古典を読む 伊勢物語 の商品レビュー
3章あたりで力尽きました。伊勢物語の解説書であって、入門書ではないです。ある程度伊勢物語を読み込んでいて、これから更に理解を深めていきたい人向け。 覚書 ・もともと、古:伊勢物語があった。おびただしく加筆され、虚実入り乱れ、曲がりくねった成立過程を経て出来たのが現:伊勢物語。 ...
3章あたりで力尽きました。伊勢物語の解説書であって、入門書ではないです。ある程度伊勢物語を読み込んでいて、これから更に理解を深めていきたい人向け。 覚書 ・もともと、古:伊勢物語があった。おびただしく加筆され、虚実入り乱れ、曲がりくねった成立過程を経て出来たのが現:伊勢物語。 ・源氏物語が女性主体の文学なのに対し、伊勢物語は男性主体の物語。源氏物語は、光源氏を主人公にしているので一見男の物語のようだが、理想の男性像を一身に集約させすぎて、かえってイメージが鮮明に浮かばない。読む側がくっきり思い描けるのは、むしろ源氏をめぐる女性たちである。 ・伊勢物語は軽みの文学。芭蕉のいわゆる詫び、寂び、しおり、細み、軽みの、軽み。
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伊勢物語や在原業平を巡る人物、政治的な立場など、とにかく詳しく書いてあります。 ただ、内容が専門的すぎて読むのが大変でした。 ゆえに入門書としてはお薦めできませんが、 ある程度「伊勢物語」や業平に対する知識がある人なら十分に楽しめる一冊。
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