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トヨタ式A3プロセスで仕事改革 の商品レビュー

3.7

5件のお客様レビュー

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2017/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

問題解決A3についての本。A3そのものの細かいハウツーは少なく、また、翻訳が難しく理解しにくい部分がある。 しかし、実際にポーターが上司のサンダーソンのコーチングを受けて行く様子が実践的で参考になる。ポーターが思い付いた解決策に急いで走って行こうとするのを、サンダーソンがしつこく待ったをかけて、しっかりと現状を見るよう指導して行く様が、とても参考になった。

Posted byブクログ

2015/03/17

1テーマをA3用紙1枚にまとめるといろいろいいことがあるよってことかな。 QCストーリーとかプル方式とか直行品質、主査などがまとめてどっと凝縮されている。

Posted byブクログ

2013/08/23

日本語の書名は若干煽りが入っているが、本書は1枚紙の企画書を作る類のハウツー本ではない。トヨタ本社で勤務し、その後米国子会社で工場管理を行った米国人の著者が、共通フォーマット(A3用紙)を道具にプロセス改善を実現する一連の流れを記したものだ。 1980年代に米国で研究されたトヨ...

日本語の書名は若干煽りが入っているが、本書は1枚紙の企画書を作る類のハウツー本ではない。トヨタ本社で勤務し、その後米国子会社で工場管理を行った米国人の著者が、共通フォーマット(A3用紙)を道具にプロセス改善を実現する一連の流れを記したものだ。 1980年代に米国で研究されたトヨタ生産方式は、抽象化・一般化を経てリーン生産方式として1990年代の米国製造業で広く知られるようになった。その後、「リーン」という語は製造プロセス以外の業務プロセスや、ソフトウェア開発など他の分野でも使用されている。 本書では、主人公が上司から与えられた課題(日本メーカーの米国子会社において、本社からの日本語技術文書を翻訳する業務プロセスの改善)の背景と真因を分析し、対策を立て、実行に移していく姿が時系列に描かれている。 主人公はA3のフォーマットを埋めていくのだが、上司に次々とダメ出しされる。主人公は現場を訪問して社内他部署から情報や協力を取り付け、フォーマットを少しずつブラッシュアップしていく。次第に深みを増していくA3フォーマットは、『アルジャーノンに花束を』にてチャーリイの日記が高度化する様を見るようだ。 真因を分析したのち、主人公は改善提案のために各部署に根回しをし、対策計画を立てる。承認を得た後、主人公は実行に移してレビューを行い、問題点の把握と次回の改善を考える。PDCAが回るようになったところで本文は幕を閉じる。 私が感銘を受けたことは2点ある。第1は、内容が非常に明解に描かれている点だ。たとえるなら、師匠について首振り三年といわれた尺八の習熟内容を、適切に要素分解をして誰でも3カ月で身につけられるようにカリキュラム化したようなものだ。 第2は、本書は組織内部の人間がプロセス改善のための分析を行い、対策を主導し、実施責任を担うことを前提に描かれている点だ。組織内部で完結してプロセス改善を進めることは、コンサルティングとして組織の外から改善提案を行うのとは異なる様相を見せるだろう。1人の人間が、分析者→提唱者→実施責任者と役割を変化させていかなければならないからだ。コンサルティング手法に関する書籍は数多く見てきたが、組織内側でのプロセス改善に関しては本書が初めてで、とても参考になった。

Posted byブクログ

2013/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

問題に対する真因を追求することにこだわる必要がある。なぜなぜ5回は、5回やれば良いわけではなく、真因がつかめるなら2回でも9回でも何回でもよい。この真因を見つけることは難しく、通常は安易に導きだしたソリューションで思考停止に至ってしまう。現場を見て、聞いて、さらに見て、聞いて、真因を見つける必要がある。 タイトル、背景、現状、ゴール/ターゲット、分析、対策、実行計画、フォローアップ -引用- 生産の現場に関しては、「データ」ももちろん重視してはいるが、「事実」をいちばん重視している。問題が起きた場合、原因の突き止め方が不十分であると、対策もピントはずれのものになってしまう。 問題をきちんと述べられれば、半分は解決したようなものだ 現状とあるべき姿との間にあるギャップとその理由をつくりだしてきたのは、仕事やプロセスだ。仕事の設計がどうなっているのか、きちんと検証する必要がある。 組織としては会社にとって一番いい道筋をきめなきゃならない。自分が実現困難なきがするからとか、誰かがそのアイデアを気に入らないからとか言う理由でアイデアを捨ててしまってはいけない。

Posted byブクログ

2010/02/07

昔から知りたかった「トヨタのA3」のHOWTO本。A3作成までの思考プロセスは大変興味深かった。まずは実践あるのみ。

Posted byブクログ