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更衣ノ鷹(下) の商品レビュー

3.9

26件のお客様レビュー

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2010/04/05

上巻が淡々と進んだので安心していたが、やはり歴史の事実は変わらなかった。 家基が若くして死んだのは事実であり、ここまで田沼派に敵対し話を進めてくると、正直今回のような結果になるのは分かっていたことだが、やはり、残念である。 今後、田沼派が更なる絶頂期を迎えるにあたって、しばらく政...

上巻が淡々と進んだので安心していたが、やはり歴史の事実は変わらなかった。 家基が若くして死んだのは事実であり、ここまで田沼派に敵対し話を進めてくると、正直今回のような結果になるのは分かっていたことだが、やはり、残念である。 今後、田沼派が更なる絶頂期を迎えるにあたって、しばらく政治を離れて進めてもらいたい。 今の世の中、小説位、気楽に読みたい。どうも年のせいか暗く、重いのはどうも。 上下巻のギャップが大きく、戸惑っているのが読書後の感想。

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2010/03/18

ショッキングなことが多い「更衣の鷹」です。 いよいよ田沼意次との対決も大詰めになってきました。 作者はこの先どうするつもりなのか気になりますが、もっと気になったことが2つほど。 ・吉原会所で梅干を食べる場面 「南高梅」  昭和になって南高梅と名づけられたはずですが・・・。 なぜ...

ショッキングなことが多い「更衣の鷹」です。 いよいよ田沼意次との対決も大詰めになってきました。 作者はこの先どうするつもりなのか気になりますが、もっと気になったことが2つほど。 ・吉原会所で梅干を食べる場面 「南高梅」  昭和になって南高梅と名づけられたはずですが・・・。 なぜただの「梅」ではだめだったの? ・佐々木家先代の「最後」に伝えられた言葉・・・という場面、「最後」じゃなくて「最期」ではないのですか? 編集者のミスじゃないかなぁ。 とういことでちょっと困りましたねぇ。

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2010/02/20

磐音シリーズ初の上下巻分冊になったのは、結局、史実の通りに徳川家基を収めるところに収めざるを得なかった故の苦汁の方策であったように感じられました。上巻でほっと束の間の小康の後、下巻では読み進めるほどに重苦しくなっていく展開でした。これが別巻で、永い間待たされて、しばらくぶりに読む...

磐音シリーズ初の上下巻分冊になったのは、結局、史実の通りに徳川家基を収めるところに収めざるを得なかった故の苦汁の方策であったように感じられました。上巻でほっと束の間の小康の後、下巻では読み進めるほどに重苦しくなっていく展開でした。これが別巻で、永い間待たされて、しばらくぶりに読む本だったらと思うと、たまりませんよね。 ほんの最近読んだ「風魔」では史実の裏をかいた大団円という展開であっただけに、こちらも同様の展開を期待したんですが、ままならなかったようです。 このままでは終われませんよね。著者のあとがきによれば、まだまだ続くようですが、屋台骨はどんなお話になっていくのか。。。 (2010/2/9)

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2010/02/17

居眠り磐音・江戸草紙シリーズの32~周囲から田沼意次の話を聞けば聞くほど,敵を知らないことに愕然とする磐音であり,用意周到な田沼に抗う術を見失う佐々木親子であるが,二之江村に続く目黒の鷹狩りは何の支障もなく陰で護衛を勤め上げた。祖父の仇を討とうとする歌女は磐音の前に現れて,如月下...

居眠り磐音・江戸草紙シリーズの32~周囲から田沼意次の話を聞けば聞くほど,敵を知らないことに愕然とする磐音であり,用意周到な田沼に抗う術を見失う佐々木親子であるが,二之江村に続く目黒の鷹狩りは何の支障もなく陰で護衛を勤め上げた。祖父の仇を討とうとする歌女は磐音の前に現れて,如月下旬に祖父の前での決着を何度となく宣告してくる。約束の日に川越への舟に乗った磐音の留守に品川での鷹狩りが行われ,令圓は田沼家の剣術指南を討ち果たすが,渋り腹になった家基が立ち寄った東海寺で世継ぎの容態は急変し,田沼が世継ぎ選定の任を家治から申しつけられ,老中の会議で佐々木家の拝領屋敷を上げ地にすることが伝えられた。即応した佐々木家は今津屋が小梅村に持つ寮への引っ越しを決めるが,荷物を送り出した後で磐音は田沼暗殺に出掛けていく。屋敷前で出会った歌女と対峙するも怒りは消え,いつもの居眠り猫剣法に戻り,分身として磐音の後ろに右手一本で構える者こそ,百年を生きた丸目高継その者であると見破り,家基から拝領した小さ刀で地面に貼り付けて打ち倒した磐音からは,田沼暗殺の気持ちは消えていた。道場に戻ると養父母は自裁しており,養父の遺言通り佐々木家当主となった磐音が単独で,上野寛永寺の裏手の隠し墓に父母を埋葬した。寮で舅姑夫を待つおこんの腹には新しい命が宿っていた~更衣は如月と書く方が一般的だ。18歳の大納言・家基が月に三度も鷹狩りを行うことが異常だ。シリーズ50冊完結をぶちあげているが,読む方も一苦労。書き手は一段落して家族と共に地中海でバカンス。バカンスをあとがきに書いて,値段も上巻より高くするかなぁ(いやはや失敬,上巻の値段と変わらなかった)。まあ,これで一介の浪人に逆戻りで面白くはなる。生計はどうやって立てるのだ? バカンス後の作者が考えることだけどね

Posted byブクログ

2010/02/08

最後の数10ページで、どどっと話が流れ。 最近、死生感みたいなものに興味を持ち始めたので、切腹も理解不可で切り捨てじゃなくて、そこに至る部分に目を向けたく。

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2010/01/09

1/8 安泰と思われた佐々木道場が、、、! 後半になってストーリーは急展開。 完結篇なのか、 これでしばらく休刊なのか。 最後の作者のコメントが気になる。

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