秀吉を襲った大地震 の商品レビュー
カテゴリ:図書館企画展示 2016年度第9回図書館企画展示 「災害を識る」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2017年3月1日(水) ~ 2017年4月15日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペー...
カテゴリ:図書館企画展示 2016年度第9回図書館企画展示 「災害を識る」 展示中の図書は借りることができますので、どうぞお早めにご来館ください。 開催期間:2017年3月1日(水) ~ 2017年4月15日(金) 開催場所:図書館第1ゲート入口すぐ、雑誌閲覧室前の展示スペース
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この先生、文章表現が上手くて新書だけど一瞬小説を読んでるような気分になったり。 歴史も地震も興味あるから面白かった。断層や液状化跡、生で見てみたい。
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地震が日本の歴史に大きな影響を与えていることを、改めて認識させてくれる一冊。 戦国時代の末期の地震と歴史上のイベントの関連がよくわかる、天正地震が起きなかったら、徳川の時代は来ただろうか? 著者の専門の地震考古学の部分は、申し訳ないがあまり興味がわかなかった。
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地震考古学者・寒川旭氏の著書。特に戦国時代~江戸にかけて起きた大きな地震の痕跡について書かれています。 地震考古学は,遺跡の発掘と古文書とを見比べながら,記録に残っていない「記録」を見つけ出していきます。それが謎解きのようでとても面白いのです。 遺跡に興味ある人も,地震学や...
地震考古学者・寒川旭氏の著書。特に戦国時代~江戸にかけて起きた大きな地震の痕跡について書かれています。 地震考古学は,遺跡の発掘と古文書とを見比べながら,記録に残っていない「記録」を見つけ出していきます。それが謎解きのようでとても面白いのです。 遺跡に興味ある人も,地震学や科学に興味ある人も,新しい世界に出会うことができるでしょう。 できるならば,私にもっと日本史的な知識が欲しいところです。そうすれば,地震が起きた頃の様子がもっともっと目に浮かぶようになる気がします。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
秀吉の時代に起きた大きな2つの地震の紹介がある。 天正地震 伏見地震 これまで、さまざまな秀吉の物語や、テレビドラマなどを見てきたつもりだったが、 地震についての記述や様子が思い出せない。 いかに大事なことに気がつかずに生きてきたかを反省しています。
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活動期に入ったといわれる今、どういうことが今後起きる可能性があるのかを知りたくて読んでみた。しかし。琵琶湖や富山でも大地震があったとは知らなかった。要するに日本中、地震のないところなどない、ということがよくわかる。ではどうしたらいいのか。不動産には金をかけない。いつでも移動できる...
活動期に入ったといわれる今、どういうことが今後起きる可能性があるのかを知りたくて読んでみた。しかし。琵琶湖や富山でも大地震があったとは知らなかった。要するに日本中、地震のないところなどない、ということがよくわかる。ではどうしたらいいのか。不動産には金をかけない。いつでも移動できるようにしておく。必ず生き延びる。このくらいか。。
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[ 内容 ] 天下統一の前後、豊臣秀吉は大地震に襲われた。 大坂に逃げ帰った天正地震、城が倒壊した伏見地震―。 しかしこれは遠い昔のことではない。 大地震が続いた秀吉の時代と同じく、私たちも、活断層が活発な「内陸地震の時代」に生きているのだ。 「地震考古学」で読み解く、大地に刻ま...
[ 内容 ] 天下統一の前後、豊臣秀吉は大地震に襲われた。 大坂に逃げ帰った天正地震、城が倒壊した伏見地震―。 しかしこれは遠い昔のことではない。 大地震が続いた秀吉の時代と同じく、私たちも、活断層が活発な「内陸地震の時代」に生きているのだ。 「地震考古学」で読み解く、大地に刻まれた「地震」と「人間」の歴史。 [ 目次 ] 第1章 天正地震と武将たち 第2章 大地が語る天正地震 第3章 地震のはざまの天下統一 第4章 伏見城の鯰、暴れる 第5章 伏見地震を引き起こした活断層 第6章 液状化現象の痕跡を読む 第7章 遺跡に残る地割れと地滑りの跡 第8章 地震後の秀吉と豊臣家 第9章 連動する大型地震 終章 現代と将来の地震 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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★3.5 地震考古学という分野が存在することを、本書で初めて知った。 活断層やプレートに触れて、どのような地震があったかを解説。 そして当時の人の記録を印象し、心情に触れる内容となっている。 東日本大震災以降に、滋賀に滞在した。その際全く余震がなく安心だった。 地元の方もこの辺...
★3.5 地震考古学という分野が存在することを、本書で初めて知った。 活断層やプレートに触れて、どのような地震があったかを解説。 そして当時の人の記録を印象し、心情に触れる内容となっている。 東日本大震災以降に、滋賀に滞在した。その際全く余震がなく安心だった。 地元の方もこの辺はめったに地震が無いと言われていた。 しかし本書によると425年前には、長浜や琵琶湖周辺も揺れまくっていたのが分かった。 もはや、海や活断層から遠く、堅牢な地盤に住むのが一番だという気がしてきた(かつ原発から離れている)。 ってそんな安全な場所、どこにあるのだろう? この本ではおもに天正地震(1586年)、伏見地震(1596年)が取り上げられている。 伏見地震の際、秀吉のもとに誰よりも早く駆けつけたのは細川忠興だった。 (清正だと思っていた)。 駆けつける際に、瓦礫の下敷きになった者が「助け給え候」と叫んでいたのを見捨てて通り過ぎた…という記録(細川家記)がリアルすぎる。 清正についても触れられていた。朝鮮出兵末期についての三成(和平派)と清正(秀吉の講和条件を堅持派)の考え方の違いにも軽く触れられていて参考になった。 不勉強なため、何故か山内一豊は江戸時代の人と思いこんでいたが、本書でそうでない事に気付いた。天正地震時、長浜城城主だったとのこと。 この地震で、唯一の実子与祢(よね)を無くしている。このエピソードが、また気の毒でならない。
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関西には地震がないということを覆す資料があったにもかかわらず、ほとんどH県からは無視されていたのでは、というくだりはとても悔しい思いがしました。 様々な角度での歴史の検証、そしてそれを社会に公表すること、の意義を感じました。 須磨寺の敦盛の供養塔が浜まで転げ落ちていった話は、それ...
関西には地震がないということを覆す資料があったにもかかわらず、ほとんどH県からは無視されていたのでは、というくだりはとても悔しい思いがしました。 様々な角度での歴史の検証、そしてそれを社会に公表すること、の意義を感じました。 須磨寺の敦盛の供養塔が浜まで転げ落ちていった話は、それだけで終らしてはいけないということ。各寺の記録は、本当に現在の私達に貴重な記録を提示していることを痛感しました。 多くの発掘写真に見られる砂の噴出した液状化の様子、地面のずれ、何故か美しいとおもってしまいました。
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