ローコスト・オペレーション の商品レビュー

高橋修一【著】

2020/01/05

買いてある事は全て基本的な事であり、目新しさは無し。改めての振り返りとしては、一読の価値はあるか。ローコストオペレーションという事で、成果主義や集中購買、工程表による活動の進捗管理、起案の徹底、数値に拘る事、等が大事か。トップ層はある程度空気を読まずに数値に拘ってプレッシャーをかける事も大切なようだ。

2011/01/30

コストカットは最も即効性の高い収益事業という考え方のもと、具体策を著者の経験を交えて書いてある実践的な内容。いろいろな施策はあるが、それを体系的、全社横断的、徹底的にやるのは、やはり社長（トップ）の力量によるところが大きいので、頭で解かってもなかなか成果を上げるのは難しそうだ。しかし、上手くいけば企業力を上げるという説にも納得。著者はあの日本電産の常務だった時期もあるが、そこでの体験談は少なかった。

2010/03/28

　会社の業績が厳しい中、営業黒字を定着するにはどうしたらよいのか？入社３年目の私が対策を考えるために読んだ本。
　①施策の明確化は、新しい事はではなく、過去にあった施策で取り組まなかったことをやる。
　それをやるために、②ローコストオペレーションをやる事を会社全体で共有する。営業の私が読むと、②ローコストオペレーションばかり注目してしまう。営業はこれ以上業績上げられなそうだから、本社や経理が頑張って５％経費削減して利益伸ばしてよと…。
　③スピード重視の経営は、グダグダ時間をかけてやらない。
　④営業と管理の適切なバランスは、社内の力関係が営業が偏りがちだが、コンプラを疎かにして、生き返れないようなダメージを受けたらどうしようもない。会社は営業と管理の２つの車輪で走っている。
　⑤リベラルな企業カルチャーが会社のブランドを作るのかな？私の会社は言えてる方かな？
　⑥人事における透明で公正な成果主義で、印象深いのは、住宅手当などを削って、インセンティブの原資にすること。営業としてはキビシイ。