、宇宙船を開発した博士と助手の旅の果て、文字を読むだけで食欲が満たされる青年、男女三人の...
久しぶりの再読。 この作家さんはこのデビュー作が一番面白い。 共通する魂を持つ双子、五分先の未来が分かる青年、ヒトデの思い出と骨の折れた傘、幼女の目から見た残酷な世界、立て籠り事件とその真相、宇宙船を開発した博士と助手の旅の果て、文字を読むだけで食欲が満たされる青年、男女三人の青春と恋、ジャックされたタクシーでのドライブ。 ブラックあり、サスペンスあり、ミステリーあり、ユーモアあり、ドラマあり、風刺あり、どんでん返しあり。 タイトル通り『ベンハムの独楽』のように、一見シンプルな世界のようでいて様々な色彩を見せていく。 一冊で色んな味わいを楽しめた。
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第五回新潮エンターテインメント大賞受賞作品。連作短編集。 ミステリかは微妙。 各話、つまらなくはないが、世の中には他に面白い短編はたくさんある。という感じ。 特徴がないというか、面白い話を思いついた、から脱却できていないように感じた。平坦過ぎるのだと思う。 「アニュージュアル・ジ...
第五回新潮エンターテインメント大賞受賞作品。連作短編集。 ミステリかは微妙。 各話、つまらなくはないが、世の中には他に面白い短編はたくさんある。という感じ。 特徴がないというか、面白い話を思いついた、から脱却できていないように感じた。平坦過ぎるのだと思う。 「アニュージュアル・ジェミニ」と「チョコレートチップ・シースター」は悪くなかったが。 2-
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何も知らないで読んだのだが、短編集かと思えば微妙にそれぞれの話が繋がっているという構成で面白かった。 細かいことはかなりあったが、特に気になったのは少女の視点で書かれているのに、平仮名とカタカナにしただけで子どもが使わないような言葉で語られている所。正直読みにくいだけだった。
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不思議な後味のミステリアスなストーリー。 新人さんということを割り引いても 何かスパイスがきいてないカレー? うまいんだけどコクがない。 タクシーを乗っ取るのは、 「カージャック」で「ハイジャック」じゃないよね。
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二人で一つの魂しかない双子(アニュージュアル・ジェミニ) 突然未来予知ができるようになった知人(スモール・プレシェンス) 思い出の傘と家業を継がなければならないと悩む友人(チョコレートチップ・シースター) いつもみずたまのイチゴのキャンディーをくれるおともだち(ストロベリー・ドリ...
二人で一つの魂しかない双子(アニュージュアル・ジェミニ) 突然未来予知ができるようになった知人(スモール・プレシェンス) 思い出の傘と家業を継がなければならないと悩む友人(チョコレートチップ・シースター) いつもみずたまのイチゴのキャンディーをくれるおともだち(ストロベリー・ドリームズ) 奇妙なコンビニ強盗犯(ザ・マリッジ・オブ・ピエレット) 最新型の宇宙船と博士と助手(スペース・アクアリウム) 本の文字を食べられるようになった彼氏(ピーチ・フレーバー) とある事故をきっかけに友人になった三人の青春(コットン・キャンディー) ハイジャックされたタクシー(クレイジー・タクシー) 不思議で奇妙な短編集。なんとなく世界がつながっているようないないような。 前半は非常にキレ味のいい世にも奇妙な物語だったのに後半はなんとなく失速してしまった。 最初の双子の話はよかった。
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この目次を読んで、うわぁ~ダメだ!と引いた。カタカナタイトルのオンパレード。カタカナ苦手になりつつある、おばさん泣かせなタイトルが つけられた9編でしたが、その内容はタイトルとは正反対で引き寄せられました。 空想・妄想癖をかなり刺激され映像が浮かぶ内容は、エンターテインメント...
この目次を読んで、うわぁ~ダメだ!と引いた。カタカナタイトルのオンパレード。カタカナ苦手になりつつある、おばさん泣かせなタイトルが つけられた9編でしたが、その内容はタイトルとは正反対で引き寄せられました。 空想・妄想癖をかなり刺激され映像が浮かぶ内容は、エンターテインメント大賞を受賞するのもうなずけます。しかし、何故このタイトルじゃなきゃいけないのかが、わからない話もありました。 ストーリーは、いろいろなエッセンスで描かれてとても欲張りです。どれが映像化されてもおかしくないと思いました。映像化された暁には是非、観てみたいものばかりです。
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まったくジャンルにこだわっていない短篇集。お互いがつながりあっていたりするのは今の流行なのかな? 期待して読んでみたけど、面白かったのは最初の1編だけだった。 読む進む毎に小説というよりも個人の妄想に近いものを感じてしまい、次第に興味が薄れてしまった。終盤に出てくる青春を謳いあげ...
まったくジャンルにこだわっていない短篇集。お互いがつながりあっていたりするのは今の流行なのかな? 期待して読んでみたけど、面白かったのは最初の1編だけだった。 読む進む毎に小説というよりも個人の妄想に近いものを感じてしまい、次第に興味が薄れてしまった。終盤に出てくる青春を謳いあげる1編はまるで有川浩みたいで辟易した。タイトルのつけ方もあまりにも独りよがり。 最初の1編のトーンでずっと突き進んでくれれば傑作だったのにね。
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