フェイク の商品レビュー
欠かさず読んでいる明野照葉さんの文庫オリジナルミステリー短編集。 「タミちゃん」「ドリーマ」「化粧」「同級生」「増殖」「えんがちょ」「ひっつきむし」「辻灯籠(つじどうろう)」の8つの短篇が収録されています。 本作も期待を裏切られる事なく、どの作品も短篇ならではのキレの良さに加...
欠かさず読んでいる明野照葉さんの文庫オリジナルミステリー短編集。 「タミちゃん」「ドリーマ」「化粧」「同級生」「増殖」「えんがちょ」「ひっつきむし」「辻灯籠(つじどうろう)」の8つの短篇が収録されています。 本作も期待を裏切られる事なく、どの作品も短篇ならではのキレの良さに加え、いつものゾワリとして来る怖いけど読まずにはいられない、そんな面白い作品集に仕上がっています。 女性心理描写の巧みさ、文章の読みやすさ、途中で飽きさせない内容、どれをとっても明野照葉さんの作品は面白いです。
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女の奥には別の貌… 中盤まではそんな感じだったがそれ以降はホラーまでいかないにも霊的な感じの話に。 どれもスキッと解決しないお話ばかり。 くだらない訳ではないんだけど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「タミちゃん」がまさか典子だったとは。 「ドリーマー」で夢と現実がひっくり返っていたとは。 「化粧」に出てくる「胸に残る甘く心地よい思い出を、顧客に提供する会社」の発想が面白い。 最後の2話はつまらなかった。 ーーー 典子は知っている、女の約束は破られるためにあることを。幼い日それを教えてくれたのはタミちゃん、だった(「タミちゃん」)。千夏は仕事の成功と引き換えに、薬の力で眠りを得るようになった。そして見る夢のなか、千夏はいつも同じ部屋へと帰っていく(「ドリーマー」)。……女の奥には別の貌(かお)。底知れぬ女の業を描き出す明野照葉の世界!
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典子は知っている、女の約束は破られるためにあることを。幼い日それを教えてくれたのはタミちゃん、だった(「タミちゃん」)。千夏は仕事の成功と引き換えに、薬の力で眠りを得るようになった。そして見る夢のなか、千夏はいつも同じ部屋へと帰っていく(「ドリーマー」)。…女の奥には別の貌。底知...
典子は知っている、女の約束は破られるためにあることを。幼い日それを教えてくれたのはタミちゃん、だった(「タミちゃん」)。千夏は仕事の成功と引き換えに、薬の力で眠りを得るようになった。そして見る夢のなか、千夏はいつも同じ部屋へと帰っていく(「ドリーマー」)。…女の奥には別の貌。底知れぬ女の業を描き出す明野照葉の世界。
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短編集なんですが、やっぱりこの作者は正直長編の方がおもしろいな。 ネタ的には面白いから、ここから膨らませて長編にして欲しいくらい。 でも、著者独特のくすぐるような心細さの空気感はあった。
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ショートムービー。 ぐるぐると くらくらと、 日常がちょっと歪む。 案外、真実なのかもしれない。
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ホラーに分類されると思うけど、正直なところやや退屈。わかりやすすぎで、ひねりとかないし。後半は苦行だった。
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再読。 どの話も面白かった。 現実を捉えた「ドリーマー」一番好き。 「増殖」はなんともいえず面白い。 2010.10.7 短編集。結末は想像できるものばかり。 でも、こういう暗めの女性心理もの、好きなんだなあ。
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じわじわとした恐怖を感じさせられる短編集。日常的恐怖ややや異形のものが登場する恐怖など、テイストもさまざまです。 お気に入りは「化粧」。誰もがこういう見栄を多少は張りたいものだとは思うけれど、悲しいし怖いです。こういうビジネスって実際にあるんでしょうか。
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短編集 タミちゃん 道路を越えて向かいの町に住む子 ドリーマー 夢と現実との境 化粧 病院で金持ちをきどっていたおばあさんの真実 同級生 同じ名前をもつ女 どっちが本物を語っているか えんがちょ その町に留まると・・・
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