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老人賭博 の商品レビュー

3.3

57件のお客様レビュー

  1. 5つ

    3

  2. 4つ

    19

  3. 3つ

    18

  4. 2つ

    9

  5. 1つ

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2020/08/30

松尾スズキは初めてで、期待していなかっただけに、冒頭の展開の速さには惹きつけられた。しかし、映画の収録に入ったあたりからだれてきて、それもそのはず、いい映画を作ることより主役の老人が何回NGを出すかの賭けにスタッフたちが一喜一憂するというつまらない展開には憮然としてしまった。漫画...

松尾スズキは初めてで、期待していなかっただけに、冒頭の展開の速さには惹きつけられた。しかし、映画の収録に入ったあたりからだれてきて、それもそのはず、いい映画を作ることより主役の老人が何回NGを出すかの賭けにスタッフたちが一喜一憂するというつまらない展開には憮然としてしまった。漫画や演劇では面白いかもしれないね。

Posted byブクログ

2020/06/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界観がほかの人の作品にはない感じかな。 ある訳ありな男がひょんなことから弟子になり ごたごたに巻き込まれ、またしょうもない賭博に巻き込まれる…それだけ、本当にそれだけ。 登場人物ははっきり言って救いようのない人ばかり。 芸能界というのがそういうところばかりではないのは もちろん知っているけどいわゆるどぶのような領域というのはきっと存在しているんじゃないかな。 そして、終わり方はなかなかのホラーを感じます。 無事だったの…かな?

Posted byブクログ

2018/08/08

2018/7 松尾スズキに惹かれて。読んでいる途中で老人賭博の意味に気づく。九州弁がいい。なーんか読んだことある話だと思っていたら、昔、モーニングで連載してたみたい。 ハラハラさせられる場面が多く、面白かった。

Posted byブクログ

2018/07/17

映画の地方ロケの最中、年老いた主演俳優のNGをめぐり周囲の人たちが賭けをする、ブラックなコメディ。 ベテランだが主演は初めてで記憶力の衰えてきた老俳優を初め、「心なく優しく」がモットーのグラビアアイドル出身の新人女優、金欠の脚本家、経験の浅い監督など、登場するのは冴えない面々ば...

映画の地方ロケの最中、年老いた主演俳優のNGをめぐり周囲の人たちが賭けをする、ブラックなコメディ。 ベテランだが主演は初めてで記憶力の衰えてきた老俳優を初め、「心なく優しく」がモットーのグラビアアイドル出身の新人女優、金欠の脚本家、経験の浅い監督など、登場するのは冴えない面々ばかりで、撮影はトラブル続き。 製作の現場を熟知している作者ならではの、力の抜けたリアルな描写が笑いを誘う。とくに、改稿した長セリフのくだりは舞台を観ているかのようで、声に出して笑ってしまった。 ちょうど先日、大人計画の舞台を観てきたばかりということもあり、作者の作り上げる世界に浸って登場人物とともにブラックな気持ちになりながら読了。芥川賞候補作も早く読みたいな。

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2016/05/09

俳優としての松尾さんに興味を持ったので、読んでみたが、微妙。 年寄りを賭けの対象にしたり、ちょっとブラック。 でも、奇抜さはないかも。

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2014/05/08

松尾スズキというのと、表紙のイラストに惹かれて読んでみました。 大爆笑とまではいきませんが、けっこう笑えます。 北九州が舞台になっているのにも、何だか親近感が湧いて良かったです。白崎は黒崎がモデルになっているとの事。小倉という地名は出ているので、黒崎もそのままの地名でいけば良かっ...

松尾スズキというのと、表紙のイラストに惹かれて読んでみました。 大爆笑とまではいきませんが、けっこう笑えます。 北九州が舞台になっているのにも、何だか親近感が湧いて良かったです。白崎は黒崎がモデルになっているとの事。小倉という地名は出ているので、黒崎もそのままの地名でいけば良かったのに〜と思いました。

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2013/04/12

先生→三浦春馬 センセイ→リリー・フランキー 小関→北村総一朗 ヤマザキ→松重豊 プロデューサー→小林薫 監督→八嶋智人 を当てはめて読んだ

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2013/04/10

ソフトクリームを持って哀しげな顔をしているおじいちゃんのイラストが 書かれている表紙が強烈。 もうろくしかけているおじいちゃん俳優がスパイスガールズを全力で 熱唱する所や、完全にいじわるとしか思えない長セリフにNG出しまくる シーンは面白すぎる。ただ笑えるだけでなくて人間の黒い...

ソフトクリームを持って哀しげな顔をしているおじいちゃんのイラストが 書かれている表紙が強烈。 もうろくしかけているおじいちゃん俳優がスパイスガールズを全力で 熱唱する所や、完全にいじわるとしか思えない長セリフにNG出しまくる シーンは面白すぎる。ただ笑えるだけでなくて人間の黒い部分や孤独を 感じるところもあって、コメディとシリアスのバランスが絶妙。 楽しく読めたんだけど、ちょっともやもやする所もある。 テーマが見えづらいし、かと言って完全に娯楽小説に振り切れている わけじゃないし。心のない、即席の「関係」や「善」なんて結局 すぐ壊れちゃうのよって事なのかな。 松尾スズキの作品だから尖った面白さがあると信じているけど もしこの違う作家の作品だったら「で、一体何だったの?」としか 思わなかったかも。

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2012/10/24

何か、面白いポイントがよく分からんなぁと思いながら最後まで読み切ってしまった小説。ボリュームと、筋に大きな起伏がないことから、本を読み慣れてる人なら2時間あれば読める。 かといって、つまらなかったかというと決してそうでもなく。この辺が、松尾スズキのクセなんだろうなぁ。 大人計...

何か、面白いポイントがよく分からんなぁと思いながら最後まで読み切ってしまった小説。ボリュームと、筋に大きな起伏がないことから、本を読み慣れてる人なら2時間あれば読める。 かといって、つまらなかったかというと決してそうでもなく。この辺が、松尾スズキのクセなんだろうなぁ。 大人計画の舞台とかが好きな人なら、たまらなくシックリ来る作品なのかもしれません。その意味で、その辺に全く触れずにこの小説にいきなり入ってしまったのが、そもそものミスなのかも。 まぁ読後感は悪くないけど、再読はしないかな。

Posted byブクログ

2012/09/17

昔よく読んでいた、初期の筒井康隆を思い出した。文庫の解説にも、ケラ氏が同様のことを書いていたけども。

Posted byブクログ