夜魔 奇 の商品レビュー
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甲田学人の不気味さが表れてる本。 『断章のグリム』が苦手な人は『Missing』を、『Missing』が苦手な人は『夜魔』だけでも読むべき。 最後の黄泉子先輩の子供のころの話が好き。そのためだけにこれ買いました。
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「missing」でお馴染みの魔女・十叶詠子と魔人・神野陰之が関わる短編集。 時間軸的には本編よりも前。魔女と魔人の出会いの物語もあり、この二人が好きな人は読むと良いです。
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鏡の中に住む魚、薄くて実用的な文房具の光沢について、美しい蝶と茜色の蠅、そうして、桜の森の満開の下。夜色のマントを翻す怪人が放つ美しくて不思議な物語五つ――ただし並大抵の不思議ではなく、恐怖と生理的嫌悪に彩られた欲望が放つ不思議だ。 ライトノベル特有とされる文体の軽さにすっ飛ば...
鏡の中に住む魚、薄くて実用的な文房具の光沢について、美しい蝶と茜色の蠅、そうして、桜の森の満開の下。夜色のマントを翻す怪人が放つ美しくて不思議な物語五つ――ただし並大抵の不思議ではなく、恐怖と生理的嫌悪に彩られた欲望が放つ不思議だ。 ライトノベル特有とされる文体の軽さにすっ飛ばして読んでしまっては少々勿体ない位である。正直真面目に辿ろうとすると「ぐわー」とか口から変な声が出るくらい痛い。余計な文章が無い分、回避しようがないのが恐ろしい所である。中二病の黒歴史を思い出してのたうち回るのとは別の方向で痛い。殺人鬼がひたひた迫ってくるような恐怖でもなく、幽霊が突如現れる恐怖でもなく、身体の奥からぐわぐわと溢れる得体の知れなさが持ち味か。 デビューのきっかけとなった「罪科釣人奇譚」を筆頭に、突き抜けてしまって爽快スプラッター(うそこけ)な「白刃奇譚」、ロマンチック色の強い「魂蟲奇譚」、書き下ろしの「桜下奇譚」は幻想と伝奇の比率が優。
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元は1冊の単行本だったのを文庫化にあたり二分冊した。片割れはメディア ワークスから出ている『夜魔-怪-』。 『Missing』の魔女と魔人が出てくる。 奇の方を先に読んだほうが良いでしょう。
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十叶詠子と神野 陰之の取り巻きをメインとする話。 十叶詠子が最初からそういうキャラだったのは分かっていた。 神野三郎陰之から夜闇の魔王・神野 陰之になる話が欲しかった できれば、小崎 摩津方の魔術戦争とかもあれば嬉しかった。 そういう点を除けば、Missing番外編として楽しめた。
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痛い、しかし綺麗。漠然としてるけど、それが全て。ホラーともグロとも言えない綺麗さは流石。痛さでは薄刃、綺麗さでは桜下、全体で考えると魔女。なんだかんだ言って詠子と神野のコンビが好きだと再確認。
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2010.4.18購入。 積読をようやく消費。やっぱり怖かった。途中のカッターの話は痛くてきちんと読めなかったんですが、蟲の話は好きだったな。釣人の話は投稿作だとは思えない完成度だと思います。勿論、出版するにあたって担当さん等からのアドバイスと加筆修正は行われているのでしょうが、...
2010.4.18購入。 積読をようやく消費。やっぱり怖かった。途中のカッターの話は痛くてきちんと読めなかったんですが、蟲の話は好きだったな。釣人の話は投稿作だとは思えない完成度だと思います。勿論、出版するにあたって担当さん等からのアドバイスと加筆修正は行われているのでしょうが、それにしても凄い。
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同作者のMissingや断章のグリムシリーズほどのグロさや恐怖は無い、「痛み」の描写が少ないオススメ本。恐怖の感覚は十二分に味わえる幻想的な短篇集です。もっと恐怖や望むならMissing、グロさを望むなら断章のグリムも手に取ってみて。
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Missingの外伝みたいなものかも? 魔女の話が含まれています. まぁ,知らなくても全然楽しめます!! ホラー系なので苦手な方は避けたほうがよいかと...
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甲田作品好きすぎて書ききれない! 2005年の単行本をメディアワークス文庫とわけて文庫化。 桜の話書き下ろし。
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