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子供達をせめないで(文庫版) の商品レビュー

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2010/03/16

往々にしてギャグを描く人の話は、紙一重で重いシリアスであったりする。沈没したくないから笑い飛ばしてしまえ、ということ。では、笑って浮上できないほど、深く傷ついていたら……?現実に、こういう境遇の子供達が、かなりいるだろうな、と思うだけに、胸に詰まる。主人公・睦月の思考回路が複雑で...

往々にしてギャグを描く人の話は、紙一重で重いシリアスであったりする。沈没したくないから笑い飛ばしてしまえ、ということ。では、笑って浮上できないほど、深く傷ついていたら……?現実に、こういう境遇の子供達が、かなりいるだろうな、と思うだけに、胸に詰まる。主人公・睦月の思考回路が複雑で、その行動に読んでて悩むんだけど、最後まで読むと「ああ、これが望みだったのか」と分かるので、途中で投げ出さないで読んでほしい。泣けます。

Posted byブクログ

2010/05/23

新井理恵作品の中では異色。 暗くて痛い。 M-エム-と一部テーマはかぶるかも。 悲しい子供達に幸せな未来が待っていますように。 終章の先に続く未来ならきっと大丈夫。

Posted byブクログ