ペコセトラ の商品レビュー

渡辺ペコ(著者)

2014/08/24

ゴスロリの朝子ちゃんの純粋な気持ち、わかる気がする。私はもう思春期ではありませぬが。いろんな気持ちを持っていてもいいって思わせてもらえるこういう漫画が好き。

2014/04/06

【レンタル】20140404

デビュー作から2009年までの短編集。
ペコさんは、漫画なんだけど、ファッション誌的であったり、文学的であったり、漫画という媒体をつかっていろんな文化とか感情とかセンスとかつめこんでる。
時にすごくストレートに刺さることがあって読むの怖いけど、怖いものみたさが勝ってしまって結局すきーってなる。
2004年から漫画家なんて、信じられないくらい、作品の軸がしっかりある。

きもちをジャグリングにたとえたり
温泉にゆく電車で知り合ったひとが凶悪犯だったり
デビュー作がゴスロリだったり
エッセイ漫画の才能もあったり
これからも目が離せません。

とりあえず、ぼくは王さまシリーズが読みたくなっちゃった。

2014/02/17

どれも少し元気が出る短編集。なかでもお互い嫌いあってるんだけど、血のつながりから仕方なくいる一緒にいる兄妹の話が最高です。最後、黒澤清監督の「東京ソナタ」のように音楽をうまく使った（漫画なのに…）、ラストは人生の謎の何かを感じ取れてとても感動的だった。

2013/02/12

主人公の心情を面白い視点と表現で描いたジャグリングから始まった渡辺ペコの短編集。
ダ・ヴィンチの編集長の絶賛も納得の作品ばかり。
幼い頃大好きだったおばさんの少し切ない思い出の話や、旅先のほんの出来心と好奇心にヒヤリとさせられる話などバラエティーに富んでいる。
ゴスロリ娘と新しい家族の関係がだんだん丸く収まっていく姿を描いている透明少女も好き。
続編では彼女の初々しい恋愛も見れてほのぼのした。

2012/12/29

渡辺ペコさんの短編集。

「ジャグリング」で「にこたま」でも読んだようなユーモラスな心象風景を描きまくってくれるところから始まった。短編集ということだったので、この調子でたたみかけてくれるのかと思ったら、「あに・いもうと」「透明少女」みたいなゆるりと長めのものが後ろに置かれて、一本調子にならなかった。短編の並べ方がよかったと思う。長めのやつが特に好きだ。ゴスロリ娘が出てくる話とか上手いよなあ。

「台風クラブ」という短編があって、そんな映画確かあったよなと思って調べてみたけど、特に関係はなさそうだった。でもあれ昔から気になっている映画だ。いつか見るだろうか。

2012/08/25

発売されてすぐに本屋さんにいって、その足で喫茶店に入ってどうしてコーヒーが無くなったのか、息継ぎしてたのか分からないくらいもくもくと読みました。読み終わり喫茶店を出て駅前の喧騒のなかを歩きだした時、一気に色々な感情や頬に風が当たる心地よさがぶわわーっと体に流れ込み、何となくまだ手に持っていたペコセトラを顔に押し当ててみるととても良い匂いがしました。なんだかとてもいい気分になっておうちに帰ったのを覚えています。

わたしはたまゆら透明少女がとてもすきです。はっとりくんが夜転んで朝むくっと起きるところのページがなぜだか無性にすき。

2012/08/07

渡辺ペコしか描けないものが、あるなぁ、と。そして、それをこの人は自分でわかってるなぁ、と。それは最初から。画は決してうまくない。でも、いい。とても、好きな漫画家だな、と改めて思う。(12/5/13)

2012/05/15

空気感がすきだな。
ゴスロリのはなしとかジャグリングのはなしとか
好き。

2012.5.14読了

2011/06/26

読んだけれど記憶が全くなくなっていたので再読。
というコメントにあらわれているけれど、
特にメッセージがあるというか、
雰囲気〜な作品だと思う…個人的には。

いちばん最初の言ってもどうにもならない気持ちを
ジャグリングしてる女の子とか、
ロリータ少女に恋する男の子とか、好きでした。

2011/05/05

ストーリーに派手な起伏もなく進んで行くのだけど、
その中にあるオカシさだったり、スコシフギな感じであったり。
日常と非日常の間をゆるーくゆるーく描いてる。

ペコ先生独特の空気が大好きです。