人類は衰退しました(5) の商品レビュー
「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」は、主人公の少女が学舎で学んでいたころの物語です。学舎に入るのが遅かったためにいじめの被害に遭うことになった彼女でしたが、意外なふてぶてしさを見せてくれます。オチといい、なかなかブラックなテイストが利いています。 「妖精さんたちの、いちにちいち...
「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」は、主人公の少女が学舎で学んでいたころの物語です。学舎に入るのが遅かったためにいじめの被害に遭うことになった彼女でしたが、意外なふてぶてしさを見せてくれます。オチといい、なかなかブラックなテイストが利いています。 「妖精さんたちの、いちにちいちじかん」は、ゲームをパロディ化した話です。ゲーム関係のさまざまなネタが詰め込まれています。
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今回は少女小説とゲームのかなりわかりやすいパロディ 少女小説の方はまだともかくゲームのほうは適当過ぎであるが むしろ逆か こういう話ばかりかかないで一般受けする話をかけば直木賞くらいとれるのに(キリッ) と思うが書きたいものを書いているだけなのだから仕方がない
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こどもっていいね! なぜか分からないけど感動がある…妖精さんが優しいから? でも妖精さんってゴブリンなんだ…。
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シリーズ5巻目。 私ちゃんの過去のお話と、ゲームの世界になっちゃうお話の2編。 過去のお話が、なかなかほっこりするような終わり方をしていて、良いですね。 かわいくてほんわかしてそうなのに、こういう話は少ないので。 まぁ、途中結構きっついことも書いてますが(女学生の心闇?みたいな)。 しかし、妖精さんが頭の中に入ってたのってちょっと怖いですよね…私ちゃん、抵抗なく受け止めすぎ…。 後半の方は、正直自分がゲーム関係に明るくないので、元ネタがわからないのが多かったなぁ…。 テトリスとぷよぷよくらいはわかりますが。 それでもそれなりに楽しめました。 最後にジャンルを美少女ゲームにしてた、助手さんの真意を問うてみたいところです(笑)。
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今回も2本立て。 ひとつ、学園に入った頃。 ひとつ、『人生』がゲームになった事。 人見知りに、人と話すのが苦手となれば こうなるのかも…な状態。 ここまできれいに一人で立っているふりができるのも ある種強さではあるかと思われます。 張りぼてもの、ですが。 でも確かにこういう状態...
今回も2本立て。 ひとつ、学園に入った頃。 ひとつ、『人生』がゲームになった事。 人見知りに、人と話すのが苦手となれば こうなるのかも…な状態。 ここまできれいに一人で立っているふりができるのも ある種強さではあるかと思われます。 張りぼてもの、ですが。 でも確かにこういう状態に置いて、基本的には そういう落ちはよくあるパターン。 むしろそっちではなく、拾った本について それ以上何も起こらなかった事に驚きです。 てっきり乗りこまれブラフ? と思ったのですが。 そして突如としてゲーム化する村。 いや…これ色々混ざってますね? と ゲームをした人ならば、激しく突っ込めます。 落ちものゲームに、グミの消えもの。 ついでに昔懐かしの発射(?)ゲームまで。 最後はRPGで終わるのかと思いきや…。 まさかの落ちはそこですか! でしたし。 という事は、ぴろりろりん♪ は好感度…。
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「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」 学舎時代の回顧物語。 これまでと異なる趣きで、少し戸惑ったが、一番心に響く話だった。 主人公の内面に重点を置き、人としての成長を描いている。 人によっては感動で泣くのでは? 「妖精さんたちの、いちにちいちじかん」 ゲームネタ。 どう見てもテトリスだったりインベーダだったり。 ビット数云々、ポリゴン云々と、これはハマる人にはウケるだろう。
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前半はわたしの学舎時代の話。 ほぼアニメ版と同じだが、こちらのほうが好き。 後半はゲームネタ。半分程度しかネタがわからなかった。 世代の違いかな。 あとがきにやたらと共感してしまった。
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1〜5巻読了。 SF(すこし不思議)、ほんわかパステル調のブラックユーモア(笑。 衰退した我々旧人類に変わり、台頭した新人類「妖精さん」がとにかく素敵。 5巻前半、主人公のダウナー気味にスタートする学舎生活ストーリーが白眉。 身につまされるシリアス有り、友情あり、妖精さんあり。...
1〜5巻読了。 SF(すこし不思議)、ほんわかパステル調のブラックユーモア(笑。 衰退した我々旧人類に変わり、台頭した新人類「妖精さん」がとにかく素敵。 5巻前半、主人公のダウナー気味にスタートする学舎生活ストーリーが白眉。 身につまされるシリアス有り、友情あり、妖精さんあり。 それでいて、適度な狂気に溢れるちょいブラック。 これぞまさに「人衰」。 こういう作品があるからラノベも捨てては置けないのです。
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【読了】田中ロミオ「人類は衰退しました 5」 8月9冊目 8月の9冊目はアニメも好評な「人類は衰退しました」の5巻をチョイス。思えばアニメ1話を見た時に、ブックオフに1巻から5巻が揃っていたので、ガバッと確保したのだけれども大正解。まとめて買えるチャンスはそうそうない。 さて...
【読了】田中ロミオ「人類は衰退しました 5」 8月9冊目 8月の9冊目はアニメも好評な「人類は衰退しました」の5巻をチョイス。思えばアニメ1話を見た時に、ブックオフに1巻から5巻が揃っていたので、ガバッと確保したのだけれども大正解。まとめて買えるチャンスはそうそうない。 さて5巻は2つのエピソードで構成されているのだけれども、注目すべきは前半のエピソードだろう。”わたし”ちゃんの学舎時代のエピソードが語られている。これがまた妙にシリアスなのに、なかなか良い読後感で素晴らしいエピソードなのである。"わたし”ちゃんファンには必読のエピソードだろう。 学舎時代のエピソードなので、アニメの同類誌で登場したYも当然のように登場する。圧巻だったのはYの最初のセリフが間違いなくYの声で脳内再生されたこと。Yの登場シーンはセリフから入るので、その状況、セリフの内容が完璧にYでしかありえないように書かれている。ダメな小説だと誰の会話文なのか前後の記述確認しないと分からないものもあったりするが、こういうところに作者の基本的な筆力の高さが感じられる。 後半のエピソードは妖精さんの作った不条理な道具に翻弄されるエピソード。これは割と普通の「人類は衰退しました」における通常進行なお話。ただ、オチがちょっとニヤリとさせる点が秀逸。
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