蛇の歯(下) の商品レビュー
- ネタバレ
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(上巻より) もともとデッカーが捜査の一線を退いたのが 残念なところだったが、 だからといって家族総出で犯人を追いつめるのはどうだろう。 プロフェッショナルさに欠けるのでは。 いくら娘が警察学校に入ることを決意し、 鮮やかなお手並みだったとしても。 今後、警部補はどうなるのか。
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デッカー警部補シリーズです。 相変わらず家庭内に問題を抱え、妻に支えられつつ、 仕事も問題だらけのなか、解決へ突き進んでいきます。 今回は大量殺人事件の裏に潜む、大金持ちの美人が 相手です。
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ううーん、好きなシリーズなんだけど、これはどうなんだろ。ちょっと冗長な感じがする。半分くらいのページ数にできたのでは? デッカーが攻撃される不愉快な場面が再三出てきてイライラするし、解決はなんだか棚ぼた的。何よりリナとの関係が少々不安定なのがファンとしては不満。
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リナ&デッカーシリーズの10作目。 前作「死者に祈りを」の最後がショッキングだったので、このシリーズもう続けられないのじゃないだろうかと心配していたが、杞憂だったらしい。結局のところ、どんな事件が起こり、どんな過去があろうと、人は<生活>することを止めることはできないのだ。...
リナ&デッカーシリーズの10作目。 前作「死者に祈りを」の最後がショッキングだったので、このシリーズもう続けられないのじゃないだろうかと心配していたが、杞憂だったらしい。結局のところ、どんな事件が起こり、どんな過去があろうと、人は<生活>することを止めることはできないのだ。ましてや、養育すべき、守るべきものがそこにいれば、なおのこと立ち止まることは許されない。 高級レストランで解雇された従業員が銃を乱射。犯人はその場で自殺して、事件は決着したかのようだった。 事件の背後を調べるうちに、デッカーは被害者の娘に疑惑を抱く。 その被害者の娘・ジーニーからセクハラを訴えられ、八方塞がりになるデッカー。 訴訟社会って怖いなぁと思う。無実の証明というのは常に難しいものだ。でもって、相手はそれを理解していて仕掛けてきていることが怖い。 ジーニーを、そしてリナを<運命の女、ファム・ファタール>だと思い、けれどリナはファム・ファタールでも心の美しいそれだったと、安堵するデッカーは、うん、可愛いものです。結局のところ、男ってなんだかんだと可愛いもんなんですよと、いうのが裏テーマのような気がする。 デッカーの先妻との娘・シンシアと、デッカーの旧友・エイベルが事件を大きく動かす展開が、なんともフェイらしくてちょっと涙腺が熱くなった。 家族、そして人のつながりを、ここまで肯定できるのは素晴らしいことだと思うよ。 と、フェイ&ジョナサン・ケラーマンの本は、最初の献辞が毎度よくて…。 今回のは特によかったです。 仲良きことは美しきかな、ですよねww
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G 2010.5.11-2010.5.17 最近のフェイ・ケラーマンは新作ごとに面白くなっている。 前作は、リナの前夫の親友が重要な登場人物だったり、 今回は娘のシンディが大活躍だったり、シリーズならではの 楽しみも多くあり、すぐに次作を読みたい気分になった。
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