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兇弾 の商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2020/08/10

主人公の禿鷹警視が亡くなったのに、まだシリーズが続くってどういうこと?と思っていましたが、なるほど、そう来たかと。よく考えられていますね。 毎回、表紙の絵は重要なシーンを表していて、それも楽しみの一つ。今回もどのシーン?とワクワクしながら読み進めていました。

Posted byブクログ

2012/11/13

誰が主人公なのか分からないまま進んだ。結果前半はごちゃごちゃした印象であったが、後半に向けてようやく一つの方向に向かって行った。結局水間・野田が主人公?

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2012/08/28

悪徳警官が、平気で人をだまし、陥れ、殺人を犯す、人間不信に陥る本。あまりの非道ぶりに、爽快感すら感じます(^^;

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2012/05/01

禿鷹シリーズがあまりにも面白いので、つい手が出てしまう本作。 ストーリーがなんとなく完結した感はあるもの蛇足かな?

Posted byブクログ

2012/02/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ハゲタカシリーズ第五弾、前作で強烈な個性を持つ主人公ハゲタカは死亡。彼が残した極秘資料をめぐり、脇役だった人達が右往左往するカンジでした。 やはりあの個性は他の追随を許さず、シリーズを力強く引っ張ってきました。しかし実は死んでなかった!なんて復活は許されるはずもなくストーリーは練れてると思うものの迫力には欠けてしましますわね。 ただハゲタカの奥さんの存在は気になるところでした。ハゲタカとの関係などとても気になるところです。 思うにシリーズ第一弾でハゲタカの愛人は確か図書館司書かなんか地味な女性だったんですよね、その彼女が殺されちゃって、ハゲタカはそこから狂ったというか、もう破滅的になっちゃったというか、そんな気がします。(以降ハゲタカの女はやくざ絡みの情婦だったりで、しかも無理やり身体を奪って既成事実から入る関係の結び方)最初は女性に対してとても不器用だったような記述もあった気がします。 それが今作で登場する奥さんは肝の据わり方の部分でもハゲタカ並みで、元自衛官だって!自衛官と警官がどこで知り合うんだろ?しかも超絶美形だし…ハゲタカの心象描写が全くなかったので永遠に謎なんでしょうが。 シリーズはこれで終わりなんでしょう、願わくば渋六興行の面々を主役に据えて、また毛色の変わったハードな物語を期待したいですね。

Posted byブクログ

2015/12/08

●:引用 シリーズ本編では、禿鷹の特異なキャラクターの方が主で、ストーリーは従という印象が強い。 本作でも石動寿満子という禿鷹に勝るとも劣らない特異なキャラクターが登場するが、シリーズ本編とは違って、神宮署裏帳簿の争奪戦というストーリー(主)に沿って行動する登場人物(従)とい...

●:引用 シリーズ本編では、禿鷹の特異なキャラクターの方が主で、ストーリーは従という印象が強い。 本作でも石動寿満子という禿鷹に勝るとも劣らない特異なキャラクターが登場するが、シリーズ本編とは違って、神宮署裏帳簿の争奪戦というストーリー(主)に沿って行動する登場人物(従)といった感の方が強い。 ●寿満子は、禿富鷹秋とまた別の種類の強靭な神経を備え、理解不能の行動倫理を持っている。それが、いやでもこちらの不安を掻き立て、落ち着きをなくさせるのだ。禿富は、決して飼い慣らされることのない、野生の獣のような男だった。あるいは、その冷徹極まりない性格から、爬虫類のように無感動な男、と形容することもできよう。しかし、寿満子には野獣とも爬虫類とも異なる、何かがある。同じ底の知れない人間でも、禿富には、自分の行動が人にどのような影響を及ぼすか、状況にどのような変化をもたらすか、その結果を予測するだけの計算高さが、備わっていた。ところが、寿満子にはそれがない。状況などいっさい考慮に入れず、結果がどうなるかを考えることもなく、ただ自分の思うままに行動する、不可解な恐ろしさがある。寿満子の辞書には、おそらく躊躇という言葉はないだろう。 特に後半、ノンキャリ警官、やくざ、ジャーナリストが禿鷹のかたき討ちとばかりに共闘するようになってからは、展開が早くなり、神宮署副署長室占拠後からはスプラスティックコメディー的要素(そもそも現職の警官がやくざを罠にはめ、誘拐、窃盗の手先に使ったあげく、犯人として始末するというストーリーの展開を考えれば驚くに当たらないのだが)も加わって、今までの禿鷹シリーズとは明らかに違う面白さであった。久し振りに12時近くまで一気に読んでしまった。 本編が男性中心であったのに対し、本作は女性が話の中心であるような気がする。→禿鷹司津子対石動寿満子。

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2011/08/25

禿鷹シリーズ。久しぶりです。サラッとした文体だけど、内容はハードです。禿鷹がずいぶんいい人になってしまった感がありますが、この後も外伝が続くのでしょうか?

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2010/09/11

終わったと思っていた「ハゲタカ」シリーズの最新作。 死んでもシリーズが出るハゲタカの存在感はさすが。 逢坂剛の生んだ最高のアンチヒーローですね。 息をもつかせぬ展開で一気に読まされました。

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2010/05/12

前作で終わってしまったと思った、禿鷹が帰って来た! いや、今回も誰が味方で、誰が敵か、が最後までわからない展開に550ページを一気読み。 キーマンだろう、と睨んだ人物もあっさり殺してしまうのが、また意表をつかれる。 次回はどんな形で禿鷹が復活するのか、楽しみ。

Posted byブクログ

2010/04/09

死んだ禿鷹が周囲を走らす。無理がなく、禿鷹の存在が生きている これで終わりかと思うと寂しい。最高のシリーズだった。

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