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つづきの図書館 の商品レビュー

4.2

118件のお客様レビュー

  1. 5つ

    38

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    20

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2011/10/16

読了。 ラストはちょっとウルっとくるなぁ~。 図書館を舞台にしたファンタジー+人探し系ミステリの要素があったりして、大人でも十分に楽しめます。 桃さんのつづきが知りたい……。 イチオシです!

Posted byブクログ

2016/07/12

はだかの王様や「おおかみと七ひきの子やぎ」の狼など、絵本から飛び出したキャラクターたちが、かつて自分の物語を読んでくれた子どもの「つづき」が知りたいと頼みこんでくる。 本好きのツボをくすぐる設定。いいなあ! 最近、藤田和日郎の『月光条例』を読んだので、モチーフが似てるなと思いな...

はだかの王様や「おおかみと七ひきの子やぎ」の狼など、絵本から飛び出したキャラクターたちが、かつて自分の物語を読んでくれた子どもの「つづき」が知りたいと頼みこんでくる。 本好きのツボをくすぐる設定。いいなあ! 最近、藤田和日郎の『月光条例』を読んだので、モチーフが似てるなと思いながら読んだ。 話の質は違うけど。裏表紙に鉢かづきがいるから、余計に思い出してしまった(笑) 登場人物が本の中から飛び出す…というのは割と王道だと思うけれど、それを軸に読者(人間)側の問題が描かれているところに現代っぽさを感じる。 主人公の桃さんは離婚歴のある中年女性で、その他子どもたちの家庭環境も少し複雑。 彼らの抱えるわだかまりが、絵本キャラクターの出現によって浮き彫りにされ消えていく、このあたりの展開にカタルシスを感じた。 4つの章に分かれていて、一番気に入ったのは狼と小国順一くんの話。 順一くんを探す過程が面白いし、お母さんが「おおかみと七ひきの子やぎ」を読んで聞かせた理由が切なくて。 最後に「そういうことだったのか…!」と思える話って好きだ。 最後の章も、ここでオリジナルの絵本を出しちゃうのかと心配になったものの、そこはさすがの柏葉さん。 ラストあたり泣きそうになりながら読み終えた。 つるばらさくやの絵のモデルとか、あったら見てみたい。 余談だけど、はだかの王様がメタボ扱いされているのに笑った。そう言えば、痩せててハンサムなはだかの王様って見たことない気がする。 逆に、あまのじゃくは鬼のイメージが強かったので、男の子姿が新鮮だった。

Posted byブクログ

2011/03/07

ここにレビューを書きました。 http://blog.goo.ne.jp/luar_28/e/cf89b0cf242c5aad283fd133a926da87

Posted byブクログ

2011/02/27

すごい。 久しぶりに柏葉さんの本を読んで、分かっていたはずなのに、やっぱりそのファンタスティックで人間くさくて愛らしい世界観に完全に心を持って行かれてしまった。こんな物語をいくつもいくつも紡ぐことができる作家が日本の児童文学界いることを本当に幸せに思う。 児童文学といっても、こ...

すごい。 久しぶりに柏葉さんの本を読んで、分かっていたはずなのに、やっぱりそのファンタスティックで人間くさくて愛らしい世界観に完全に心を持って行かれてしまった。こんな物語をいくつもいくつも紡ぐことができる作家が日本の児童文学界いることを本当に幸せに思う。 児童文学といっても、この本の主人公は子供じゃない。40歳過ぎでバツイチのおばさんだ。しかも正社員には昇格できていない。こんな設定なのに、児童文学として全然違和感を読み手には感じさせないんだから感嘆しちゃうよなぁ。 いろんな謎が散りばめられているのも、いい。小さい謎も大きい謎もバラエティ豊かにあちこちに隠してあって、しかもその謎がなんていうかすごく「現実的」なんだよな。 懐かしくって楽しくってドキドキさせられてでも最後はちょっと泣けて・・・素敵なお芝居を観ている気分だった。 じゃあ何で四つ星かっていったら、『つづきの図書館』の更なる「つづき」をもっともっと読みたかったから。ユニークな登場人物たちとのドタバタな毎日をもうちょっと見ていたかった!悔しい!

Posted byブクログ

2011/02/25

おもしろくて一気に読んだ。図書館のおはなしって大好き。私も図書館が大好きで、司書の資格の勉強がしたいと思っているからか。 はだかの王様、おおかみ…みんな、自分のでてくる本を借りた「○○さん」がどうしているのか「つづきがしりたい!』と絵本から飛び出してきます。みんなみんながかけがえ...

おもしろくて一気に読んだ。図書館のおはなしって大好き。私も図書館が大好きで、司書の資格の勉強がしたいと思っているからか。 はだかの王様、おおかみ…みんな、自分のでてくる本を借りた「○○さん」がどうしているのか「つづきがしりたい!』と絵本から飛び出してきます。みんなみんながかけがえのない一人であること、そして、毎日のさりげない出来事がその人そのものをつくっているということに、はっとさせられました。毎日をかみしめて生活したい、と感じました。

Posted byブクログ

2017/02/17

「つづきの図書館」は、児童向けに書かれたものですが、読み終えた最後に、大人になった人に贈られた本だと感じます。

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2010/12/15

「物語を借りていった子どもたちのつづきが知りたい」と絵本の世界から飛び出してきてしまった主人公たち。はだかの王様やうりこひめのあまのじゃくたちが、図書館司書の桃さんに「つづきが気になる~」とその子を探してくれと頼んでくる。 産経児童出版文化賞で児童書ジャンルだけれど、かなり心理...

「物語を借りていった子どもたちのつづきが知りたい」と絵本の世界から飛び出してきてしまった主人公たち。はだかの王様やうりこひめのあまのじゃくたちが、図書館司書の桃さんに「つづきが気になる~」とその子を探してくれと頼んでくる。 産経児童出版文化賞で児童書ジャンルだけれど、かなり心理描写が深く、家庭背景などが複雑で、大人向け?

Posted byブクログ

2019/01/16

古い本がたくさんある図書館の片隅には、本当にこんなことが起こっていて新しく赴任してきたばかりの司書さんたちを困らせているような気がする。 わたしのつづきを探している本は今もまだ眠っているかな。

Posted byブクログ

2010/12/19

おーもーしーろーいー。 ままならない人生を送ってきた桃さんが、田舎の図書館でふしぎな出来事にあう。 えほんから出てきた王様が、気になっていた子の続きが知りたいと言い出して…。

Posted byブクログ

2011/07/17

話の続きではなく、読んだ人の続きだったんだ。これはこれで、確かに気になるかと。王様も狼も本の中に帰ったのが、寂しい。

Posted byブクログ